楢篠賢司の『人間とは』

人間とは何かを研究しています。現在は経済学を自分のものにしたいと目下勉強中です。

貨幣社会における貧富の差 Ⅵ

2016-04-04 05:29:33 | Weblog
 
 現在「新年度4月1日」の状況では」経済を立ち上がらせようとした政策が逆の現象となっている。これ以上マイナス金利が積みあがれば人々の不安を増幅させるだけでしかないように思えるが。
そこでこのような状態から脱却する方法はないものだろうかと多くの経済学者は考えていることだと思う。考えなかったらおかしいと言える。

 最近の科学は宇宙の謎に迫ろうとし高額な研究費を使い小さな質量を持つ物質を追っている。その一方で人工頭脳が人間の領域に迫っている。このように最新の科学は目覚ましいスピードで未来に向かっている中で、地球上の万人が影響を受ける、最も身近な経済学では何らかの研究が進んでいるのだろうか。
今こそ本来考えなくてはならない経済としての国債発行のルーズさをこの先どうなって行くのかを考えるべきではないだろうか。なぜ国債をここまで発行し積み上げてしまったのか。

 その結果これ以上発行しても経済は好転しないというところまで追い込まれてしまった。そこで打たれた手は市中にお金は有り余っている、当然個人がその金を持っているはずだと考え、それを使わせればよいという、この社会を守ることを優先し最も簡単な発想に行きついてしまった。しかしそのことは根本的な解決策という理論もないまま突き進んでしまった結果だと言える。これが現在金融政策を任されている高給取りの方々の発想といえるのか。何も知らない無名の私ごときものに言われても腹も立たないのか。

 政策者はとくで考えてほしい先の文で私が引用した。

世界人口の1%にあたる富裕層が持つ富は、2016年には残りの人口の99%が持つ富の合計を上回り、世界全体の富の半分を上回るとする報告を19日、国際NGOオックスファム(Oxfam)が発表した。

本来は富裕層からとらなくてはならないのではないか。どこか間違っている。

 しかし経済がうまくいかなくなれば宇宙を知ること・海底を知ること・人間の脳(人工知能)を知ること全てがダメになってしまう。本来は全てに優先して経済を研究しなくてはならないはずだ。地球上のすべての人間の生活そして未来がかかっているからだ。それを一時のごまかし金融政策でいいものだろうか。

 ではなぜ貨幣、つまりお金の蓄蔵が今の経済をここまで追い込んでしまったのかということになる。方や輸出で稼いでいる自動車関係、他の企業に働いている従業員または公務員の人達は現在の日本の状況に満足しているのか、しかしそのような方々も日銀が採った金融政策としてのマイナス金利政策にはこの先の不安を抱いているのではないだろうか。ベースアップを勝ち取り、ボーナスとして手に入る金額もアップし、そしてマイナス金利政策、その本来としての意図は貯蓄に回してもお金は増えないですよ、安心してお金を消費に回してくださいという金融政策者の心根があるはずであったことだろう。

 最近の私の文章、自分で読み返しても点数を付けられるところまで来ていないと自分なりに判断している。来年は80歳という年齢がそうさせるのか、書くことがつらくなってきている。この先書くことの『種明かし』を先にすれば『貨幣の蓄蔵機能が悪であり』交換機能を重視した金融政策をとることが貧富の差を無くし住よい人間社会になる。そのように信念はもっているのだが、どのように書けばいいのか情けない話だが迷っている。

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