東山動物園の北園側にあるクロサイ舎に近づき、このシーンを目撃して一瞬びっくりしました。「これでは、庭の草が一日でなくなってしまうよ」と。
よく見れば、手前に伸びる庭の草と、クロサイが口にしている小枝の葉とは全く違うのに。
クロサイはケニア、タンザニアなどに生息。本園側にいるインドサイのような分厚いヨロイはまとっておらず、大きさもやや小ぶりです。でも、角は1本のインドサイに対し、クロサイは2本持っています。前の角が長くて50㎝にもなるそうです。
早とちりに苦笑いしながら、動物園の動物たちに野生の本能を体感させるエンリッチメントのアイデアが頭に浮かびました。
「クロサイの園庭を何区画かに区割りして超スピードで成長する草を育て、夏場の週1回ぐらい区画内にクロサイを入れて食べさせたらどうか」というわけです。
しかし、そのためには現在の何倍かの広大な園庭が必要。早とちり屋らしい発想ですね。
絵は6号です。