『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第607号 別冊編集後記
第607号(No.607) 2021/11/20
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その18)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [9]
<左利きプチ・アンケート> 全公開(9)
利き手調査アンケート編について」
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※『週刊ヒッキイ』は、
・ 2014年7月より
月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
・ 2019年10月より
第一・第三土曜日の発行は、新規配信
第二・第四土曜日の発行は、バックナンバーからの再配信
に変更しました。
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引き続き、再配信はしばらくお休みとします。
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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン
右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第607号(No.607) 2021/11/20
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その18)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [9]
<左利きプチ・アンケート> 全公開(9)
利き手調査アンケート編について」
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ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [9]
<左利きプチ・アンケート> 全公開(9)
利き手調査アンケート編について
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「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年」
の7月以来の18回目です。
2004年年頭から2009年年末までの更新し続けたホームページ
『レフティやすおの左組通信』復活計画として、
メイン・コンテンツを順に全面的に
このメルマガで再生・復活させる、の9回目です。
今回は久しぶりということで、
今後予定している「利き手調査」アンケート編について
見ておこうと思います。
┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その18)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [9]
<左利きプチ・アンケート> 全公開(9)
「利き手調査」アンケート編について
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●「利き手調査」、「利き手テスト」とは何か?
そもそも「利き手調査」とか「利き手テスト」とは、
どういうものでしょうか。
なぜそのような調査やテストが必要なのでしょうか。
八田武志さんの『左ききの神経心理学』によりますと、
人間の脳は、左右の二つの大脳半球があり、
その奥に小脳等の神経組織があります。
この左右の大脳の機能差(ラテラリティ)を研究するとき、
《研究対象である人間のきき手が重要な要因として関係し、
その判定は標準化された検査で実施すべきである》(p.v)
といい、
《「きき手はこれこれの方法で決めました」》
という手続きが必要だったといいます。
では、どのようにして利き手を決めるのか、が問題になります。
一番手っ取り早いのは、
「あなたは右ききですか、それとも左ききですか」と尋ねること。
しかしこれでは正確な判定はできない、といいます。
なぜなら
《尋ねられた人が、
どのような動作を念頭において答えるか分からないから》p.24
ある人は字を書く動作を、またある人はご飯を食べるときの動作を、
あるいはブラシで髪をとく動作を思い浮かべるかもしれません。
また、すべての動作を一方の手でしか行わないとも限りません。
で、実際に自分で判断して答えた結果と、
「利き手テスト」で判定された結果を比べてみますと、
その間の相関関係は案外低いことが報告されているそうです。
次に考えられるのは、実際に何か動作をさせてみて判定すること。
ここでも、何の動作をさせるかという問題がありますし、
実際に行うとなると、時間も経費も大変になります。
実際に片手動作を行わせ、利き手テスト質問紙の結果と比べても、
必ずしも一致するという単純な関係ではないと報告されているそうです。
そこで登場するのが、「利き手テスト」です。
質問紙を作成してそれに基づいて利き手を判定するものです。
「エディンバラ利き手テスト」を例に説明しますと、
1.文字を書く
2.ボールを投げる
3.ハサミを使う
等々の質問に対して、どちらの手を使うかを尋ねるものです。
で、それぞれの項目で、
ほかの手を使わない場合は、++、ほとんど使うの場合は、+、
を記入し、それぞれの点数を数式に当てはめ、
ラテラリティ係数LQ(Laterality quatient)を算出します。
(右手の+の数)-(左手の+の数)を
(右手の+の数)+(左手の+の数)で割って、100を掛ける。
