私が感動した文章です。
「制約条件の中で生きる。
若い時は世の中は自分の思い通りに行くことが少ないことは、理解できず不本意な状況や理不尽な出来事に強いフラストレーションを抱いてしまいます。
しかし、組織の中でもどこでも、そんな制約条件や環境の下で最大の結果、成果を生むことが求められるのです。
どんな状況にあっても心を強く持ち、成果を出せる人というのは、与えられた環境で精一杯頑張っている人です。
[人生は制約条件の中で過ごすもの]と割り切り、肝に銘じておくことです。
そうすれば、無用なストレスも感じずにすむはずです。」
著 古川武士
(レジリエンスと似ていますが、ちょっと違うすごく中身の濃い実用書で、お勧めします。)
私はやくざの記事をSNSに書いたから、エココミニュティーから誤解されてか悪意あってか暴力団の関係者と思われて、かなり疎外されています。
また人間のあり方は、行動遺伝学の専門家に言わせれば「親ガチャ」は残念ながら正しく、おおよそ五割は遺伝子でそれに四割は遺伝子に大きな影響を受ける環境で、決まるとされています。
また幸福学で幸せの五割は遺伝で一割が環境で、自分の努力で変えられる割合は四割とされています。
アメリカの作詞家 アービング バーリンの言葉。
「人生とは、10%は自分が作るもので、90%はそれをどう引き受けるかだ。」
とあり、松下幸之助も運命論ではないですが、同じ様なことを書いています。
私は人生を重ねて自分自身の経験やいろいろな人達の人生を見てじっくり話しを聞くと、人生とは精一杯の努力だけでは決まらない、各自の強さや能力や健康や境遇やチャンスや運やサポートも異なる、人生は全然公平にはできていないものなんだなと思う様になりました。
私はそういう中で他人とは比較せずに、作家で精神科医の加賀乙彦が書いた「人はおのれの境遇や能力に応じて、自分に納得のいく生き方をすればよく、そういう行為を積み重ねることが生きがいだ。」という言葉に深く賛同する様になりました。