殴り書くことば

ロープが垂れていても、掴みたくない時が
誰にも縋らないで、泣きたい夜が
へらへら笑ってる僕にさえ、そんなのがある。

私のループ

2009年10月14日 00時05分50秒 | 無気力power
夜中、道路に飛び出しました

轢いてくれる車はおらず

ため息をついて月を見ました





死にたくなどないのです

体の異常に敏感になりました

いつも息苦しくて



流れてきた涙を拭う度に

何に怯えて泣くのかわからず

それ自体に怯えてまた泣きだし


それでも気付かれまいと

隣に誰がいるわけでもないのに

声を押し殺して泣きました








私は近々

正真正銘の廃人になります


何にも属さない、働きもしない、

ただ息をするだけの人になります




いっそのこと

植物人間にでもなりたい、なんて。




親に金をねだり

あらゆる欲があり

その上、傲慢で

手伝いもせず文句ばかり







こんなの

あってはなりません





あぁ
私のこの臓器に
拒否反応が出ない人がいるならば

すぐにでも




すぐにでも




バラバラになりたいと思うのに










それでも

本当はやりたいことがたくさんあって


でも私がそんな!

って許せなくて





ループする

ループする

ループがループする






死にたいようで


死ねない




生きたいように見せかけて

なんだか涙が止まらない
 

 
 
 
 
 


滲み出た声色涙声

2009年09月13日 01時27分45秒 | 無気力power
実行しない予定
未定のまま
手帳は真っ白


言いたいことが
言えない

聞きたくないこと
ばかりで

言いたいことを
言いたくない







笑顔をかぶって「I love you」
素直になって「I hate you」







手が震える
冷や汗が出る
動悸がする

頭が痛い
腹も痛い

胸が苦しい




ギターを掻き鳴らしても
誰かの真似事


私はどこ
まだ消えちゃいけないの?




着古したシャツの糸がほつれた
力いっぱい引きぬいて
手放した




「いついなくなっても構わないよ」

そんなこと言ってみてよ





私、

きっと素直になって
涙を流すかもしれない



私を捨てないでって
愛されたいのよって

言葉にできない気持ちも
伝えられるかもしれない






見捨てられてでしか気付けない自分が
やっぱり嫌いで許せないけど


だってもう

変われないし


きっとほら

違う誰かに愛されたいなんて
思ってるかもしれない







贅沢なばかやろう



でも私

あなたのことが好きじゃない




私のことはもっと好きじゃない




私のことを好きでいるあなたは
頭のどこかが、ねえ



イカれてるのよ、絶対

 


麻酔深度

2008年06月04日 12時52分52秒 | 無気力power
取り付く島もないこの世界の歯車に
流されっぱなしだよ
とめどなく溢れる涙と血の量に
これと言って訳はないんだ


あとのことは知らない
麻酔を売ってくれないか
苦しいときだけ使っていいね?
撫でてくれる風は忘れたくないから

深い眠りに就けたなら
きっと生き生きしてみせよう






染まれば綺麗になれると信じたんだよ
孤独に耐え切れなくて
夢のよう?忘れよう
からくりを見破れる程みんな
利口じゃない


あとのことは後悔
麻酔を打ってくれないか
何が痛みかもうわからないし
めんどくさいから一気にぜんぶ




















体は麻痺して宙に浮き
思考は落ちて瞼が重い

私は何をすればいい
私は何もしなくていい
本能のままに息をしてる


あとのことは何も知らない
麻酔を打ってくれないか
痛みがなくなるならもう
喜びごとわからなくていい






眠ればすべての悪から
逃げられると信じてる

何が悪かわからなくなれば
楽になれると信じている










心配いらない
薬には敏感な方だ

 
 

遺歌-メロディボール-

2008年02月29日 23時12分57秒 | 無気力power


元はと言えば僕が悪い
まだくすぶってて言えなくて
挙動が不審に転がった

普通の人間だった
暗がりの中で
相当滅入っていたんだよ



怖かった
苦しかった

夢だった
この世から消え去るのが






見知らぬ人の亡きがらを
眺めるように薬を見つめ
夢中でいくつもの封を切った

それから
僕は
笑って
狂って
眠って
記憶をなくした







夢は叶うことなく
いつもみたいに目を覚まし
いつもみたいに窓には
太陽が昇ってた













メロディボールを弾ませて
あなたに歌を届けたかった

夢で終わるだなんて思ってなくて
きっとこのまま眠れるなって希望さえあった

メロディボールを弾ませて
最期の歌を届けたかった




最高に心地のいいもので
悲しみすら忘れてしまえるような
そんな
僕がいなくなっても
あなたが平気でいられるステキな歌







なのに目は覚めてしまって
『ここはどこ?』
あなたは泣いた



 
 








ボールは蹴って遊ぶもの
何の音も、しない

こんな僕に
まだメロディなど、ない
 
 
 
 

睡魔-kill-

2008年01月27日 00時22分09秒 | 無気力power
壊れた人間です
夢のない人間です
おそらく希望もなく
現実しか受け入れない人間です




それでも生きてこれた
なぜでしょう



ねぇ涙が止まりません









カーテンから漏れる月光
この瞬間だけは
生きていたいと思う



みんなみんな
幸せになればいい










とても私は弱く
明日が来ることに何の疑問も持たず
朦朧とした中で好きな音楽を聴き
あの人の笑顔が薄れていくのに抵抗もせず
気持ちがいい程の睡魔に殺され


壊れた人間である私は
ゆっくり沈んでいくのです
 
 

