先ほどまでテレビ朝日系列で放送されていた
映画『トゥルーライズ』
アーノルド・シュワルツェネッガー主演のアクションコメディで好きな映画の一つなのですが、今回の放送を観ていて
『?』
と首を傾げてしまいました。
というのも、ストーリー的に重要だったり笑えるいくつかのシーンがカットされていて、凄まじい違和感があったのです。
劇中サイモンという中古車のセールスマン(立場的には雑魚なんですがストーリー的にはお笑いと真面目双方に深く関わることになるキャラです)が登場するのですが、この人物とシュワちゃん演じる主人公が最初に会うシーンが完全にカットされたために、その後のシーンで初めてあった事にされるという改変が起きてしまいました。
挙げ句の果てに映画ラストのエピローグ(これもなかなか面白いです)すらばっさりカットされる始末で面白かったにも関わらずもの凄く食い足り無さが残る結果となりました。
地上波(民放)の場合、映画の放送は大体1時間54分、そのうち20分以上がCMに割り当てられるので実質の放送時間は約1時間30分(通常時)になります。
その為、余程の話題作か人気の高い作品でないとエンディングロール以外にもカットされるシーンが続出することに。
以前からこの手のカットは当たり前の話でもあり気にしないようにしてはいたのですが、先日のターミネーター2や今回のトルゥーライズのように何回も放送されている映画だと以前は放送していたのに最近はカットされるシーンがあるなど
「どこがカットされたか判りやすくなっている」
事もあり、非常に気になっている感じです。
「だったら映像ソフトちゃんと買うなり借りるなりすれば?」
と思われるかもしれませんが、テレビ放送用の吹き替え(かなりの場合映像ソフトに収録されていません)が良い味を出していて映像ソフトでは味わえない事もあり、折角の持ち味が失われてしまうのは残念でならないのです。
映画の地上波放送ではカットに関してこれまで以上に我慢するしかないのかなぁという思いです。