羮に懲りて膾を吹く(あつものにこりてなますをふく)
ということわざがあります。
ある失敗に懲りて、必要以上に用心深くなり無意味な心配をすることのたとえ。
と辞書にはあります。
羹(肉や野菜を煮た熱い汁物)を食べたら、とても熱くて懲りたので、冷たい食べ物である膾(生肉の刺身。鱠では生魚となり誤り)を食べる時にまで息を吹きかけて冷ましてから食べようとしてしまう
という状況を表しているのです。
自分の場合、自身の特性もあってか何かあったミスが時に必要以上に気にかけてしまい、後々の行動までおかしくなる事が度々あったりします。
おかげで仕事上でしなくても良い事をして怒られたり、プライベートでよくよく考えずに買い物をしたら、思っていたより物が良くなく、再び似たような掘り出し物に出会ったのに同じ轍を踏むまいと一歩が踏み出せずみすみす買い損ねるという失態が過去にあったりしました。
で、多少なりとも冷静にならんとあかんなぁと最近思うようになっていたりするのです。
仕事上のミスなど何かやらかした時に再度の間違いが怖くて慎重になりすぎた結果、碌な事になっていないという事実に行き当たり
もう少し考えをシンプルにしないと先々考え過ぎで気持ちが折れかねない
という切実な思いなのです。すぐにどうこう出来れば苦労もないのですが、そんな訳にもいかず少しずつ前に進んでいくしかないのかなぁという考えです。
もう少し肩の荷を下ろして誰か頼れる人がいれば無理せず積極的に頼っていこう
というところです。
具だくさんスープ・汁物 (NHKきょうの料理 きょう・すぐ・レシピ) | |
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