LQの数値が、+の時は右利き、マイナスの時は左利きと判定されます。
数値は、その度合いとなります。
『左ききの神経心理学』で紹介されているものとして、
「エディンバラ利き手」、「アネット尺度」、「H.N.利き手テスト」、
「ポラック・コレンきき手テスト」、「チャップマンきき手テスト」
があります。
*参照:八田武志『左ききの神経心理学』医歯薬出版 1996/11/1
(画像:八田武志『左ききの神経心理学』医歯薬出版 1996/11/1)
●「利き手調査」アンケート編について
<左利きプチ・アンケート>には、
「利き手調査」というアンケートがいくつかあります。
それぞれ、上に説明しました利き手テストによるアンケート調査です。
『左ききの神経心理学』で紹介されているもののうち、
最も普及しているという「エディンバラ利き手」と、
それを基に日本人に多い、左利きでも子供時代に右使いに変更している
「字を書く」といった動作を省いた日本人向けに改良した
八田さん等の作成した「H.N.利き手テスト」、
同書刊行当時の最も新しい利き手テスト「チャップマンきき手テスト」
の3つと左利き・利き手研究本に紹介されていた利き手テスト2種、
の合計5つの利き手テストを取り上げています。
・・・
○第14回 05.2.27-3.26 貴方の利き目は右左どちらですか
第20回 05.9.4-10.2 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう
第22回 05.10.30-11.26 エディンバラ利き手調査
第23回 05.11.27-12.24 利き手調査第3回 H.N.きき手テスト
第24回 05.12.25-06.1.21 利き手調査第4回 chapman利き手テスト
○第28回 06.5.7-6.3
利き足を調べてみよう・チャップマン利き足テスト
第33回 06.9.24-10.28
新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる [停止中]
09.8.23
再版(第33回)新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる
第35回 06.11.26-12.23
新版・利き手調査第2回―エディンバラ利き手調査
10.5.1 再版(第35回)
第37回 07.1.28-2.24 新版・利き手調査第3回―H.N.きき手テスト
第39回 07.3.25-4.28 新版・利き手調査第4回-chapman利き手テスト
第41回 07.5.27-6.23
新版・利き手調査第5回 (mcma)マクマナスの利き手テスト
○第49回 08.1.27-2.23 新版・利き目は右左どちらですか
○第51回 08.3.23-4.26
新版・利き足は右左どちらですか―利き足テスト
・・・
以上、利き手調査が4件(それぞれ新旧二回)と
「利き目」「利き足」の調査が2件(新旧二回)があります。
「利き手調査」4件は、それぞれ
「第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう」は、
前原勝矢『右利き・左利きの科学』(講談社/ブルーバックス)
に紹介されていたもの。
「第22回 エディンバラ利き手調査」
「第35回 新版・利き手調査第2回―エディンバラ利き手調査」と
「第23回 利き手調査第3回 H.N.きき手テスト」
「第37回 新版・利き手調査第3回―H.N.きき手テスト」と
「第24回 利き手調査第4回 chapman利き手テスト」
「第39回 新版・利き手調査第4回-chapman利き手テスト」は、
『左ききの神経心理学』に紹介されていたもの。
「第41回 新版・利き手調査第5回 (mcma)マクマナスの利き手テスト」
は、イギリスの左利き研究の権威、クリス・マクマナスの著書
『非対称の起源 偶然か、必然か』
(大貫昌子/訳 講談社ブルーバックス 2006.10)
に紹介されていたもの。
(画像:前原勝矢『右利き・左利きの科学』講談社/ブルーバックス 1989/6/1,
クリス・マクマナス『非対称の起源 偶然か、必然か』大貫昌子/訳 講談社ブルーバックス 2006/10/21)
○印のアンケートは、「利き手以外の利き目・利き足調査」です。
人には「利き手」以外にも、
「利き足」や「利き目」といったものがあります。
ボールを蹴るときどちらの足を使うかとか、
望遠鏡や顕微鏡をのぞくときはどちらの方の目を使うか、です。
他にも「利き耳」、あるいは「利き脳」をいう研究者もいるようです。
「利き足」や「利き目」などは、
利き手と基本的には、相関関係があるとされています。
・・・
最初の頃は、購読者数も少なく、
アンケートとしてはほとんど機能していないような状況でした。
また内容的にも、当初は右利きも左利きも関係なく、
テストの結果を単純に振り分けただけでした。
ということもあり、再度「新版」を出しました。
自分自身の判定――自分で自分のことを「右利き」
あるいは「左利き」と思っている人別に、答えてもらうことにしました。
実際の利き手テストの結果とご自身の認識とはどうなるのか――
当たっているのか違っているのか、を見たかったのです。
さて、実際にはどうだったでしょうか。
●mixiの左利き関連コミュニティからのアンケート投票
以前も書きましたが、一部のアンケートで、
mixiの左利き関連コミュニティからの大量投票などもあり、
かなりの数字が出ているアンケートもあります。
ただこのコミュニティの参加者は、私のいう「中間の人」
――右利きとも左利きとも決め付けがたい人たちで、
そういう構成員の性格上、
アンケート結果も非常に偏ったものになった、
ともいえるものになっています。
まあ、とにかくみていただくのが一番でしょう。
次回から、ボチボチ紹介していく予定です。
乞うご期待!
