貨幣には3つの機能があると言われている。一つ目は最重要の交換機能であり二つ目は保存機能である。そして最後は私が疑問と考えている比較機能という3種類の機能ということになる。
一つ目の機能は特に問題となるものではないが、二番目の保存機能は人間にとって両刃の剣になると考えている。そして最後の三つめの機能、比較機能は私には貨幣にはその機能は言われているような比較というものではなく、比較機能は貨幣以前の物々交換の時代からあったものであり、貨幣が持つ独自の機能とは言えないようである。これは拙著『新・貨幣論 悠久の貨幣の謎に挑む』という本に書いているし、また以前のブログでも書いたと思っているのでここでは省略させてもらおう。
問題となるのは2番目の保存機能であるが、保存機能には良い面と悪い面があると私は感じている。子供がお年玉を貰い自身の預金通帳を作り預金する。それも貨幣が保存できることによるものであり、老人が老後の生活防衛のために日常生活をある面犠牲にしてまで少しでも蓄えをしていく。それも保存機能になるものだ。現代の保存機能ははるか過去の時代の「物」としての保存とは違い貨幣が持つ金額という単位で預金通帳に数字が打ち込まれ、それを必要とするときにはいつでも引き出して使うことができる。つまり市場での交換機能に早変わりする。
誰もがそのような便利なものを持ちたがる、それが金銭に対する欲望といえる。しかし一般のサラリーマンであり労働者でもあればその貨幣を手にするには相当の努力をしなくてはならない。ましては現代のように、いや過去の時代もそうであったが労働を売ることの難しさを日々痛感しているのが現代の時代ともいえる。企業に就職すること、それがいつまでもその企業で働くことができ、給料がこの先何年でも保障されているものではないということをすべての労働者(ここでは正社員も)が知っている時代ともいえる。ましてや非正規労働者が就職口を探し、いつまで働かしてもらえるのかを疑問として感じてもいる。
貨幣を貯めておく、つまり保存機能を使い金融機関に預け、何かあった時のためにと考えたとしても預ける(保存機能)だけの余裕すらない人も多いといえる。多くの人たちには貨幣が持つ保存機能は縁のない機能といえるのではないだろうか。
そこには多くの人たちにとって保存機能はある意味無くてもいいものだといえる。つまりこの機能が持つ考え方と行いはは貧者にとっては両刃の剣の悪い面になっている物であり、その反対に保存機能を有利に使うことは富者をより富者にする機能だともいえる。これからこのブログで両刃の剣の面を私なりに解明していきたいと考えている。
ただ書くことに最近苦痛になっている自分を感じていることから、また頭の回転が悪くなっているので時間がかかるかと思いますがご容赦願います。
一つ目の機能は特に問題となるものではないが、二番目の保存機能は人間にとって両刃の剣になると考えている。そして最後の三つめの機能、比較機能は私には貨幣にはその機能は言われているような比較というものではなく、比較機能は貨幣以前の物々交換の時代からあったものであり、貨幣が持つ独自の機能とは言えないようである。これは拙著『新・貨幣論 悠久の貨幣の謎に挑む』という本に書いているし、また以前のブログでも書いたと思っているのでここでは省略させてもらおう。
問題となるのは2番目の保存機能であるが、保存機能には良い面と悪い面があると私は感じている。子供がお年玉を貰い自身の預金通帳を作り預金する。それも貨幣が保存できることによるものであり、老人が老後の生活防衛のために日常生活をある面犠牲にしてまで少しでも蓄えをしていく。それも保存機能になるものだ。現代の保存機能ははるか過去の時代の「物」としての保存とは違い貨幣が持つ金額という単位で預金通帳に数字が打ち込まれ、それを必要とするときにはいつでも引き出して使うことができる。つまり市場での交換機能に早変わりする。
誰もがそのような便利なものを持ちたがる、それが金銭に対する欲望といえる。しかし一般のサラリーマンであり労働者でもあればその貨幣を手にするには相当の努力をしなくてはならない。ましては現代のように、いや過去の時代もそうであったが労働を売ることの難しさを日々痛感しているのが現代の時代ともいえる。企業に就職すること、それがいつまでもその企業で働くことができ、給料がこの先何年でも保障されているものではないということをすべての労働者(ここでは正社員も)が知っている時代ともいえる。ましてや非正規労働者が就職口を探し、いつまで働かしてもらえるのかを疑問として感じてもいる。
貨幣を貯めておく、つまり保存機能を使い金融機関に預け、何かあった時のためにと考えたとしても預ける(保存機能)だけの余裕すらない人も多いといえる。多くの人たちには貨幣が持つ保存機能は縁のない機能といえるのではないだろうか。
そこには多くの人たちにとって保存機能はある意味無くてもいいものだといえる。つまりこの機能が持つ考え方と行いはは貧者にとっては両刃の剣の悪い面になっている物であり、その反対に保存機能を有利に使うことは富者をより富者にする機能だともいえる。これからこのブログで両刃の剣の面を私なりに解明していきたいと考えている。
ただ書くことに最近苦痛になっている自分を感じていることから、また頭の回転が悪くなっているので時間がかかるかと思いますがご容赦願います。
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