 






皆が自力で眠れるのは
疲れ果て弱れ切っているから
 
 

 

weakness

2007年10月15日 22時15分51秒 | 無気力power
「死にたいんだ」
もう言えなくて

「死んじゃやだ」
聞こえてきて



How are you?
生きてね?
生きて!





weakness
もう隠し切れないや

みんな知ってるみたい
もう無視できないや




嫌えよ 失笑しろ 拒め 触んな


生まれてこなきゃよかった、よね


ほら頷いて?
今更泣いたりなんかしないで





weakness
もう隠さないから

嫌ってほしいよ
こんな歪み笑い





なのに





「死にたいんだ」
もう言えなくて

「死んじゃやだ」
聞こえてきて



How are you?
生きてね?
生きて!




それで終わらせるんだ

2007年10月03日 21時23分33秒 | 無気力power
悲しくはない
眠くない
まだ足りない

頭おかしい
そう言われて
そう思い込んで


夜中の街路
歩きたくなって
音楽片手に家を出た

殺したかったって理由で殺していいなら
この世の中終わりだ
それで終わりだ






つい出過ぎた真似をして
つぐんだ口元
人のこと言えるざまじゃねぇんだ

ご親切にご注意したその後
つまずいたら終わりだ
この世の中終わりだ









ならもう終わりだ



馬鹿馬鹿しいと笑う右手に何を持ってる
その刃をどこに向ける



自分の胸に刺して終わりだ



それで終わらせるんだ






目が冴えて深夜

2007年09月01日 21時02分54秒 | 無気力power
外し忘れたコンタクト
眼に張り付いた

閉め忘れた窓
毛布を掴んで身を縮めた



もうどうでもいい
今何時だ



隣の部屋は静かで
僕はひとり目が冴えて

お気に入りのCDかけて
淡い灯りひとつ燈して






悔しい、とか言っただろう
別に嘘じゃないけど
本気でそう思えるほど
生きることに真剣になったことはない






これは幻聴でしょうか。
何度も何度も
メロディといっしょに流れてくる

「お前は弱いんだよと言われました。」



これは幻聴でしょう。
何度も何度も
メロディといっしょに歌い出す

「言われなくてもわかってるんです。」













聴きたい曲はこの次
なのに眠気


淡い灯りの中
僕はひとり







何もかもどうでもいいの
これが本音
それが弱音












目をつむってまた夢の中
いつ寝たのかなんかわかんない


聴きたい曲は聴けなかったことだけ
覚えてる








張り付いたコンタクト
冷たい風だけ送る窓



どうでもいい

どうでもいいよ












どうでもいいのに

レンズを外して
毛布にくるまって













いつしか眠った。
 

 
 

おーばーどーず

2007年07月28日 22時25分52秒 | 無気力power
意識がないよ
記憶が飛ぶんだ
夢見がちな夜が続いて
どうしても狂いたくなるんだよ

指先が冷たい
猛暑なのに

これは冷や汗かな










無理しなくていいよって笑ってくれた顔
普通に喜べた僕は過去の人か

あぁそうか
落ちた僕は堕ちたか

あぁそうだ
無理した僕は裂けた










昨夜のことは覚えてないよ
多分あれから眠ったんだ
夢見がちな夜が続いて
どうしようもなく狂ったんだよ

目頭が熱い
悲しくなんかないのに

これは汗じゃないと思う










努力が報われない人がいる
自分と重ね合わせてオーバー

悔しいとか言いながら
努力してない自分にドーズ




記憶を飛ばしたかったよ
ごめん、たいした理由はない




自分を放り投げたかった
それだけの思いでオーバー

自分を見捨てられず
それっきりドーズ












だけど不安じゃないよ
友達がいるもの

明日は何しよう
未来を想像できるよ












なんかイイことないかな



昨夜のオーバードーズ
後悔できるよ








明日はもう少し笑えるといいな


もう薬がないから
頼れるの自分だけだから

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
でもまぁ
理不尽な理由かな。

無人島の心臓

2007年05月11日 19時49分09秒 | 無気力power
「手を貸して」
悪いけど
もう動けない

「聞こえてる?」
悪いけど
聞く気などないです









なんかいまちょっと
見切り発車
誰が何か言うわけでもないので
そのまんま南へ



フラッシュバックする記憶が
今の心境も破壊して
寸前で止めた刃物

辛いでしょう
頑張ったわね
って、


ねぇうるさいよ





無人島の心臓
今鼓動してんのは俺だけだろ
他にはなにもない
そうだろ

そうだ








なんかいまちょっと
見切り発車
誰も何も言ってくれないので
あえて東へ


残像はもう見ない
見えない



無人島の心臓
今鼓動してんのは俺だけ









良いことなんかしたくない
悪いことはもっといやだ

涙など流したくもない
しわしわの笑顔はもっといやだ

声出したくない
息継ぎはもっといやだ










しんぞう 心臓
誰のでもない


今脈打つのは俺の手首だけだろ
そうだろ


そうだ






この場所に
自分の影しか映らない







無人島の心臓

いま見切り発車して
後悔垂れ流して
いま息を吐いて
煙吸って

命があって










この場所に
自分の声しか響かない