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★600号までの道のり(7)第141号~第160号
第141号(No.141) 2008/7/12
「初めての生活技術(2)ルーファス」
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲
―その16― 初めての生活技術(2)ルーファスの場合
第142号(No.142) 2008/7/19
「左手書字の研究―実技編(6)」
(6)実際に書いてみよう―線を書く練習
第143号(No.143) 2008/7/26
「<左利きプチ・アンケート>第55回」
第55回 書字は右手左手どちらですか?
第144号(No.144) 2008/8/2
「<左利きQ&A>(21)カメラと左利き」
(21)カメラと左利き
第145号(No.145) 2008/8/9
「初めての生活技術(3)人と違うということ」
第146号(No.146) 2008/8/16
「左手書字の研究―実技編(7)」
(7)実際に書いてみよう―文字を書く
第147号(No.147) 2008/8/23
「<左利きプチ・アンケート>第56回」
第56回 左利きや利き手の情報をどこから仕入れますか?
第148号(No.148)2008/8/30夏季臨時増刊「既刊号一覧2008年前期」
第149号(No.149) 2008/9/6「<左利きQ&A>(22)左利き..本1」
★左利き講座<左利きQ&A>★
(22)左利き・利き手について勉強する本(その1)
第150号(No.150) 2008/9/13「初めての生活技術(4)左利き編み物」
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲
―その16― 初めての生活技術(4)左利き編み物
〓左利き子育て( ..)φメモ〓 自分自身を肯定できる子供に!
第151号(No.151) 2008/9/20「左手書字の研究―実技編(8)」
≪左利き学入門≫「左手書字の研究―実技編」..第三土曜日掲載
(8)縦画・横画の指使い
第152号(No.152) 2008/9/27【創刊三周年】
「<左利きプチ・アンケート>第57回」
◆創刊三周年のあいさつ◆ ・・読者の皆様へ・・
第57回 左利きの著名人・タレントに興味がありますか?
◇c(^0^)y レフティやすおの ( ..)φメモ◇
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』三年間のあゆみ
(1)創刊から2006年まで
第153号(No.153) 2008/10/4「三周年記念放談/四年目に向けて(1)」
(1)【左利きの本について】
第154号(No.154) 2008/10/11「三周年記念放談/四年目に向けて(2)」
(2)【社会を変えるのが親の務め】
第155号(No.155) 2008/10/18「三周年記念放談/四年目に向けて(3)」
(3)【社会を変える具体的方法とは?】
号外 2008/11/27「ひと月お休みのお詫びとお知らせ」
第156号(No.156) 2008/11/29「<左利きプチ・アンケート>第58回」
第58回 今自分の利き手に満足していますか?
