DANCIN`HEART

あなただけが 私の恋人♪
 思い出して あの浜辺を♪
ふと見交わす あなたの瞳に 
赤い太陽が 満ちあふれて♪ 

2010年を振り返れば

2010年12月31日 | 雑事

                                                                  ( 千畳敷カール )

2010年

泣いても笑っても、今日はラストデーです。

今年を振り返れば、いろんなことがありました。

早春の頃、娘夫婦の思いがけない関西行きから始まりました。

関西では、電車に乗るのも街の名も、地図が繋がらなくて困るわ~と、娘。

私たちと遠く離れて暮らした経験がないので、多少の不安や

慣れない土地に住む事への戸惑いもあったようです。

私は未知の地に行くのは、新しい出会いがあるからいいなぁ~と思います。

何といっても新鮮でしょう?

あの角を曲がれば、どんなお店があるかしら?って・・・・ワクワクしますよね。

以前ほど、娘と会えなくなりましたが、

新幹線に乗れば2時間半の距離、大好きな京都も近いので、

ねがわくば、ず~っと、関西にいて欲しいです。(笑)

 

4月は、G・Wにかけて、数年ぶりに海外へ行きました。

母が倒れてからは、自粛していましたので

旅での感動は想像以上に大きく、揺れる想いでいっぱいでした。

モンサンミッシェルやベルサイユ宮殿をはじめ

多くの世界遺産にふれて

日本にない風景に出会うことも、また、至福のひとときであり、

歴史を感じる建造物に、中世を偲んでみたり、21世紀の今を生きているということを

改めて認識したりなど得ることも多いように思います。

銀座で知り合ったTOSHIちゃんと一緒に、世界遺産ツアーへ出かけたことが

いま思えば、とても不思議な気持ちです。

TOSHIちゃん、いろいろとありがとう。

(海に浮かぶ幻想的な モンサンミッシェル)

 

そして、その旅の余韻を、いつか、どこかで聞くのもよいものです。

ルーブル美術館

今年の夏の、これまでにない猛暑に、地球温暖化の怖さを感じ取りました。

その酷暑の中、長男と一緒に母のいる病院に行きました。

長男が母の耳元で、「おばぁ~ちゃん」と呼んだら

これまで、目を開けることがなかった母の目が、突然、開いたのには驚きました。

そう、不思議なことってあるんですね~

 エルとカールと遊ぶひととき

7月には1泊で木曽駒ヶ岳に登りました。

登山は全く興味がなかったのに、生活習慣を変えるために

まず、歩く事から始めました。そして、歩く事の大事さを認識しました。

360度の大パノラマに感動した夏の日でした。

 

季節は、夏から秋へ移り

秋も深まる10月半ば頃に、ブログ友のソフィママと

「エリザベート」を観劇しました。

初めてお会いしたソフィママの、天真爛漫な明るさを

少し見習いたいなと思いました。

再会を誓って、また、see you againです。

11月の終わりに歩いた京都・奈良・大阪の旅。

京の雅な紅葉に、やはり、京都は秋がいちばんだと思いました。

大阪では、mixi繋がりのhinaちゃんとお会いできて嬉しかったです。

大阪に行く事があったら、是非、hinaちゃんに会いたいと思っていました。

それが、まさか・・・お見舞いという形になるとは思ってもみないことでした。

お見舞いが初対面になるので、私のなかで迷いがありました。

なので、hinaちゃんと仲良しのブログ友のHちゃんに、メールで尋ねてみました。

Hちゃんからの返信では、

”hinaちゃん、OKみたいなので是非会ってくださいね、ありがとう。”

神戸へ出る予定を急遽大阪に変更して、阪急梅田駅へでてメトロで心斎橋経由で

○○駅にあるK病院へ向かいました。

予め、お見舞いに伺う時間を知らせていました。

携帯に「1階のカフェで待っています」とhinaちゃんからのメールが届いたので

1階カフェーに向かうと・・・

手で合図している方がいました。

あっ!hinaちゃんだわ!

