YBR125シリーズの異端児、YBR125GとKG・天剣越野版は未舗装路の走行も想定した
ちょっとオフロードバイク風に仕立てたスクランブラーやダートトラッカーってところか。
詳しい仕様はよく知らないけれど、通常のYBR125に比べて以下の部分が違うらしい。
・フロントフェンダーは二分割式アップフェンダー
・フォークブーツ付
・フロントフォークのインナーチューブが30mm長い(リアサス長は不明)
・ライト下のYAMAHAエンブレム形状が違う
・ブレイスバー付ハンドルとバークッション
・ライトガード付(KGにはさらにミニウィンドスクリーン付)
・ブラッシュガード(ハンドガード)付
・エンジン底部プロテクター付
・キックスターター付(セルモータも健在)
・タイヤが世にも珍しいチューブレス仕様オフロードパターン(前後チェンシン製・3.00-18)
・サイドスタンドが約45mm長い
って事で、他はほぼ普通のYBRやKと同じだからG化コスプレは一部を除いて簡単だ。
実はこの中で流用が効果的なのがサイドスタンド。
以下の例に当てはまるYBRではG用のサイドスタンドに換装することで、サイドスタンド駐輪時
の傾きすぎを改善する事が可能。
・リアタイヤを3.25-18や3.50-18など、オーバサイズ化してる
・リアサスペンションをノーマル350mm(実測345mm)より長い物に換装してる
・前後タイヤ・サス共にオーバーサイズ化してる
俺のYBRはリアサスを360mm化してる関係でリアタイヤサイズがノーマル90/90-18や3.00-18
であっても結構傾き具合が大きく、道路端の駐輪時に路面排水の斜面の影響も受けて笑えるほど
傾く時もあるんだよw
そんな経験から他の物と一緒にタオバオ輸入しておいたので、いよいよネタとして換装を実行した。
こんな感じでG(KG)用サイドスタンドはノーマルに比べて若干形状も違うし全長も長い。
約45mmほど長くなるが、取り付け部分の形状やスプリング受けの柱の位置は同じ。
部品番号:2B9-F7311–00 STAND, SIDE (南米無印モデルPL調べ)
または 46S–F7311–00 STAND, SIDE (2011年KGモデルPL調べ)
参考:タオバオ内検索用語 「天剑越野 单撑」
・参考単価:30元
・出品店参考:「雅马哈网店摩配」 「2yamaha」 「乐乐摩配88」
注意:上記以外の出品者も見かけるが通常のYBR125用をG用として出品している例もあるので
画像を良く観察して選ぶようにするべきだと思う。
また代行会社経由でも越野版用と注意書きして注文しておくと良いだろう。
今回入手した物には2B9-F7311-00のラベルが貼られていたので無問題。
★追記(2013/10/23) 初期型K(2010年式)に装着したい場合は初期型KG用
である46S–F7311–00を指定注文しないと付かない。
2013年式以降のKは無印YBRと同じ構造になったので、
普通のG型サイドスタンド2B9-F7311-00で大丈夫です。
別件だが前用部品を念を押して注文したにもかかわらず、実際には後用部品が前用部品番号付袋
で梱包されて来た事があった・・・これが中国の商習慣の怖さでもあり安さでもあるww
交換方法はネジ外して入れ替えてネジを付けるだけ。
サイドスタンドの傾き改善方法の記事でも参照すると理解しやすいだろう。
実際に付いたのがこんな状態。
かなり傾き具合が改善されて普通のバイク並になったよ。
みなさんはご自分の実車のサイドスタンド下に何か板か雑誌でも敷いて、40~50mmほど浮かせて
傾き具合の良否を判定してから購入に踏み切ればいいかと思う。
なお、YSPモデルのYBR125Fiに関しては残念ながらKGスタンドをそのまま付けても発進できない。
サイドスタンド仕舞い忘れ防止用安全スイッチを操作する形状になっていないからだ。
どうしても!って考えてるFiオーナーはKG用を純正と同じ形状になるように鉄工所に頼んで溶接か切削
をしてもらうか、あるいは安全スイッチの機能を犠牲にしてスイッチの排除と配線のバイパスを行う他ない。