多くの成功者は語る「人生は不平等だ。しかし、それなら、、、」

成功の秘訣を探って、多くのインタヴューから生まれた「成功者3000人の言葉」という本で、こうありました。

「そもそも世の中は理不尽で不平等である。」

私が最近図書館で借りたこの本によると、ある著名な文学専攻の大学教授がこう言ったそうです。

「君はドストエフスキーを読んだか？
彼の小説には人間というものが、すべて詰まっているんですよ。
特に人間が生きる世界が、いかに理不尽で、無慈悲で、不平等で、不合理で、残酷なものであるかが語られている。それを理解して生きるのとまったく理解しないで生きるのでは、人生は大きく変わっていくのです。」

この本の著者も体験して言っているように、私も20代の頃は世の中は
努力が報われる、
チャンスは公平にある、
人生とは努力で万人が成功できる、
と思っていました。

しかし、私も社会に出て、愚痴を言っているわけではないですが、
現実のアンフェアさ、
適者生存の残酷さ、
力が倫理をねじ伏せる、
努力が必ずしも報われないなど
体験して、見てきました。

その現実を見てしりごみするより、それを当たり前としてその事実を把握した上で、
前向きに捉え、
そういう矛盾を変えていこう、
できれば後の人には、こういう悪習は引き継がない
という姿勢で生きることは、大きな違いだと思います。

心理学者スコット　ベックは
「人生とは、そもそも難儀なものである。しかし、それを当たり前と思えば苦しみは軽減される。」
言いました。

またある人は
「今の社会には多くの矛盾や問題があるだろう。それに嘆くだけでは社会の犠牲者である。むしろそこを耐えて自分を鍛えて強くなって、それを変えていくことが大切だ。」

自分も少し大人になったかなと思いました。

しかしこの上記の本は、私にはすごくいいですよ。
アマゾンレヴューはそこそこですが、個人的にはお勧めします。
「成功者3,000人の言葉」上阪徹　著