両手を大きく開いて、歓迎するように私を抱きしめてくれたhinaちゃんと

ご対面です。

カウンター式のテーブルで、私は冷たいアイスコーヒーを飲みながら

右側にいるhinaちゃんに、有馬温泉からの帰り道にイノシシに遭遇し、びっくりした事を

持ってきたカメラの画像を観ていただきながら、奈良のパワースポットなど話しました。

その後、病室がある上の階まで案内してくださったので、入って見ると

どのベッドサイドからも、外の景色が見える窓が付いていて、開放的な病室でした。

病院自体も、まだ新しくてきれいで、そう、まるでホテルのような雰囲気なんです。

これから、入院・手術を前に、落ち込んでいるhinaちゃんが

桜咲く頃には、緩やかに快方に向かわれますように・・・・・。 

 いろんな事があった2010年ですが、

新しい出会いがあり、教えられる事も多く、ほんとに感謝の気持ちでいっぱいです。

来る2011年、みなさまにとって飛翔の年でありますように。

 


アーモンドクッキー

2010年12月23日 | グルメ

おいしいクッキーを見つけました。

アーモンド&バターの香ばしく上品な風味が引き立つように素焼きに仕上げています。

カリッとはじけるような食感がいいです。

アーモンドシン  100g

☆ベルギー王室御用達 ジュールス・デストルーパー☆

親しい方へのちょっとしたプレゼントにも喜ばれそうです。

でも、甘いお菓子が苦手な方には不向きです。

小麦粉・砂糖・バター・アーモンド・食塩・大豆(重曹)

原産国名 ベルギー

クッキーも種類が多くて、好みもありますが、

定番のヨ○クモックのシー○ル、六◎亭のバターサ○ド。

北の白○恋人に対抗してか、関東では、白いお台場という名のクッキーも登場して。。。。

ロ○ズのフルーツバーも、(チョコレート)あの苺味が美味しいですね~~~

チョコレートもクッキーもファンが多いけれど、

血糖値など心配な年齢では、避けた方がいいのですが・・・・・

つい、誘惑に負ける時もありま~す~~シュ~ン

美味しいクッキーやお菓子がありましたら、是非、ご紹介くださいね。

 


小さな出会い

2010年12月21日 | お出かけ

(赤坂TBS界隈)

T○Sのオフィスがあるビル内には、マ○シム・ド・パリをはじめ個性的なお店が入っていて

珍しいメニューも多く、その日の気分でお店を選べられる楽しさが良いです。

ランチタイムを利用すれば、意外とリーズナブルです。

私はお店で、美味しいワインやクッキーを探すのが好きです。

(メトロ千代田線赤坂駅へ向かうエスカレーターから撮影)

歯科治療のため、週1回のペースで赤坂の歯科医院まで通っています。

都心に出るのは大好きなので、ふらりふらりの散策を楽しむことにしています。

歩きながら目に映るいろんな光景が、時に新鮮なのは、何故なのか?不思議です。

それにしても、まぁ、週1回の早いこと!

街に出ると、何かしら小さな出会いがあって、それは、私の心を刺激し、楽しませてくれます。 

もちろん、家の周りでも楽しませてくれる出会いはありますが

見慣れている風景は、新鮮さに欠けますよね?

昨日購入したワイン。

2006年フランス産 ↑

今、紀○國屋で、よく売れているワインだそうです♪

 

最近は、これ!!

アントシアニンをたっぷり含む

果実味豊かでフルーティなワイン。

メ○シャンの健やかワイン 

ボン・ルージュ プラス ブルーベリー(赤)

ボン・ルージュは果実の美味しさや健やかさを最大限に引きだしたワインのブランドです。

何といっても、ポリフェノール が通常の2倍で、

目にも優しいアントシアニンを含み

しかも、フルーティな味わいなので、すごく飲みやすいです。

あらぁ~こ~んなに紹介してしまって・・・宣伝料金ゲットしなくてはねぇ~(苦笑)

 