第157号(No.157) 2008/12/6「<左利きQ&A>(23)左利き..本2」
(23)左利き・利き手について勉強する本(その2)
第158号(No.158) 2008/12/13「初めての生活技術(5)/左利き本」
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲
―その16― 初めての生活技術(5)ちょっと総括
第159号(No.159) 2008/12/20「左手書字の研究―実技編(9)/LYGP2009」
≪左利き学入門≫「左手書字の研究―実技編」
(9)子供の書字練習に役立つ情報2点
◎お知らせ◎ 第3回<LYグランプリ>2009 2008年を振り返る
第160号(No.160) 2008/12/27
「<左利きプチ・アンケート>特別編<LYGP2009>」
特別編:第3回<LYグランプリ>2009 読者大賞アンケート
――引き続き、毎週異なるテーマで書いていました。
第一土曜は、<左利きQ&A>
第二土曜は、<左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ>
左利き子育て相談の疑問
第三土曜は、私にとっての左利き活動
第四土曜は、<左利きプチ・アンケート>
第五土曜があるときは、臨時増刊で、バックナンバーの紹介
創刊から3年がたちました。
10月後半から約一月お休みしていたようです。
パソコンのトラブルか何かだったと思います。
こうして振り返りますと、意外とちょくちょくお休みしていたので、
自分に対してちょっとがっかりですね。
こういうことのないように、
とにかく「継続は力」でやっていこうと思います。
次号からは2009年に入ります。
*各号のタイトルを見て、「これ気になるなあ、読んでみたいなあ」
というものがございましたら、リクエストをお願いいたします。
再配信なり、現時点での加筆・修正を行っての配信など、
改めてお届けすることも考えています。
リクエストは、本誌に返信してください。
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本誌では、「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その18)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [9] <左利きプチ・アンケート> 全公開(9)利き手調査アンケート編について」と題して、今回も全紹介です。
今回はあくまでも利き手調査アンケートというものをやってましたよ、という告知編のようなものです。
次回から、個々のアンケートを紹介してゆきます。
もちろんアンケートだけでなく、その結果も含めて、私のコメントを添えながら。
今の時点でみますと、また違った何か感想のようなものが浮かぶかもしれません。
自分でも忘れてしまっているので、どういう内容・結果だったか、楽しみです。
・・・
本誌をご購読の上でお楽しみいただけると幸いです。
*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
『レフティやすおのお茶でっせ』〈左利きメルマガ〉カテゴリ
--
『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
『左組通信』復活計画[9]<左利きプチ・アンケート>全公開(9)利き手調査-週刊ヒッキイ第607号
--
第607号(No.607) 2021/11/20
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その18)
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利き手調査アンケート編について」
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「利き手調査」アンケート編について
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛
●「利き手調査」、「利き手テスト」とは何か?
そもそも「利き手調査」とか「利き手テスト」とは、
どういうものでしょうか。
なぜそのような調査やテストが必要なのでしょうか。
八田武志さんの『左ききの神経心理学』によりますと、
人間の脳は、左右の二つの大脳半球があり、
その奥に小脳等の神経組織があります。
この左右の大脳の機能差(ラテラリティ)を研究するとき、
《研究対象である人間のきき手が重要な要因として関係し、
その判定は標準化された検査で実施すべきである》(p.v)
といい、
《「きき手はこれこれの方法で決めました」》
