名古屋駅正面に通じるイチョウ並木の26日午後の様子です。
郊外の自宅近くにあるバス停のイチョウは「落葉盛ん」の状態なのに、こちらはご覧のように黄色と緑色が混在するまだら模様です。
この大通りの愛称は桜通ですが、街路樹の中心はイチョウ。古木というほどではありませんが、大通りを両側から包み込むような景観です。
黄色と緑色は木によっての違いだけでなく、同じ木の中で黄色の部分と緑色部分があるのもあります。
都心の街路樹のイチョウに色づきの時間差が生じるのは、都市の明るさのせいと言われます。イチョウに限らず植物の多くは日照時間や気温を感じて開花や紅葉・紅葉などをしますが、人工的な灯りが加わってより複雑にしているというのです。
ビルからの灯り、車のライト、繁華街のネオン、太陽の落日を早める高層ビル・・・。日照時間を複雑にしている要因はいっぱいあります。この季節、光り輝き街を彩るイルミネーションもそうでしょうか。
街路樹の感覚を狂わせているのは、日照時間だけではありません。高層ビルが起こすビル風、車の排ガス、完全舗装された地表の温度、反射熱、日差しを遮るビル、浸透が遮られた雨水・・・。
イチョウたちが何だか可哀想になりました。