1月16日の日経から『給付金もう一度議論を』
財政制度等審議会(財務相の諮問機関)15日の会合で二兆円の定額給付金に付いて政府に再考を求める決定をした。とある。
単なる国民だけが反対しているわけではなかった。政府の審議官が政府の決定事項の撤回を求めるのは極めて異例とある。その内容は景気刺激効果を疑問視する意見、財政への悪影響等をあげている。
私は再度給付金を家庭というかたちの中で考えてみたい。18歳未満2万円、65歳以上が2万円、その他は1万2千円。どのような方法で渡すのかは今の所解らないが、各家庭に配られることは事実。
だがその家庭に配布されたとき、家庭内でどのように配分されるのかが疑問になる。政策者としては18歳未満の子供に、貴方に与えたのだから貴方の必要な物を買いなさい。また65歳以上のお年寄りに対しても、そのお年寄りが息子または娘の世話になっているときも、貴方のお金ですよ貴方が自由に使ってくだされば景気浮揚の効果が出るのですよ。と言う意味合いが強い金のばら撒きである。
だが今の家庭で子供一人に2万円、老人一人に2万円と言う金額が入ったとしても、その本来の目的に沿って使えるだろうか、その家庭が生活費に追われていれば配布された金は子供や老人に行かずに生活費の補填に回されるはずである。もしくは国民保険税が払えない家庭で家族が病気になっていればまずそちらに使われてしまうだろう。
だがここで問題が起こる、子供は学校等仲間の中で2万円が配布されたことを知ることになる。そのなかのある友達は家庭に余裕があることから新しい自転車等を買い与えられた。その情報はあっという間に子供達に伝わる。親が生活費にもしくは税金の支払いに当ててしまったとき、子供は家の貧しさを友達の前でさらすことになる。
扶養されている老人についても同じことが言える、息子または娘が生活費に当ててしまえば扶養されている老人の手元には届かないことになる。そこには嫁がネコババしたのではないかという猜疑心が心に残る。
それらを考えるとこの発案者は、現在の家庭状況を理解していないのではないかと思える。自分が善政を敷いたと勘違いしているようだが。これはまさに悪政である。
このような給付金は無いに越したことはない。
ちなみに私はくれると言うのであれば断る理由も無いことから、値上がりした地方税の支払いに回すと宣言する。景気浮揚効果はゼロになるが。
財政制度等審議会(財務相の諮問機関)15日の会合で二兆円の定額給付金に付いて政府に再考を求める決定をした。とある。
単なる国民だけが反対しているわけではなかった。政府の審議官が政府の決定事項の撤回を求めるのは極めて異例とある。その内容は景気刺激効果を疑問視する意見、財政への悪影響等をあげている。
私は再度給付金を家庭というかたちの中で考えてみたい。18歳未満2万円、65歳以上が2万円、その他は1万2千円。どのような方法で渡すのかは今の所解らないが、各家庭に配られることは事実。
だがその家庭に配布されたとき、家庭内でどのように配分されるのかが疑問になる。政策者としては18歳未満の子供に、貴方に与えたのだから貴方の必要な物を買いなさい。また65歳以上のお年寄りに対しても、そのお年寄りが息子または娘の世話になっているときも、貴方のお金ですよ貴方が自由に使ってくだされば景気浮揚の効果が出るのですよ。と言う意味合いが強い金のばら撒きである。
だが今の家庭で子供一人に2万円、老人一人に2万円と言う金額が入ったとしても、その本来の目的に沿って使えるだろうか、その家庭が生活費に追われていれば配布された金は子供や老人に行かずに生活費の補填に回されるはずである。もしくは国民保険税が払えない家庭で家族が病気になっていればまずそちらに使われてしまうだろう。
だがここで問題が起こる、子供は学校等仲間の中で2万円が配布されたことを知ることになる。そのなかのある友達は家庭に余裕があることから新しい自転車等を買い与えられた。その情報はあっという間に子供達に伝わる。親が生活費にもしくは税金の支払いに当ててしまったとき、子供は家の貧しさを友達の前でさらすことになる。
扶養されている老人についても同じことが言える、息子または娘が生活費に当ててしまえば扶養されている老人の手元には届かないことになる。そこには嫁がネコババしたのではないかという猜疑心が心に残る。
それらを考えるとこの発案者は、現在の家庭状況を理解していないのではないかと思える。自分が善政を敷いたと勘違いしているようだが。これはまさに悪政である。
このような給付金は無いに越したことはない。
ちなみに私はくれると言うのであれば断る理由も無いことから、値上がりした地方税の支払いに回すと宣言する。景気浮揚効果はゼロになるが。
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