殴り書くことば

ロープが垂れていても、掴みたくない時が
誰にも縋らないで、泣きたい夜が
へらへら笑ってる僕にさえ、そんなのがある。

秋の始まり

2007年09月23日 18時53分37秒 | Image
星が見えない
あなたのせいじゃない

気付いたらたまたま
空が曇っていただけ



夏の終わり
街灯を浴びた夜空は明るくて
自分を正当化した人に
雨粒を届けた

秋の始まり
染み込む哀歌がお似合いで
自分を傷つけた人に
居場所をあげた



何も見えない
あなたのせいじゃない

気付いたらたまたま
私が曇っていたただけ








目が覚めたら天井
冷めた空気の中

自分とは私のことかと読み返して
居場所なんか貰ってないぞと笑う













こうなったのも
そうなったのも
どうなったとしても

あなたのせいじゃない




気付いたらたまたま
私が曇っていただけ



ただ単純に
とても勝手に

私が息絶えていただけ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

今の自分 -躁鬱病-

2007年09月18日 02時17分47秒 | 気まぐれ日記
私の病名は、うつ病・不眠症でした。
はっきり「あなたはこういう病気だ」って言われたわけではないのでもしかしたら思い過ごしなのかもしれません。


精神科医は、病名を記入しないと薬を処方できないそうです。

たとえば、
私は以前リスパダールという液薬を処方されていました。
この薬は統合失調症(分裂病)に用います。

ですが、私には幻聴も幻覚もないし、妄想もない(つもり笑)です。
統合失調症の症状はないのに、そういう診断名を下さないとその類の薬を処方できない、という具合ですね。

ちなみに、私の場合、リスパダールは睡眠剤の効果を調節するために処方したそうです。





それで、
以前通っていたクリニックは評判は良かったんですが「医者と馬が合わない」と感じた私は病院を変えました。
その変更の時に大学病院に行ったんですが「こんなに処方されてたんですか?;」と驚かれました。

2,3日で効果が弱まってしまう体質なんでしょうか、睡眠剤は行く度に変更され、
抗鬱剤、安定剤、抗てんかん、本当に様々な薬を処方されました。

精神科に通い始めて5ヶ月が経ちますが、薬は20種類を超えますね~たぶん。







今通っているクリニックは雰囲気がよくて、近所のおばさんと会話してる感じです。
「何か欲しい薬ある?」なんて聞かれてちょっとびっくりしましたが(笑)とても話しやすく変えてよかったと思っています。



通院は2週間に1度なんですが、この前行った時、私の次にやってきた家族連れがいました。
初診のようで、母親と娘で来ていてどちらも格好は派手な感じでした。

小さな待合室
テレビがあるんですが、小さい音量で勝手に放映されてます。
普通、病院の待合室では静かになってしまいがちではないですか?
私も一応未成年なので母と通っているんですが、耳元で囁くような会話です。


でも、その親子は違っていて。
母親の方は周りの目を気にしていて、私たちと同じように内緒話をするような感じの声量で話していました。
でも、
いかにも女の子!ブランド大好き!みたいな娘の方が、凄い大きな声で喋っているんです。
まるで友達とウキウキしながらこれから遊びに行くみたいに。




私の診察が終わり、母に
「さっきの女の子、めちゃめちゃ声大きくなかった?うるさかったわぁ
と愚痴ったんです。
そしたら驚くべきことを言われました。


あんたも初めて来た時、あんな感じだったよ?凄い声がでかかった。



本当に心から驚きました。しかも覚えてないんです。
自分では普通に喋っていたつもりだったんですよ。
初めて来る病院だったし、緊張してるだろうから声も小さいはずなのに、
あの子と同じだったと言われ、医者に診断された病名をも思わず納得してしまいました。



躁鬱病
内因性精神病の一。
快活な気分が支配的となる躁状態と、その逆に憂鬱な気分が支配的となる鬱状態とが交互に、またはどちらか一方だけが現れ、中間期には正常な精神状態に復する。


躁状態
「何でもできる!」
「3時間しか寝てないけどよく休めたわ~」
「めちゃくちゃ楽しい」
「いくらでも喋れる♪」
「受験勉強なんてちょろいね」
「部活?余裕で出れるよ」
「頭が冴えてやる気満々」