という手続きが必要だったといいます。
では、どのようにして利き手を決めるのか、が問題になります。
一番手っ取り早いのは、
「あなたは右ききですか、それとも左ききですか」と尋ねること。
しかしこれでは正確な判定はできない、といいます。
なぜなら
《尋ねられた人が、
どのような動作を念頭において答えるか分からないから》p.24
ある人は字を書く動作を、またある人はご飯を食べるときの動作を、
あるいはブラシで髪をとく動作を思い浮かべるかもしれません。
また、すべての動作を一方の手でしか行わないとも限りません。
で、実際に自分で判断して答えた結果と、
「利き手テスト」で判定された結果を比べてみますと、
その間の相関関係は案外低いことが報告されているそうです。
次に考えられるのは、実際に何か動作をさせてみて判定すること。
ここでも、何の動作をさせるかという問題がありますし、
実際に行うとなると、時間も経費も大変になります。
実際に片手動作を行わせ、利き手テスト質問紙の結果と比べても、
必ずしも一致するという単純な関係ではないと報告されているそうです。
そこで登場するのが、「利き手テスト」です。
質問紙を作成してそれに基づいて利き手を判定するものです。
「エディンバラ利き手テスト」を例に説明しますと、
1.文字を書く
2.ボールを投げる
3.ハサミを使う
等々の質問に対して、どちらの手を使うかを尋ねるものです。
で、それぞれの項目で、
ほかの手を使わない場合は、++、ほとんど使うの場合は、+、
を記入し、それぞれの点数を数式に当てはめ、
ラテラリティ係数LQ(Laterality quatient)を算出します。
(右手の+の数)-(左手の+の数)を
(右手の+の数)+(左手の+の数)で割って、100を掛ける。
LQの数値が、+の時は右利き、マイナスの時は左利きと判定されます。
数値は、その度合いとなります。
『左ききの神経心理学』で紹介されているものとして、
「エディンバラ利き手」、「アネット尺度」、「H.N.利き手テスト」、
「ポラック・コレンきき手テスト」、「チャップマンきき手テスト」
があります。
*参照:八田武志『左ききの神経心理学』医歯薬出版 1996/11/1
(画像:八田武志『左ききの神経心理学』医歯薬出版 1996/11/1)
●「利き手調査」アンケート編について
<左利きプチ・アンケート>には、
「利き手調査」というアンケートがいくつかあります。
それぞれ、上に説明しました利き手テストによるアンケート調査です。
『左ききの神経心理学』で紹介されているもののうち、
最も普及しているという「エディンバラ利き手」と、
それを基に日本人に多い、左利きでも子供時代に右使いに変更している
「字を書く」といった動作を省いた日本人向けに改良した
八田さん等の作成した「H.N.利き手テスト」、
同書刊行当時の最も新しい利き手テスト「チャップマンきき手テスト」
の3つと左利き・利き手研究本に紹介されていた利き手テスト2種、
の合計5つの利き手テストを取り上げています。
・・・
○第14回 05.2.27-3.26 貴方の利き目は右左どちらですか
第20回 05.9.4-10.2 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう
第22回 05.10.30-11.26 エディンバラ利き手調査
第23回 05.11.27-12.24 利き手調査第3回 H.N.きき手テスト
第24回 05.12.25-06.1.21 利き手調査第4回 chapman利き手テスト
○第28回 06.5.7-6.3
利き足を調べてみよう・チャップマン利き足テスト
第33回 06.9.24-10.28
新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる [停止中]
09.8.23
再版(第33回)新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる
第35回 06.11.26-12.23
新版・利き手調査第2回―エディンバラ利き手調査
10.5.1 再版(第35回)
第37回 07.1.28-2.24 新版・利き手調査第3回―H.N.きき手テスト
第39回 07.3.25-4.28 新版・利き手調査第4回-chapman利き手テスト
第41回 07.5.27-6.23
新版・利き手調査第5回 (mcma)マクマナスの利き手テスト
○第49回 08.1.27-2.23 新版・利き目は右左どちらですか
○第51回 08.3.23-4.26
新版・利き足は右左どちらですか―利き足テスト
・・・
以上、利き手調査が4件(それぞれ新旧二回)と
「利き目」「利き足」の調査が2件(新旧二回)があります。
「利き手調査」4件は、それぞれ
