ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

気負わず、気取らず、ありのまま。
ゆるりと思ったことを書いていってます。
お気に召したらうれしい限り。

RR

2011年12月12日 22時29分52秒 | 散文詩
あの日 青い空の下 いろんな人に囲まれて
その人と共に歩くことを誓った

今日の空は あの日のように青く晴れ渡ってはいないけど
僕のなかに灯る誓いは ずっと変わっていないよ


振り返るにはまだ歴史は浅すぎて
いまは 目の前を過ぎる日々を
ひとつでも多くの笑顔でいたいと思うだけ


近づけば 近づくほど もっと近づきたくなる
愛すれば 愛するほど もっと愛したくなる


笑顔は笑顔に重なって
ひとつに溶け合っていく

ここから どんな愛になろう
僕らは まだ旅の途中

これからも どうぞ よろしく
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赤い河

2011年10月11日 20時08分30秒 | 散文詩
それは大きな流れでこの身体を呑み込んだ

いくつもの小さなうねりが いくつも折り重なって

気付くと 抗えないほどの大きな流れになっている


息を継ぐこともままならず

ただ身を委ねて 行き着く先を見据えていた

そして きっとそれは意識のどこかで浮かんだ 見たことのある景色なのだろう



そんな思念を巡らせていると

ふと、身体の真ん中から 力のような意思が湧き上がる

抗いたいと思う気持ちになる

知らないうちに安く値踏みしてしまっていた

自分の中の自分が 

叫びにも似た唸りをあげて 立ち上がるのを感じる




誰かは それをプライドと言い

誰かは それをアイデンティティーと言うのだろう

ただ、いまこの場においてはその名前はなんであっても構わない

ひとつ確かなことは 身体を巡る赤い河が

忘れていたそれをどこからか運んできて 思い出させるんだ


たぎるように熱い赤い河

繰り返すばかりの 感度の低い日々のなかで

それは確かに いまも息づいている

ただそこにあり 流れ続けている

ただ静かに生きることを止めない

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美しい人

2010年08月04日 23時40分57秒 | 散文詩
たとえば それはどんな言葉をもってしても

きっと あらわすことができないものだと思う


微笑みの奥に湛える 悲しみを隠せない



光にも 闇にも

痛みにも 安らぎにも

正義にも 悪にも



あらゆる全てと向き合うように

凛とした その姿は

どんな言葉をもってしても

きっと あらわすことができないものだと思う



傷つかずにはいられない人

愛さずにはいられない人

どこまでも ただ美しい人
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体温

2010年06月06日 22時00分27秒 | 散文詩
通り雨が 街を洗い流す
濡れた景色 輝きを取り戻す

いつしか空に広がる青
二人の心を渡るような虹

フレームが捉えたのは きっとその景色だけじゃない

照りつける熱い日差しに焦らされて 上がる体温
切ない想いに気づいた 夏の午後
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風花

2010年03月02日 23時13分12秒 | 散文詩
晴れた2月の空に 舞う風花

顔が崩れるくらいの大きな笑顔で

僕の名前を 呼ぶ声が聞こえた


眠るように目を閉じたまま

そっと風になった

何もかも脱ぎ去って 自由になったね きっと


いくつもの 泣き笑いに囲まれて

幸せを感じていますか?

どこか嬉しそうに見えたから

やっぱり そっと涙がこぼれた
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夏の終わり

2009年09月29日 23時24分10秒 | 散文詩
あんなに夢中だった季節も

いつしか わずかな余韻を残して過ぎ去っていく


なんてことはない

僕の中の一番大切なものが 君ではなくなっただけで

君の中の一番大切なものが 僕ではなくなっただけ



夏の終わりには いつも決まって冷たい風が吹く


僕らは身を寄せるでなく

自分を抱きしめるような姿で

ただ ただ 歩いていく
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虹を待つ人

2009年04月21日 22時27分28秒 | 散文詩
「ねぇ、君は何を待っているの?」

そんな 僕の問いかけに

「虹だよ」と短く答えた君


今にも泣き出しそうな空を

今にも泣き出しそうな その瞳が

ただ じっと眺めていた



全ての景色を染めていくような雨も

優しく包み込むような陽の光も

そのどちらもがなければ 虹は架からない

この空にも

この心にも


心を打ち砕かれるような悲しみがあっても

その後には 必ず虹がかかることを僕らは知っている

だから 泣き出したい気持ちをグッとこらえられる



君の泣き出しそうな瞳の奥に

何かを信じている 強い光を見た気がしたんだ

君が待つ虹は

どんな虹なんだろう


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little sweet

2008年12月07日 22時39分08秒 | 散文詩
何してるんだろう
もう30分も鏡の前で悪戦苦闘
今日に限って決まらない前髪が憎い

こんなに頑張ってることさ、
アイツはちゃんと気づいてくれるのかな?


何してるんだろう
さっきからあてもなくブラブラ
これってただの暇つぶし?それともデート?

思ったとおり前髪のことなんて
まったく気づいてないみたいだし


周りの友達に何を言われたって
「別に」で通してきた
みんなの前で、何にもない振りをするほどに
自分の気持ちを妙に自覚していく


何考えてるんだろう
「今度の休みどっか出かけない?」なんて
期待していいの?
期待しちゃうよ?


何考えてるんだろう
こんな風に隣を歩くことが
いつの間にか当たり前になればいいな


私、恋してるんだな
その横顔をのぞきながら
強がりな心は少しずつ甘く痺れてく

どうせこのまま歩くなら
手、つなぎたいな
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believe

2008年10月03日 00時48分13秒 | 散文詩
夜の風に包まれながら 遠い町のあなたを想う

逢えない夜の数だけ 逢いたい気持ちが募っていく

あなたが残してくれた温もりは

しだいに形を変え さみしさになってしまう

だから呟く Believe in your love.


私が感じるさみしさの分だけ

きっと あなたもさみしい

私が笑顔でいないと

きっと あなたはさみしい


だから泣かない、笑っていよう

あなたの愛を信じていればこそ 

私はいつでもあなたを感じることができるから
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I wish

2007年12月24日 23時45分54秒 | 散文詩
見上げる夜空には かすかに震える星たちがいて

ただただ黒く佇むその景色をささやかに彩っていた



12月24日 クリスマスイヴ

プレゼントを届けてくれたあの人は いつからか僕の元に来る事はなくなった

とは言え 僕もあの人が来るのを望むこともなくなっていた

それが当たり前のことだとどこかで感じていし

それが大人になるということだと感じていた


だけど気が付くとこうやって夜空を見上げるのは

心のどこかでまだあの人が来るのを待っているからなのかもしれない

そんなことを考えて 少しくすぐったい気持ちになった



Ding Dong.Ding Dong.

夜空を渡って幸せの鐘が響く

さあ 願いを星にかけてみよう

みんなが幸せになれるように
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