日本デザイナー芸術学院名古屋校の第52回卒業制作展を、名古屋市の愛知県美術館8階ギャラリーで見てきました。
会場に並ぶグラフィック、イラスト、アート、キャラクターなどのデザイン作品。磨いた腕と表現力の競演を見る思いでした。展覧会は26日(日)まで。
卒展らしく知恵を絞り、制作に取り組んだ意気込みが伝わってきます。
志賀直哉や坂口安吾らの小説のワンシーンを立体作品に。作品の傍らにはシーンのページに付箋を付けた小説が置いてあり、ページを開いて鑑賞させてもらいました。
細かく砕いた陶磁器の欠片を繋ぎ合わせて作った「ひらがな」文字で万葉集の歌をプリントした令和らしい作品も。
ボルトなどの金属部品を組み合わせて制作したデザインには、しばらく見とれました。
漫画やアニメ映画のフレーズを喜怒哀楽に分類して描き、64枚のTシャツにプリントした力作もありました。
陶磁器の欠片でつくった「あいうえお」㊤でプリントした万葉集㊦