嵐山

2010年12月20日 | 旅行

渡月橋の名は、鎌倉時代の亀山上皇が、夜に橋の上にかかる月を見て

「まるで、月が橋を渡っているかのようだ」

そこから、この名前がついたそうです。

春は桜、夏は納涼船、秋は紅葉と風光明媚な嵐山の

他にも竹林や清流に魅せられた平安貴族たちは、

洛中から牛車を向かわせたそうです。

室町時代に天龍寺が建立されると門前町として栄え、

江戸時代には茶店が軒を連ね賑わったようです。

訪れるたびに景観が変わっていく嵐山に、少しばかりの寂しさがあります。

20年前の嵐山に娘と宿泊した事があって、

まだ、お土産屋さんは、ポツン2・3軒ほどあっただけで

それは、静かな佇まいでした。

年間700万ともいわれる観光客、

以前のしっとりした落ち着きがなくなっていくのは時代の流れだとしても

嵐山に限らず、京都の街そのものの景観も壊されていくようで・・・・・・

これ以上、破壊されないように祈りたい気持ちです。

嵐山から、京都駅へ戻って、伊勢丹でショッピングを楽しんだ後に

駅ビルの中のお店で晩ご飯です。

少々暗めの照明・・・。今、流行のカウンター席も。

炊き込みご飯

エビのチーズ焼き

デザートの蜜豆。

お抹茶アイス。

写真に撮ったほんの一部だけのお料理・・・・ですが

娘とふたりの食事は、いつもデザートがかかせない・・・。


大原三千院

2010年12月19日 | 旅行

 歴史と文学の舞台となった古刹を訪ねました。

都での政争に敗れ、世をはかなみ失意のうちにこの地に移り住んだ人々がいました。

この世に極楽浄土の世界を描いた三千院、

平家滅亡の悲劇を生き残った建礼門院徳子が隠棲した寂光院など

哀調奏でる大原の里は、傷つき疲れた心を癒すやさしさに満ちているようです。

寂光院は、三千院とは真逆の方向だったので、三千院だけを歩きました。

いまでこそ、門前にはお店が並び観光客の人で賑やかですが、

都遠く離れた大原の里は、なんと寂しいところだったのでしょうね。

三千院に向かう途中に、見かけた水車のある家で

お手紙を書いている人たちの姿が・・・。

ここで書いた手紙をポストに入れると、三千院のスタンプが押されるそうです。

現地の記念切手が売られていました

三千院の門前前に並ぶ食事処やお土産品店

入り口

歴代の天台座主を輩出した名刹三千院は

延暦年間(782~806)に最澄が比叡山東塔に建立した堂宇を起源とする

天台宗五箇室門跡のひとつ。

優雅な自然と豊かな文化が残る京の隠れ里大原。

四季折々の美しい景色に、心が癒されるようです。

 

 

紅葉のうつくしい庭園

季節を映す二つの庭園がきれいです。

井上靖が「東洋の宝石箱」と評した瑠璃光庭。

一面の苔と杉木立を配した庭園に往生極楽院が建ち、

平安貴族が求めた極楽浄土の世界を現出させています。

 

 

 


栄華の名残を・・・・

2010年12月17日 | 旅行

世界に名だたる観光都市、京都。

794年平安京遷都以来1869年(明治2年)太政官が東京に移るまで、

日本の都であり続けた京都。

数々の歴史の舞台を訪ね、思いを馳せてみました。

桜舞う麗らかな春、祇園祭に活気づく夏、

燃えるような紅葉の錦に彩られる秋、凜とした空気の冷たさに身が引き締まる冬。

どの季節もうつくしいけれど、

京都の秋は特に魅力的で、歩くなら侘び寂びが感じらる秋がいい。

クロニクル京都ウオークの旅は、モミジのきれいな光明寺、宇治の平等院からスタートしました。

 

 

世界文化遺産の「平等院」

藤原氏がこの世に極楽浄土を現出させた平等院の境内が広がります。

 

 気の遠くなるような永い年月を超えて、守られてきた文化財が数多く存在し

人々の心のよりどころとしてたくさんの願いが向けられてきた仏像。

土中に埋もれることなく引き継がれてきた伝世の宝物。

先人たちのたゆまない努力により守り伝えられてきた建造物。

どこか懐かしい風景に出会え、古都京都の魅力に嵌りそうです。

阿字池に浮かぶ国宝の鳳凰堂には、仏師定朝作の優美な阿弥陀如来座像や

雲中供養菩薩が安置され、藤原氏の権力・財力で

絢爛たる西方極楽浄土の世界を現出させました。

 

新宝物館の「鳳翔館」で平等院の宝物が展示されています。

(館内は撮影禁止) 

旅の終わりにコメントいただけたらうれしいです♪


ハプニング

2010年12月15日 | お出かけ

 

 奈良時代に制定された、日本の歴史書によると(日本書紀、風土紀)

日本三古湯 といえば、

道後温泉(愛媛)・白浜温泉(和歌山)・有馬温泉(兵庫) ですが

有馬温泉は、太閤秀吉が愛した温泉地としても有名で、近年秀吉の湯殿跡も発見されています。

大阪より1時間、京阪神の奥座敷として親しまれる有馬温泉は

娘夫婦の住む街から、僅か15分というところにあります。

初めて訪れた有馬温泉は、イメージと少し違っていました。

静かで落ち着いた佇まいのなかにある温泉地という感じで

それに気品があります。

温泉に気品というのは、少し変でしょうか?