「第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう」は、
前原勝矢『右利き・左利きの科学』(講談社/ブルーバックス)
に紹介されていたもの。
「第22回 エディンバラ利き手調査」
「第35回 新版・利き手調査第2回―エディンバラ利き手調査」と
「第23回 利き手調査第3回 H.N.きき手テスト」
「第37回 新版・利き手調査第3回―H.N.きき手テスト」と
「第24回 利き手調査第4回 chapman利き手テスト」
「第39回 新版・利き手調査第4回-chapman利き手テスト」は、
『左ききの神経心理学』に紹介されていたもの。
「第41回 新版・利き手調査第5回 (mcma)マクマナスの利き手テスト」
は、イギリスの左利き研究の権威、クリス・マクマナスの著書
『非対称の起源 偶然か、必然か』
(大貫昌子/訳 講談社ブルーバックス 2006.10)
に紹介されていたもの。
(画像:前原勝矢『右利き・左利きの科学』講談社/ブルーバックス 1989/6/1,
クリス・マクマナス『非対称の起源 偶然か、必然か』大貫昌子/訳 講談社ブルーバックス 2006/10/21)
○印のアンケートは、「利き手以外の利き目・利き足調査」です。
人には「利き手」以外にも、
「利き足」や「利き目」といったものがあります。
ボールを蹴るときどちらの足を使うかとか、
望遠鏡や顕微鏡をのぞくときはどちらの方の目を使うか、です。
他にも「利き耳」、あるいは「利き脳」をいう研究者もいるようです。
「利き足」や「利き目」などは、
利き手と基本的には、相関関係があるとされています。
・・・
最初の頃は、購読者数も少なく、
アンケートとしてはほとんど機能していないような状況でした。
また内容的にも、当初は右利きも左利きも関係なく、
テストの結果を単純に振り分けただけでした。
ということもあり、再度「新版」を出しました。
自分自身の判定――自分で自分のことを「右利き」
あるいは「左利き」と思っている人別に、答えてもらうことにしました。
実際の利き手テストの結果とご自身の認識とはどうなるのか――
当たっているのか違っているのか、を見たかったのです。
さて、実際にはどうだったでしょうか。
●mixiの左利き関連コミュニティからのアンケート投票
以前も書きましたが、一部のアンケートで、
mixiの左利き関連コミュニティからの大量投票などもあり、
かなりの数字が出ているアンケートもあります。
ただこのコミュニティの参加者は、私のいう「中間の人」
――右利きとも左利きとも決め付けがたい人たちで、
そういう構成員の性格上、
アンケート結果も非常に偏ったものになった、
ともいえるものになっています。
まあ、とにかくみていただくのが一番でしょう。
次回から、ボチボチ紹介していく予定です。
乞うご期待!
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★600号までの道のり(7)第141号~第160号
第141号(No.141) 2008/7/12
「初めての生活技術(2)ルーファス」
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲
―その16― 初めての生活技術(2)ルーファスの場合
第142号(No.142) 2008/7/19
「左手書字の研究―実技編(6)」
(6)実際に書いてみよう―線を書く練習
第143号(No.143) 2008/7/26
「<左利きプチ・アンケート>第55回」
第55回 書字は右手左手どちらですか?
第144号(No.144) 2008/8/2
「<左利きQ&A>(21)カメラと左利き」
(21)カメラと左利き
第145号(No.145) 2008/8/9
「初めての生活技術(3)人と違うということ」
第146号(No.146) 2008/8/16
「左手書字の研究―実技編(7)」
(7)実際に書いてみよう―文字を書く
第147号(No.147) 2008/8/23
「<左利きプチ・アンケート>第56回」
第56回 左利きや利き手の情報をどこから仕入れますか?
第148号(No.148)2008/8/30夏季臨時増刊「既刊号一覧2008年前期」
第149号(No.149) 2008/9/6「<左利きQ&A>(22)左利き..本1」
★左利き講座<左利きQ&A>★
(22)左利き・利き手について勉強する本(その1)
第150号(No.150) 2008/9/13「初めての生活技術(4)左利き編み物」
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲
―その16― 初めての生活技術(4)左利き編み物
〓左利き子育て( ..)φメモ〓 自分自身を肯定できる子供に!