抑うつ
「何やっても駄目だ」
「眠れない。不眠」
「ODしよう」
「誰とも関わりたくない」
「頭痛が激しすぎて動けない」
「死にたくて死にたくてしょうがない。生きる意味がわからない」
「退部するしかない」
「退学して自殺しよう」
「眠りすぎ」
「何もやる気が起きない」




といった具合に、感情の波が激しいんです。
それは一日の間での変動だったりするし、
1週間のうち、3日に一度が躁状態ということも。



今日は、早朝は躁状態でした。
4時間しか寝てないのに目がぱっちり覚めて
友達の試合の応援に行く日だったので準備していたんですが、
もう「ルンルン♪」です。


でも午前11時頃。
肩が物凄い凝ってきて激しい頭痛。
薬も効かない。
どうでもいい。
口数が減ってきて意識が朦朧としてくる。

近くの会場でもう一人試合をしていたので、そっちに行くことになったんですが
↑な状態だったので私は早退させてもらいました。


一人きり電車内でぼーっとしていて、暗い音楽しか聴かない。
帰って2時間ほど寝。
それから夕飯も、今日は敬老の日ということで外食だったんですが、無言。

完全に抑うつ状態でした。




思い出してみても怖いくらいです。
「同じ自分だったの?」と、最近よく思います。








前までは、いくらか友達に助けてもらっていました。
いや、完璧に助けていただいてましたね。
友達のテンションが高ければそこに乗っていける、みたいな感じで。



でももうそれも無理で、
「次のテストやばい!!笑」と必死で勉強する友達についていけず、
部活が楽しくてしょうがないノリノリな部員たちについていけなくて、

テストなんかどうでもいい、と机に突っ伏し、
「ごめん、体調悪い」って言い残し部活は欠席。
いつも部活の準備して学校行くのに、途中で行けなくなるパターン。



気分障害ともいうそうですが、まさにその通りだと思いましたね。
自己中な病名で、「ってかそれ人間として普通じゃないの?」という感じでしょうが、全然普通じゃないです。



病院も、
初診は躁状態でいくらでも喋れて、
前回は抑うつ状態で「死にたいんです」ばっかり言ってました。




診断中、優しく柔らかいオーラの先生は、
私がお礼を言って診察室を出て行こうとしたとき
突然真剣な眼差しになり、まっすぐに私を見て、
死ぬのは絶対に駄目よ」と
小指を差し出し、私に指きりをさせました。

終始苦笑いだった私は、
『そんなん守れるかよっ』って内心ツッコミ入れてました。








前にも書いたように、はっきりと「あなたは躁鬱病よ」と言われたわけではありません。



【朝】
アモキサン2錠(抗うつ剤)
漢方薬

【昼、夕】
アモキサン1錠
漢方薬

【就寝前】
デパケンR2錠(抗てんかん剤・躁状態の抑制)
ロヒプノール2錠(睡眠剤)



朝昼夕は抑うつ状態を治しやる気を出させて、
寝る前は頭の冴えた躁状態を抑え眠れるよう促す。

病名を明確に言われたわけではありませんが、
明らかに以前とは違う自分がここにいます。





私は携帯に思いついた言葉を打ち込んでおく習慣があって、それが詩になることが多いんです。
だから詩も、日によって明るかったり暗かったり、
前半は明るいのに、書き途中だったために後半は暗く仕上がっちゃったり、
そんなのしょっちゅうです。


コメントの返事も同じで。
「こいつやる気あんのか?」ってコメントとか…本当にすみません;
病気のせいにしたくないんです。ただ甘えてるだけだと未だに考えています。

父に教え込まれてるというか?笑
父の理解は全くありません。




【病名が変わっての心境】ですか。
「なんか変な漢字がくっついたなぁ。」って思いました。
そもそも気分障害だなんて名前がアホらしいじゃないですか。
精神疾患の理解が深まらない原因の一つでもあると、私は思いますね。

