私は最近は実はかなり体調が良くなってきていて、今日は仕事は雨で途中で帰りましたが、それなりに元気に働けています。
その原因はメンタルの薬をちゃんと飲んでいる、環境に慣れてきたなど、いろいろありますが、私は早起きも大きいと思っています。
わりと余裕を持って起きて、ゆっくりコーヒーを入れて、できれば散歩して、前日の反省や、人生の目標の再確認、一日の行動の確認などすると元気になります。
皆様にもお勧めします。
寝坊で人生でどん底まで落ちた自分が言うから、皆様もできます!
「朝は清新な気持ちになり大切だ。」と安岡正篤は書いていました。
そこで今朝は散歩には行けなくても、かつて感銘を受けていましたが、ちょっと埋もれてた二年ほど前のベストセラー「置かれた場所で咲きなさい」を書いた渡辺和子さんの本の「面倒だから、しよう」を読み返しました。
特に響いた内容は、彼女が学長を務めるノートルダム清心学園は、「自由人の育成」を重視している点です。
しかし、それはただ野放図にやりたいことを行う自由人ではなく、自分の価値観、信念で判断できて、行動できる人でありながら、責任も同時に自覚して、良い生き方を選択できる、自由人であれと教えています。
そこで彼女の大学はただ実学としての厳しい競争社会を生き抜く力の育成のみではなく、良い生き方や人間主義的なあり方の重要性を教えている様です。
そこで一例に挙げていたのが、アウシュビッツ強制収容所に入れられた人達が、仲間が病気で床に伏していて、食事もろくでできない状態でした。
そこで苦しい中で彼らは自分の食事をさしおいて、その病人のふとんの側に自分の食事を置いておくという、自由人としてよい選択をしたとあげています。
また星野富弘さんの詩を引用しています。
「はなしょうぶ
黒い土に根を張り、
どぶ水を吸って
なぜ きれいに咲けるのだろう。
私は
大ぜいの人の愛の中にいて
なぜ みにくいことばかり
考えるのだろう。」
私は上記の二つの逸話に感動して、私もできる範囲で、よき選択をできる自由人になろうと思い、職場でもこころがけたら、こころなしか人間関係も改善され、生きやすくなった気がします。