第151号(No.151) 2008/9/20「左手書字の研究―実技編(8)」
≪左利き学入門≫「左手書字の研究―実技編」..第三土曜日掲載
(8)縦画・横画の指使い
第152号(No.152) 2008/9/27【創刊三周年】
「<左利きプチ・アンケート>第57回」
◆創刊三周年のあいさつ◆ ・・読者の皆様へ・・
第57回 左利きの著名人・タレントに興味がありますか?
◇c(^0^)y レフティやすおの ( ..)φメモ◇
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』三年間のあゆみ
(1)創刊から2006年まで
第153号(No.153) 2008/10/4「三周年記念放談/四年目に向けて(1)」
(1)【左利きの本について】
第154号(No.154) 2008/10/11「三周年記念放談/四年目に向けて(2)」
(2)【社会を変えるのが親の務め】
第155号(No.155) 2008/10/18「三周年記念放談/四年目に向けて(3)」
(3)【社会を変える具体的方法とは?】
号外 2008/11/27「ひと月お休みのお詫びとお知らせ」
第156号(No.156) 2008/11/29「<左利きプチ・アンケート>第58回」
第58回 今自分の利き手に満足していますか?
第157号(No.157) 2008/12/6「<左利きQ&A>(23)左利き..本2」
(23)左利き・利き手について勉強する本(その2)
第158号(No.158) 2008/12/13「初めての生活技術(5)/左利き本」
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲
―その16― 初めての生活技術(5)ちょっと総括
第159号(No.159) 2008/12/20「左手書字の研究―実技編(9)/LYGP2009」
≪左利き学入門≫「左手書字の研究―実技編」
(9)子供の書字練習に役立つ情報2点
◎お知らせ◎ 第3回<LYグランプリ>2009 2008年を振り返る
第160号(No.160) 2008/12/27
「<左利きプチ・アンケート>特別編<LYGP2009>」
特別編:第3回<LYグランプリ>2009 読者大賞アンケート
――引き続き、毎週異なるテーマで書いていました。
第一土曜は、<左利きQ&A>
第二土曜は、<左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ>
左利き子育て相談の疑問
第三土曜は、私にとっての左利き活動
第四土曜は、<左利きプチ・アンケート>
第五土曜があるときは、臨時増刊で、バックナンバーの紹介
創刊から3年がたちました。
10月後半から約一月お休みしていたようです。
パソコンのトラブルか何かだったと思います。
こうして振り返りますと、意外とちょくちょくお休みしていたので、
自分に対してちょっとがっかりですね。
こういうことのないように、
とにかく「継続は力」でやっていこうと思います。
次号からは2009年に入ります。
*各号のタイトルを見て、「これ気になるなあ、読んでみたいなあ」
というものがございましたら、リクエストをお願いいたします。
再配信なり、現時点での加筆・修正を行っての配信など、
改めてお届けすることも考えています。
リクエストは、本誌に返信してください。
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本誌では、「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その18)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [9] <左利きプチ・アンケート> 全公開(9)利き手調査アンケート編について」と題して、今回も全紹介です。
今回はあくまでも利き手調査アンケートというものをやってましたよ、という告知編のようなものです。
次回から、個々のアンケートを紹介してゆきます。
もちろんアンケートだけでなく、その結果も含めて、私のコメントを添えながら。
今の時点でみますと、また違った何か感想のようなものが浮かぶかもしれません。
自分でも忘れてしまっているので、どういう内容・結果だったか、楽しみです。
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本誌をご購読の上でお楽しみいただけると幸いです。
*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
『レフティやすおのお茶でっせ』〈左利きメルマガ〉カテゴリ
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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
『左組通信』復活計画[9]<左利きプチ・アンケート>全公開(9)利き手調査-週刊ヒッキイ第607号
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