ヘラジカと暮らす街アンカレジ~密着 動物パトロール~
12月17日(水)
19:00~19:45
NHK教育
アメリカのアラスカ州は野生動物の宝庫。その最大都市アンカレジも、野生動物と人間が共存しているワイルドな街です。ヘラジカやハイイログマが車道を横切り、民家の庭にまで忍び込みます。
こんなアンカレジの秩序を守るために日々奮闘しているのが ADF&G(Alaska Department of Fish and Game アラスカ州漁業狩猟局)のメンバーなのです。野生動物の生態を調査し、街中で迷子になった動物を森に返したり、野生動物が人間に危害を及ぼさないよう巡回したり。動物と人間の両方を、危険から守る、特殊な任務に携わっているのです。
野生動物が行き交うアンカレジの暮らし、その秩序を支える人々の奮闘を通して、人間と野生動物の共存について考える番組です。
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画像はフェアバンクスのロッジ庭先にやってきた
仔ムース(ヘラジカ)。
花壇の草をムシャムシャ…。
部屋で夕食を食べていたら、
「あっ!庭にムースが居る!」
カメラ片手に、ソロソロと外へ。
しかし、すぐに気付かれてしまって…
仔ムースは駆けて行ってしまいました。
どこか近くに、お母さんムースが居たのでしょう。
フェアバンクスでは、ハイウェイの路肩でムースが草を食んでいたり、道路に出て来ることがしばしばあります。
大都会アンカレジでも、住宅地の庭にムースがヒョッコリ…ということが良くあるそうです。
数年前にはアンカレジのスーパーマーケットの前に現れたムースに、通りがかった男性が蹴られて亡くなるという事故も発生しています。
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animal bloopers... moose attacks a guy@You Tube
(これは上記の時の映像とは違うと思いますが、母子のムースでしょうか?子供に危害が及ぶと思った母ムースが執拗にアタック!!男性は大丈夫だったのか心配です。)
車との接触事故もかなりの件数だそうで、人間の死亡事故も起こります。
雄の成獣は体重800kgを超えるものも居るそうです。
ムースは足が長いために、車でヒットすると跳ねて運転席に飛び込んでくるために、ムースだけでなく、人間も死亡するということが起こるとのこと。
人間の生活圏と非常に近い場所で棲息しているからこそ起こる訳で、ADF&Gのメンバーが活躍するということなのですね。