 

ダイヤ○ンド有馬温泉ソサエティは、瑞宝寺公園に近い会員制ホテル。 

柔らかな風が吹き抜ける露天風呂。

(ホテルの画像をお借りしました)

有馬温泉からの帰り道で、ちょっとしたハプニングがありました。

有料道路を過ぎ、住宅街を走行中に

突然、「あっ!イノシシだぁ~」と、驚きとともに苦笑している娘夫婦。

神社にいたのは、子供のイノシシでしょうか?慌ててカメラで撮りました。

また、親イノシシと思われる2頭が、凄いスピードで住宅街を走っているのを見て

怖いような、可笑しいような気持ちでした。

車窓から見たので、それほどの緊張感はなかったのですが

歩いているところで、突然出遭ったら、襲われたかもしれません・・・。

山に餌がないから、こうして町中に下りてくるそうです。

野生のイノシシを見たのは初めてのことだったので、驚きと共に

今も、そのイノシシとの出遭いが、脳裏に焼き付いて離れません。

日本のあちこちで、畑を荒らしているイノシシですが、

どのような対策がなされているのか、少々気になってきました。

マンションに帰って、リビングでのディナータイム。

赤ワインにあったお料理が並び

グラスを片手に乾杯!時間だけが静かに流れていきました。


歯は命

2010年12月10日 | ヘルス

虫歯と歯周病菌99・99%死滅…東北大新手法

読売新聞2010年12月9日(木)10:11

 虫歯や歯周病などの原因菌をほぼ死滅させられる新たな殺菌法を、

東北大大学院歯学研究科の菅野太郎助教らのチームが開発した。

 治療機器の開発も進められ、画期的な治療法が数年以内に実用化できるとの期待が高まっている。

論文は米国の代表的な薬学雑誌12月号に掲載された。

 菅野助教らは、虫歯菌や歯周病菌など4種類の 口腔 ( こうくう ) 内細菌と過酸化水素の水溶液に、

目に見える波長のレーザー光を照射。強い殺菌作用のある物質「活性酸素」の一種を発生させ、

3分以内に99・99%以上の菌を死滅させたという。

人体への影響はないとみられ、治療が難しい歯周病の奥深い病巣を殺菌することなどへの応用が期待される。

 研究チームは、精密機械製造「リコー光学」(岩手県)などと、

過酸化水素水とレーザー光を同時に出す歯周病用の治療機器の開発を進めている。

今年度中には動物実験を終え、2011年度以降に臨床研究に入る予定だ。 

 

この記事を読み、思わずため息がでました。

もっと早く開発されていたら良かったのに・・・と、残念な思いです。

歯が弱い私は歯ブラシをあてていても、これまで虫歯に泣かされてきました。

歯医者さんとは縁を切りたくても切れない悲しさ・・・・。

定期的に歯石をとっていても、すぐに虫歯ができてイタチごっこ。

  11月から歯周病の治療で、週1回のペースで歯科医院に通っています。

現在は歯周病に関しての治療は終わりましたが、ブリッジをしている歯の冠の具合がよくないので、

これから、その箇所の治療に入る予定です。

このブリッジの歯は、保険治療で治したので、見た目が良くありません。

金属ものを歯にかぶせるのは身体にも優しくないと知っていても、

当時、お受験だった子供たちの塾の費用や入学金などで

歯の治療費を、最低限に押さえざるを得ませんでした。

歯を見れば、経済状況が分かるそうですが、確かにそんな気がします。

今日では、通常の歯科で行っている治療に美しさという視点をプラスした治療を行う審美歯科や

歯を失った人のためにインプラントで甦る歯などのフレーズが目につきます。

オールセラミックにホワイトニング。

歯にか~るくベンツが1台買えるような高額なお支払いをされた方が

歯周病で、その高額な歯が入れられないということになって・・・・。

あぁ~、また、ため息です。

歯は命。

それで、歯が丈夫な友人には、「丈夫な歯は財産ですよ~」と、思わず言ってしまいます。

 

 

 

 


