殴り書くことば

ロープが垂れていても、掴みたくない時が
誰にも縋らないで、泣きたい夜が
へらへら笑ってる僕にさえ、そんなのがある。

息をとめる夜

2016年03月04日 22時29分41秒 | 気まぐれ日記


息を吐く朝
今日も狂いなく始まる人生ゲーム


いよいよ中盤戦だろう

みんな躍起になって
手に汗握るレース


「あと少し、あと少し」

順番が来るのを待ってる












僕はちがう。










進めない、進まない
行き止まりそこ止まり

僕は利口だから
サイコロなんか振らない



回れない、回らない
振り出し繰り返し

僕はもうわかっているから
ルーレットになんか触れない






見ない、見ない
ゴールの先は行き止まり

競って、競って
なにをそんなに生き急ぐのですか






視界に収まる程度の盤ゲーム
生まれた時から終わりはわかってる






















息をとめる夜
精一杯のルール違反


いよいよ中盤戦だろう

命が進まぬように、ただ
1秒でも長く。

















堪らなく、息がもれる夜





















生きている

生きてしまっている。