8月23日の産経新聞夕刊の「山上直子の 犬も歩けば」というコーナーの国立国会図書館の記事中に、<関西館「左手をご覧ください!」展 来月21日から>というニュースが掲載されていました。
(画像:産経新聞 8月23日夕刊の記事「山上直子の 犬も歩けば」)
(画像:産経新聞 8月23日夕刊の記事<関西館「左手をご覧ください!」展 来月21日から>)
内容は――
日時は、9月21日(木)~10月7日(火)9時半~18時(日・祝 休館)。
関連講演「左利きの科学と社会 ~多様性と共生について考える~」が、9月22日(金)14時30分~15時45分、山下光氏(関西福祉科学大学教育学部教育学科長・教授)を招き、「けいはんな学研都市7大学連携 市民公開講座2023」において開催されます。
(画像:「左手をご覧ください!」展関連講演「左利きの科学と社会」山下 光 /国立国会図書館 関西館サイトから)
*参照:
第31回 関西館資料展示「左手をご覧ください!-左利きというまなざしで、見えてくる風景-」(NDL)
講演会「左利きの科学と社会 ~多様性と共生について考える~」(NDL)
サイトから展示の一部の内容を紹介しておきましょう。
(画像:『世界を変えた左利きたちの歴史』エド・ライト、『見えざる左手 ものいわぬ社会制度への提言』大路直哉、『左対右きき手大研究』八田武志)
左利きに関してこのような企画展示をしてもらえるのは、嬉しい限りです。
左利きについて、利き手について、ご興味をお持ちの方、多様性についてお考えの方は、機会を作ってぜひご観覧いただけますよう、お願い致します。
左利きの人にとって不便でない社会というのは、必ずしも左利きの人だけの利益につながるものではない、と私は確信しています。
それはまさに、誰にも暮らしやすい社会になると思っています。
例えば、こんな理由があります。
右利きの人の場合、右手を使えなくなりますと、世の中は非常に生活しづらいものになるからです。
なぜなら、世の中の多くが右手で使いやすい道具や機械やシステムにできあがっているからです。
右手用の道具は選び放題ですが、左手用の道具は限られています。
それだけでも右手を使えなくなり左手を使わなければならなくなった人には、生活しづらいものになるのは火を見るよりも明らかです。
「そんなことは滅多に起きない」という人もいるかもしれません。
でもないともいえません。
私の父も自転車事故で左側頭部を打ち、脳挫傷で右半身不随のようになりました。
(参照:2023.8.10
自転車用ヘルメット買いました!Shinmax自転車ヘルメット57-62cmAFモデル
(新生活版))
それが人生というものです。
どうか、一度じっくり観覧してこの問題を考えてみてほしいものです。
いえ、遊び半分でいいので、一度展示を見てほしいものです。
きっと何か心に響くものがあると思います。
私は、このイベントの回し者ではありませんが、ぜひお願いしたします。
●右利き左利きの問題における<多様性>
最後に、余談ですが――
どんな人がこの企画を話題にしているかしらと検索してみますと、いつも左と右について考えてきたガボちゃんのブログ記事ぐらいでした。
↓
検索して…
文中、一点気になりましたので書いておきます。
↓
なるほど、動作は右か左かの違いにすぎない、というのは事実です。
しかし、実際は<右利きの人>or<左利きの人>でないように――(私が呼ぶところの)<中間の人>もいるのです。
また、右利きであれ左利きであれ、それぞれに「右利きであっても右使いとは限らない」という現実があり、逆もまたありで、「手は右利きでも○○は左利き」という現象もあります。
それ故に右利き・左利きの問題もまた、人間としての<多様性>の問題なのだ、と考えています。
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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
左利き資料展示「左手をご覧ください!」国立国会図書館関西館で開催
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(画像:産経新聞 8月23日夕刊の記事「山上直子の 犬も歩けば」)
(画像:産経新聞 8月23日夕刊の記事<関西館「左手をご覧ください!」展 来月21日から>)
内容は――
《「左利き」という身近な個性について、そして利き手に関わらず誰もが暮らしやすい社会について、この機会に考えてみませんか? 左利きに関する本や雑誌など約70点を、歴史、科学、社会等の切り口から紹介します。》(国立国会図書館 関西館サイトから)
日時は、9月21日(木)~10月7日(火)9時半~18時(日・祝 休館)。
関連講演「左利きの科学と社会 ~多様性と共生について考える~」が、9月22日(金)14時30分~15時45分、山下光氏(関西福祉科学大学教育学部教育学科長・教授)を招き、「けいはんな学研都市7大学連携 市民公開講座2023」において開催されます。