紅に染まる寺

2010年12月08日 | 旅行

今年のJR東海秋の旅のキャンぺーンに選ばれた

西山浄土宗の総本山光明寺は、雅な紅葉で有名です。

法然上人の教えを受け継ぎ、1198年(建久九年)創建に力を尽くしたのは

「平家物語」や謡曲の「敦煌」に登場する熊谷次郎直実です。

武士として戦乱に生きた直実は自らの罪の深さにおののいていました。

しかし、法然上人の「どんなに罪が深かろうと念仏を一心に申せば必ず救われる」

というお言葉に、その場で出家を決意したといわれています。

 

もみじ参道総門から玄関へいたる緩やかな坂道の参道は、

楓の木々が大きく枝を伸ばし、虹色のトンネルになり、

初夏の青葉も心に深く残る美しさです。 

秋になると鮮やかな紅に染まる楓の木。

楓の朱色が陽のひかりをうけて、さらに鮮やかさを増しています。

月影の いたらぬ里は なけれども 

ながむる人の 心にぞすむ

              (法然上人)

京都の西南、西山連峰がたおやかな稜線を描き、

美しい竹林や杉、松の森に囲まれた栗生の里は、

法然上人が初めて「お念仏」の教えを説かれたところです。

 

 紅葉の見頃は11月中旬、洛南の東福寺辺りは12月第2週でも充分楽しめるようです。

紅葉巡りをした11月下旬は、混み具合もほどほどで

歩きやすい時期でした。

12月1週目になると、急に観光客が減り、お宿の予約も取りやすいのでおすすめです。

京都は、長岡京にある光明寺からスタートし、宇治の平等院~京都泊

嵐山~大原~三千院と歩きました。

    宇治平等院へ・・・・・つづく。

 

 


奈良吉野へ

2010年12月07日 | 旅行

奈良・吉野山にあるパワースポットへ出かけました。

古代、吉野は大和の国にあって、吉野の国と呼ばれ

神仙郷と憧れられていたそうです。

新大阪から吉野まで、車で走ること約二時間

吉野山にある金峯山寺(きんぷせんじ)

吉野・大峯は古代から山岳信仰の聖地で、平安時代以降は霊場として多くの参詣人を集めてきました。

吉野・大峯の霊場は、和歌山の高野山と熊野三山、霊場同士を結ぶ巡礼路とともに

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成要素となっています。 

吉野山の中心に立つ金峯山寺山門

本堂・蔵王堂には、7m余の秘仏本尊・蔵王権現三体と多くの本尊を安置されています。

                  過去6回の焼失記録があり、現在の建物は天正20年(1592年)頃の再建。

重層入母屋造り、桧皮葺き、高さ34メートル、四方36メートルという巨大な木造建です

檜皮葺の建物としては、世界一の大きさを誇る第一級の国宝建造物に指定され

                            堂々とした威容の中にも、優雅さがあり、世界的にも高い評価を得ています。

平安時代には、まだ修験道は完成していないのに

ここでの修行を熱望した西行法師は、どんな宗教にも束縛されたくなかったのでしょう。

「西行法師大みねをとをらんとおもふ心ざし深かりけれども

人道の身にてはつねならぬ事なれば、思ひわづらひて過侍るりけるに」

古今著聞集 (西行法師大峯人峯難行苦行事)から抜粋。

吉野山といえば、西行法師。吉野山の桜を詠んだ歌は60首余りあり

なんとなく 春になりぬと 聞く日より 心にかかる 吉野の山

ねがはくは 花のしたにて 春死なむ そのきさらぎの 望月の頃

花に染む 心のいかで 残りけむ 捨てはててきと 思ふ我が身に

                              (西行法師)

 

蔵王堂辺りから吉野の桜が紅に染まり、西の山々はまだ薄紅色の夢のうちに・・・・。

散る花の美しさに花と心中したいとまでいった西行法師は、

お経を唱えるように歌を詠み、自らの信仰の証しにしたのでしょうか?

 

 

 

 

 

さらに金峯神社や西行庵まで歩きたかったのですが、

西行法師の歌を偲ぶには、やはり、桜咲く季節でしょうか。

尾根から谷へかけて咲き乱れる下千本・奥千本の桜は、美しいでしょうね。

桜咲く季節に訪れることができたらと思います。

小さな山が多く連なる奈良は、お隣の京都に比べ交通の利便性が良くないけれど

それだけ自然が豊かに残っていると言えます。