ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

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ASKA PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2018 -THE PRIDE-   感想その6

2019年04月06日 09時11分28秒 | Weblog
こんにちは、ジニーです。
 
1か月ぶりとなってしまいましたが、昨年開催された「ASKA PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2018 -THE PRIDE- 」の
感想、第6回をまとめていきます。
 
 
2018年の新曲を二つやった後、次は懐かしい曲が演奏されました。
「MIDNIGHT 2 CALL」
 
この歌はなんとなく歌ってくれるように気がしていました。
ASKA自身とても気に入っている曲だと思うし、オーケストラに映えそうなので。
 
しかし、この歌の持つ雰囲気というのは、本当に圧倒的です。
「昔の合図に懐かしい声」
この最初のフレーズだけで、一気にノスタルジーな気持ちが包んできます。
別れた彼女との歌でありながらも、彼女を忘れきれず、そしてもしかしたら
終わったはずの恋が再燃するかもしれないような予感を湛えているこの曲。
オーケストラの演奏に乗ることで、歌の世界観が映画のシーンのように
展開していくようなそんな気持ちになりました。
歌詞のストーリーがそうされるのかもしれませんね。
 
そして、「君が愛を語れ」。
これは外せませんね。
澤近さんのイントロのピアノで「来ました!」ってなる曲はいくつかあるのですが、
そのうちの一つ。
イントロだけで、拍手を送りたくなる曲です。
 
しかし、ASKAの声、2部に入ってからのほうがより圧倒的じゃないか?
後日、本ツアーは最初の公演以降風邪をひいて声の調子が良くなかったと
自信がコメントしているのをよく目にするようになります。
確かに冒頭はだいぶ不安定な印象もあったのですが、こと2部以降はそんなこと
みじんも感じさせない圧倒的なヴォーカルです。
 
風邪を圧して歌い上げようとする気迫が、声に乗り、さらなる厚みになっていたのかも
しれません。
 
 
そしてそんな声で歌い上げる「君が愛を語れ」。
こんなん感動しないわけないじゃん!!
音の波。
本当に今回のライブはこれを感じる。
時に潮騒のような優しさであり、時に荒れ狂う大波のような力強さであり、
様々に表情を変え、包み込んでくるのです。
特にこの曲と次の曲はすごかった。
 
その次の曲というのが「月が近づけば少しはましだろう」。
 
この二つを連ちゃんでやられたらもうだめですよ。
ASKA自身も相当な体力を消耗しながら歌っていたと思います。
さっきも言いましたが、この2曲は特にヴォーカルが圧倒的でした。
 
目を閉じて、オーケストラとASKAの声が織り成すうねりに
身を委ねると、心地よさと力強さの相乗で、頭がくらくらするほどでした。
 
2008年のシンフォニックツアーでも歌われた同曲。
いつもこの歌の深さに酔いしれてしまいます。
きっといろんな人の心の拠り所になっているだろう楽曲。
今回のツアーで、この歌で(ほかの曲でもですが)涙腺崩壊した方も多かったのでは
ないでしょうか?
個人的な感想ですが、この曲は男性のほうが響くような気がします。
僕はと言えば、ただただ圧倒されて、聴き呆けていました。
 
 
小手先の巧さじゃないんですよね。
世の中に歌が上手い人はたくさんいますが、
歌が巧いと言える人はきっとほんの一握りです。
さらに、歌に魂を込められるのは、そこからさらに限られた一部でしょう。
 
 
そんなことを思うと、やはりASKAというシンガーがこの世に生まれたことを
ありがたく感じるのであり、ステージに戻ってきたことを嬉しく感じるのです。
 
 
犯してはいけない罪は確かに犯してしまいました。
そこからの再生を歩もうとする人を、僕は応援したい。
そう、わずかな力が沈まぬ限り、涙いつも振り切れるのだから。
歌声で、心からそう思わせてくれました。
 

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