旅行から帰ってきた私に、夫がYちゃんから電話があったよ~と言います。
私 「えっ~Yちゃんから~?まぁ~ほんとに~」
夫 「東京に来たので会いたかったみたいだよ。でも、すぐ京都に帰るみたいなこと言ってたから。」
私 「あらぁ~懐かしい~Yちゃんに会いたい~~」
夫 「これがYちゃんの携帯番号だって。」
携帯番号が書かれた紙を見ながら、私は弾む心を抑えて電話をしました。
暫く鳴らしましたが、Yちゃんは出ません。小一時間くらい経った後に、家の電話が鳴り
受話器を取るとYちゃんでした。
Y子 「FU○I~声がちっとも変わってないね~」
私 「あらぁ~Yちゃんも、ち~っとも変わってないね~元気だったぁ?」
Y子 「あれからね、いろいろあって・・・・・」
学生時代の無二の親友Y○sukoちゃんとは、長らく音信不通になっていました。
期末テストの泊まり込み勉強会を始め、音楽を聴きにいったりしてよく彼女の家に泊まりに行きました。
卒業と共に私達は東京に出て、Yちゃんは一部上場企業のOLになり、
私も憧れのお仕事に就くことができて、夢がいっぱいの世界に無我無中でした。
右も左も分からない大都会の中で、Yちゃんと共に生きた青春時代が
走馬燈になって浮かんでは消え、消えては浮かびます。
東京で運命の人と出会った私は(笑)、結婚をし、子供が産まれた頃に、Yちゃんは
京都に住むお姉さんの元に引っ越していきました。
それから、数年が経ち、Yちゃんも結婚して一児のママになりました。
娘を連れて彼女の住む京都に遊びに行き、Yちゃんのご主人様の車で京都の街を案内して貰ったりしました。
それがYちゃんと会った最後の日になり、京都に行く度にYちゃんのことが気になっていました。
何回か年賀状をだしてもYちゃんからの返事はなくて・・・・そのうちYちゃんの家の電話も住所も
引っ越しで分からなくなっていたのです。
我が家の引っ越し先も、同じ市内だったので電話番号が変わらなかったのが幸いでした。
彼女といつか会える日があればいいなぁと思っていました。
連絡が取れた今、早くYちゃんに会いたいという気持ちが日に日に増してきて、
昨夜、夫に、「Yちゃんに会いに京都行ってきてもいいかしら?」
懇願の眼差しの私を見て、夫は「いいよ」と言ってくれました。
旅行から帰って間もないのに、京都行きをOKしてくれた夫に感謝をして、
京都行きのチケットを予約しました。
6月末に京都でYちゃんと会えると思うと、何だかうれしくて涙が出そうです。
積もり積もったこれまでの事を、あれこれと語り明かしたいと思います。