友人のお誘いで雪の箱根を歩いてきました。折しも関東地方は2回目の大雪の後だったのでキャンセルの文字も浮かびましたが、青空が見え始めたので予定通り小田急線で箱根湯本~強羅まででしたが箱根の交通網はバスもケーブルカーもロープウエィもストップ。箱根湯本から強羅を走る箱根登山鉄道だけが唯一の足だったので芦ノ湖までは行けませんでした。箱根湯本のお蕎麦屋さんで昼食を摂り、箱根彫刻の森へ行きました。


雪に埋まる箱根彫刻の森。その森のなかにピカソ館があります。スペインの生んだ20世紀の巨匠パブロ・ピカソ(1881〜1973)の作品が展示されています。1984年に開設。ピカソの長女マヤ・ピカソから188点の陶芸作品をまとめて譲り受け、日本で初めての私立のピカソ美術館
多感な思春期をバルセロナで過ごしたピカソ。スペインが世界に誇る偉大な画家の一人ですが彼が花開く寸前のスケッチなどの作品に触れることができるバルセロナにあるピカソ美術館に行ってみたいと思っていますが、他にも歩きたいところがあるので夢で終わるかも・・?

箱根彫刻の森を後にして、雪の残る強羅駅からホテルの送迎車でお宿へ向かいました。


お宿は、奥座敷に佇む隠れ湯の宿「ゆとりろ庵」。高台にあるお部屋から箱根外輪山が望める素晴らしい眺望でした。その自然豊かな風景がおもてなしだそうです。
箱根の湯に3回浸かると、日常世活から解放され心がほっこりしました。お料理は、旬菜・優しいお野菜がメインの和洋折衷の創作会席で、旬の食材が豊富で実に美味しかったです。


2日目 芦ノ湖までの交通はストップされたので、帰路途中の小田原城址公園へ行きました。鎌倉時代初め、土肥氏が築城。戦国時代、北条早雲が入城して後、北条氏の本城となり、関東の中心となった小田原城に遙か昔をあれこれと想像しながら歩きました。

園内の梅の花は殆どが散っていました。梅の花の儚さに学ぶと共に共感しました。この世の儚さ・・・儚きことは良いことかな?
お堀の横にある桜並木の桜の木も、小さな蕾が付き始めていて寒さに耐えながら開花する日を待ちわびているようでした。小田原城址公園の桜も桜の名所100選に入っていますね。