《講師から――世界の人口の約10%が左手利きです。なぜ左手利きは少数派なのでしょうか? 右手利きの人と左手利きの人の脳には違いがあるのでしょうか? 右手利き社会で生活する左手利きの人にはどのような不便があるのでしょうか? 左手利きについての様々な疑問を通して、「多様性」と「共生社会」について考えます。また、最近話題になっている左右識別困難(左右盲)についてもお話ししたいと思います。》(国立国会図書館 関西館サイトから)
(画像:「左手をご覧ください!」展関連講演「左利きの科学と社会」山下 光 /国立国会図書館 関西館サイトから)
*参照:
第31回 関西館資料展示「左手をご覧ください!-左利きというまなざしで、見えてくる風景-」(NDL)
講演会「左利きの科学と社会 ~多様性と共生について考える~」(NDL)
サイトから展示の一部の内容を紹介しておきましょう。
《第1章 左利きをめぐる歴史
神々の左手 : 世界を変えた左利きたちの歴史 / エド・ライト 著 , ricorico [訳]. スタジオタッククリエイティブ, 2009.6 【GK11-J64】
見えざる左手 : ものいわぬ社会制度への提言 / 大路直哉 著. 三五館, 1998.10【SC71-G177】
第2章 利きとはなにか
左対右きき手大研究 / 八田武志 著. 化学同人,2008.7 【SC71-J47】
左きき学 : その脳と心のメカニズム / ジーニー・ヘロン 編集, 近藤喜代太郎, 杉下守弘 監訳. 西村書店, 1983.6【SC71-304】
第3章 左利きをめぐる現在
ユニバーサルデザイン事例集100 / 日経デザイン 編. 日経BP社, 2004.10 【DH415-H44】
》(国立国会図書館 関西館サイトから)
(画像:『世界を変えた左利きたちの歴史』エド・ライト、『見えざる左手 ものいわぬ社会制度への提言』大路直哉、『左対右きき手大研究』八田武志)
左利きに関してこのような企画展示をしてもらえるのは、嬉しい限りです。
左利きについて、利き手について、ご興味をお持ちの方、多様性についてお考えの方は、機会を作ってぜひご観覧いただけますよう、お願い致します。
左利きの人にとって不便でない社会というのは、必ずしも左利きの人だけの利益につながるものではない、と私は確信しています。
それはまさに、誰にも暮らしやすい社会になると思っています。
例えば、こんな理由があります。
右利きの人の場合、右手を使えなくなりますと、世の中は非常に生活しづらいものになるからです。
なぜなら、世の中の多くが右手で使いやすい道具や機械やシステムにできあがっているからです。
右手用の道具は選び放題ですが、左手用の道具は限られています。
それだけでも右手を使えなくなり左手を使わなければならなくなった人には、生活しづらいものになるのは火を見るよりも明らかです。
「そんなことは滅多に起きない」という人もいるかもしれません。
でもないともいえません。
私の父も自転車事故で左側頭部を打ち、脳挫傷で右半身不随のようになりました。
(参照:2023.8.10
自転車用ヘルメット買いました!Shinmax自転車ヘルメット57-62cmAFモデル
(新生活版))
それが人生というものです。
どうか、一度じっくり観覧してこの問題を考えてみてほしいものです。
いえ、遊び半分でいいので、一度展示を見てほしいものです。
きっと何か心に響くものがあると思います。
私は、このイベントの回し者ではありませんが、ぜひお願いしたします。
●右利き左利きの問題における<多様性>
最後に、余談ですが――
どんな人がこの企画を話題にしているかしらと検索してみますと、いつも左と右について考えてきたガボちゃんのブログ記事ぐらいでした。
↓
検索して…
文中、一点気になりましたので書いておきます。
↓
《何で右利きor左利きで多様になるんでしょうか?/
動作は右か左かの2種類だけで、
多様ではありません。
また左利きの不便はそこに存在しますが、
左利きがすべて左動作とは限らず
右利きがすべて右動作とも言えません。》
なるほど、動作は右か左かの違いにすぎない、というのは事実です。
しかし、実際は<右利きの人>or<左利きの人>でないように――(私が呼ぶところの)<中間の人>もいるのです。
また、右利きであれ左利きであれ、それぞれに「右利きであっても右使いとは限らない」という現実があり、逆もまたありで、「手は右利きでも○○は左利き」という現象もあります。
それ故に右利き・左利きの問題もまた、人間としての<多様性>の問題なのだ、と考えています。
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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
左利き資料展示「左手をご覧ください!」国立国会図書館関西館で開催
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