以前、自賠責保険における高次脳機能障害
ということで、
「自賠責保険における高次脳機能障害認定システムの充実について」という報告書
をとりあげましたが、今回その内容の中から、
”時間的経過”
という点をご紹介したいと思います。
報告書には次のように書かれています。
脳外傷による高次脳機能障害は、急性期には重篤な症状が発現していても、時間の経過とともに軽減傾向を示す場合がほとんどである。これは、外傷後の意識障害の回復過程とも似ている
したがって、後遺症の判定は、急性期の神経学的検査に基づくべきではない。
経時的に検査を行って回復の推移を確認すべきである。
しかし、症例によっては、回復が少ないまま重度な障害が持続する場合もある。
この報告書の箇所はわかりやすいと思います。
つまり、高次脳機能障害は最初は重度であっても、だんだん回復する傾向が多いということです。
早い段階で知能検査などが行われていても、それだけに頼るのではなく、何回か検査を行って後遺症の有無を確定すべきだということです。
もっとも、すべてのケースがそうなるわけではなく、重度のままで障害が残るケースもあります。
ということで、
「自賠責保険における高次脳機能障害認定システムの充実について」という報告書
をとりあげましたが、今回その内容の中から、
”時間的経過”
という点をご紹介したいと思います。
報告書には次のように書かれています。
脳外傷による高次脳機能障害は、急性期には重篤な症状が発現していても、時間の経過とともに軽減傾向を示す場合がほとんどである。これは、外傷後の意識障害の回復過程とも似ている
したがって、後遺症の判定は、急性期の神経学的検査に基づくべきではない。
経時的に検査を行って回復の推移を確認すべきである。
しかし、症例によっては、回復が少ないまま重度な障害が持続する場合もある。
この報告書の箇所はわかりやすいと思います。
つまり、高次脳機能障害は最初は重度であっても、だんだん回復する傾向が多いということです。
早い段階で知能検査などが行われていても、それだけに頼るのではなく、何回か検査を行って後遺症の有無を確定すべきだということです。
もっとも、すべてのケースがそうなるわけではなく、重度のままで障害が残るケースもあります。