こんな世の中だからこそ大事にしたいこと

昨日、耳を疑うニュースが飛び込んでいました。

名古屋市長のニュースです。

ソフトボールの日本代表として活躍し、金メダルを獲得した
後藤希友投手が表敬訪問した際に、持参した金メダルを突然
マスクを外してかじったのです。


愛知県に住んでいる一人として、こんなにも恥ずかしいことはないです。
しかも、そのあとのコメント。
「最大限の愛情表現のつもりだった」
もう、このコメントにすべて集約されていますね。


少し視点は変わりますが、
今回のオリンピック、アスリートへの誹謗中傷が問題になっていて
よくそういったニュースを目にしますし、
明らかに過剰な期待やプレッシャーがアスリートを苦しめているような
場面も見受けられます。

なんでも言える世の中になってきたことが、そういった弊害を生み出している。
アナログ的な考えかもしれませんが、そう思えてなりません。

そもそもなんでそういったコメントを選手に直接向けるのか？
それを多くの人の目に触れるSNSなどでコメントするのか？


気配りや心配りができれば、その辺りは考えれると思うんですけどね。


選手に期待していたから、あえて言う。
選手の今後のために、あえて言う。
誰も言えないことだろうから、あえて言う。


は？
って感じです。

先ほどの名古屋市長の「最大限の愛情表現のつもりだった」と同じ。
全部自分目線の、自分の正義を振りかざしているだけにしか見えません。

そういったことは、選手の近くで一緒に戦ってきた監督やコーチに
言う権利があると思います。
それ以外の人が言う必要はないはずです。

どうしても言いたいなら、ひとりごととして呟けばいい。
人の目に見えるところにそのコメントをさらす必要はないでしょう？




今回の金メダルかじり事件も、選手への誹謗中傷も全部同じ、
選手へのリスペクトがない。
愛がない。



僕自身も気を付けようと思いました、相手へのリスペクトを忘れない。
相手への感謝を忘れない。


こんな世の中だからこそ、大事にしたいこと。