日本旅行に行っていた娘と娘の友達は関西空港を夜の10頃に出発して、ブリスベン経由でメルボルン空港に着いたのは午後五時くらいでした。
ラッシュアワーの時間でしたから、グーグルマップを見て1時間20分くらい前に家を出発して、、、ほぼ、時間通りに空港に到着出来ました。駐車場ではなく空港の建物の直ぐ隣で、停車時間は1分以内の場所でしたが、娘達が丁度出て来た所で、ドンピシャで車に乗せることが出来ました。車に乗せたのは、娘の他に、一緒に旅行に行ったエリーとイビーで、飛行機の中ではあまり眠れなかったようで、娘とエリーは車の中で眠ってしまい、車の中では今回初対面だったイビーから日本旅行の感想や生い立ちを聞く事が出来ました。
イビーは12歳までニューサウスウエールズ州の農家で育ったそうです。羊の放牧と稲作の農家だったそうですが、、、両方合わせて農園の広さは6000エーカー。縦と横がそれぞれ数キロの長さだったそうですから、、、日本でいうなら一つの町か市の大きさでしょうか。それでも、その地方では小規模な農家だったそうです。
稲作の農薬散布は飛行機を使ったそうですから、スケールが日本と違いますよね。日本の平均的な農家の面積は約2エーカーくらいですから、広さは日本の普通の農家の大きさの3千倍です。
ただ、日本の農家と同じように、、、彼女の両親の農園も農繁期には休みもなく大変ですし、農業機械などは高いですから、それ程裕福な暮らしができたわけではなかったそうで、、、広い農園を売って、中学の時に一家でメルボルンの北へ2時間程行った所にあるベンディゴという町に引っ越したのだそうです。
日本でも農家の後継ぎになる人は少なくて、高齢になって農業を止める人が多いと思いますが、、、オーストラリアでも農業は週末に休みを取れるわけではないし、安定した収入が得られないので、イビーのお父さんの様に農園を売る人は多いそうです。
そこでは60エーカーのホビーファーム、つまり趣味の農園で、馬を飼っていて、趣味は乗馬なのだそうです。彼女が日本で一番興味があったのが、日本の農家で、好きだった場所は白川郷だったそうです。
いかに日本の田んぼが小さくて労働集約型かということに驚いたそうです。オーストラリアの稲作では種をそのまま田んぼ(水稲)に蒔くそうで、、、日本の様に苗床で苗を作ってから田植え機で苗を一本づつ田んぼに植えるような面倒なことはしないそうです。
イビーはモナシュ大学の工学部で電気工学部を今年卒業して、来年からの就職先は大手の電力会社だそうで、一時間ほど話しただけで、頭脳明晰だと分かりましたから、、、将来は有望な電力会社のエンジニアになることでしょう。
という訳で、、、今日は娘の友達のイビー(写真、向かって右側、左はエリー)とのお喋りのお話しでした。
それでは明日も、このブログでお会いしましょう。
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