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「「R.O.D」READ OR DIE」 的な、生活 (其の参)

2007-05-08 00:40:34 | 読書記録
 予告どおり、三回目は、「R.O.D」READ OR DIE」の第3巻ということで…。

 前回において、横読み(自称)について、書いた、ということは、当然の如く、縦読み(やはり、自称である)という読み方が、存在する。
 つまり、連載ものの本を、数冊並べて、廻し読みすることであるのだが…。これは、ちょっとビブリオ・マニア(蔵書狂) には、無理がある。
 例えば、1巻から5巻を、並べて廻し読み、いわゆる縦読みをすると、時系列に沿わないため、ストーリの展開に着いていけなくなってしまう恐れがあるからだ。
 ある登場人物が1巻にて登場したとして、2巻の途中で死んでしまったりすると、3巻以降、その人物が登場しない、その人物が登場してから、死んでしまうまでの過程、さらには、その後の展開を、同時に読んで、筋書き通りに頭の中で、整理するのは、一苦労するのである。
 よって、縦読みは、したことがない(正確には一度、試みたが、上記の理由で断念した)
 では、連載もの本の内容を、いち早く把握するのは、どうすれば良いのか、実に方法はあるのだが…。

 まぁ、そんなことはさて置き、正しく、本題。

 三巻のあらすじは、読子ウェンディねねねによる、メインストーリーにいたるための、サイド・ストーリーで、オムニバス形式になっている。

 各章ごとの時系列を入れ替えて挿入されている。著者は、あとがきでパルプ・フィクション的感覚が味わえると揶揄しているが、基本的に各章は、独立しているので、さほど違和感は観じない。

 なお、作中に登場する、グーテンベルク聖書は、実在する。しかも、世界でも48部しか現存しない超稀覯本(超レア本)なのだ。(詳しくは、《補足》を参照)
 
 また、風の止まる庭の作者、クライブ・カッスラーは、実在の作家(詳しくは、《補足》を参照)。ただ、風の止まる庭は、書いておらず、イギリスの作家ではなく、アメリカの作家、しかも、ハードボイルド物ばかりの作風で、恋愛小説は、ビブリオ・マニア(蔵書狂)が記憶する限り、書いたことがない。
 ただ、彼の作品の中にレイズ・ザ・タイタニック(タイタニックを引き上げろ)を出しているので、本作品のプロローグとつながている。
 また、この巻よりグーテンベルク・ペーパーの名前が出てくるのだが…。
 と、言うことで次回は、「R.O.D」READ OR DIEの第4巻を予定しております。

《補足》
登場人物&アイテム
 「ウェンデー・イアハート」…大英図書館特殊工作部スタッフ見習い
 「ドニー・ナカジマ」…大英図書館特殊工作部エージェント。第15代ザ・ペーパー。
 「グーテンベルク聖書」…15世紀にドイツ・マインツのヨハネス・グーテンベルクが、活版印刷技術を用いて印刷した世界初の印刷聖書。
詳細は、こちら
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%BC%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF%E8%81%96%E6%9B%B8

 「クライブ・カッスラー」…アメリカの作家。代表作であるダーク・ピットを主人公としたシリーズは、100カ国以上で出版されるベストセラーとなった。
詳細は、こちら
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%83%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%BC


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