DANCIN`HEART

あなただけが 私の恋人♪
 思い出して あの浜辺を♪
ふと見交わす あなたの瞳に 
赤い太陽が 満ちあふれて♪ 

 薬の怖さ

2017年05月07日 | 家族

熊本を襲った大地震で叔母達の家が半壊し危険な状態なので建て直しする事になりました。基盤に段差が生じたようです。叔母たちは中央区からかなり離れた高齢者施設に入所できましたが、そこに入所できたのも幸いだったと従妹は言います。確かにそうかも知れません。仮説住宅居住していて今もまだ帰れない方々も多いようです。入所金&月々の施設利用料もまだリーズナブルなのよと従妹は言います。祖母は6人の子供がいて4人姉妹、2人兄弟。母の妹たちは独身なので高齢になった今では定期的に従妹が見てくれています。このような事を想定し先々の事を考慮すれば私の住む関東に越してきて欲しいと何度もお願いしてきたのですが、姉妹の中でいちばん若いタエさんが”熊本から県外に行く気持ちはなかよ~”と強い意思表示だったので、私もその気持ちが理解できるので、私自身が故郷への帰省を多くして叔母達を見守って行くことにしています。

 大地震が発生する数年前からあんなに気丈だったタエさんの様子が変なので、その頃は帰省してはタエさんと一緒に病院に同行し色んな検査を受け、アルツハイマー病と診断されました。精神科の専門医から処方された薬をタエさんに説明して次女の叔母にバトンタッチしました。私が関東の自宅に帰った後は従妹がタエさんと一緒に通院してくれるようになりました。それからまた、数年後、タエさんの認知症が酷くなり夜中に起きては大きなバッグを抱えて家の玄関を開けるようになったので、従妹から〇〇病院の精神病棟にタエさんをお願いしましたと報告を受けました。私は愕然としましたが何も出来ず気に病む日々を過ごしてきました。それでもまだ、従妹の大変さを思うと頭が下がる思いです。

今年のGW前に従妹宅に8日間滞在しました。施設にいる二人の叔母とタエさんのいる〇〇病院に面会に行くのが目的でした。タエさんが薬の副作用なのか水頭症になり過日手術を受けていました。タエさんに従妹の案内で二人の叔母と一緒に面会しました。タエさんに以前のような面影はなく別人のような形相でした(涙)もう、可哀想で見ていられないのです。次女の叔母も泣いていました。今の私に出来る事は、母以上の愛情で育てて貰った叔母たちにはできる限りの事をしてあげたい気持ちでいっぱいです・・・・。