うつ病・不眠症、ならまだ誰にも迷惑がかからないと私は思うんですが、
そこに『躁』がくっついて、他人を巻き込む恐れがあるので


私は私がすごく怖いです。



取り残されたようで
もう皆とは別世界にいるようで
一歩一歩悩みを解決していく人を見ると悔しくて



でも治りたいと思えない。(そこが怖い

7月からずっと入院を夢見てきました。

夏休み入院していればよかったと何度悔いたことか。

「学校が始まって入院すれば日数が足りなくて留年だ;」って
そんな理性を持つ自分もいるようです。




「さっきまで明るかったのに急にどうしたの?」
そう問われても私は何も答えられない。

「さっきまで元気なかったのに急にハイになったね。なんで?怠け?」
そう問われたときが一番怖い。











今日も、とってもお目めぱっちりで
頭ばりばり冴えてます。もう2時を回りました。
今日は6時前起床でしたが全く眠くありません。


今まで増量して効いていたロヒプノールも、
最近じゃ3時4時に目が覚めてしまいます。



やっぱり睡眠時間5時間。
くまは消えず
顔は青白く
頬がこけて気持ち悪いと親に言われました。


2週間前まで拒食で、ほとんど何も食べていなかったせいか
胃が小さくなって今もあんまり食べれていません。









これからのことを考えると不安で、
誰とも関わりたくなくて、
口数は減る一方ではっちゃける自分もいるし、


もうなんか滅茶苦茶です。







これが、正直な感想です。
そして、正直な弱音と不安の綴りです。
 

 

日陰のイマジネーション

2007年09月18日 00時38分49秒 | Image
あと1cm
前に踏み出せたら太陽を浴びてた
変わった自分がいた、きっと


今も約束を
覚えて祈る


それでも足が動かなかった自分を
頭の中で轢死させた






『いつの日にか
必ず会いましょう
会いたい時に会えなくなっても
絶対会いましょう

指切りげんまん
有効期限いつまででも』



 

 
くたくたの体
ベッドに預けて眠りなさい
誰も口だしさせないから
肩を張るのはよして
呼吸を止めないで


死にたいって言おうとした口
何度も抑えたでしょう
弱音なんてダメだと
感情を否定したでしょう


誰かに頼りたいわけじゃない
なのに
涙が止まらなくて
包み込んでくれる胸がほしくて


知らぬ間に崩れ壊れただけ
それを
拾えなかった自分を許せなかっただけ



そうでしょう
そうなら
それでよくて

相当滅入った身体
ベッドに預けて眠りなさい






会いたい時に会えなくなっても
絶対会いましょう

いつの日か必ず







昨日、今日、明日

今も会いたいから



指切りげんまん
有効期限いつまででも













轢死した自分の破片をいくつも拾い集めて


何度でも生き返る



 
 

 
あと1cm
前に踏み出せば太陽を浴びる
 
 

 
 

たらたれ未練

2007年09月07日 21時34分46秒 | 気まぐれ日記
「未練があるんだ」とか言って
信念を注ぐような物なんかないだろう

嘘に嘘を重ねて
あなたのそれはただの理想論


唾つけんなよ
もう誰とも喋る必要ない

聞こえてるよ
隣の部屋で泣いてるんだろう


未練はいつも
上辺のかっこつけ

たらたれ未練
良いのは響きだけ





「考えすぎなんだ」って
そんなに良い頭持ってないだろう

思い込みの暗示の末
あなたのそれはただの理想論



だけど

多かれ少なかれ
あなたに勝ち目はない


多かれ少なかれ
あなたに落ち目もない















僕のこれはただの想像論 
 
 
 
たらたれ未練
水になって流れてしまえ

もうそんな脳みそ
残ってないもの
 
 
 
 

 

天国行きのパスポート

2007年09月05日 00時22分12秒 | 気まぐれ日記
ねぇ今まで
どのくらい叫びたかっただろう
おとなしくしてる顔の裏側で
奥歯ぎしぎし言わせる僕がいた


上り坂の上でね
笑ってたんだ
みんなが頑張ってるの見て
本当は笑ってたんだ

どのくらい歪んでただろう
怖いくらい覚えてない

今じゃ勝手にキーボードまで打つ



 
 
 

 
 


ねぇ天国までいけるでしょう
自殺したって
親より先に死んだって
その扉
開けてくれるんでしょう









この傷
天国行きのパスポート

治る前に早く

ねぇ天国までいけるでしょう







隠し続けた腕
傷だらけの腕
血まみれの腕

こんなに綺麗な色だ
僕だって生きてんだ











その光る扉
開けてよ


天国行きのパスポート









待って
いま包帯を解くから

 

 
 
 
 

目が冴えて深夜

2007年09月01日 21時02分54秒 | 無気力power
外し忘れたコンタクト
眼に張り付いた

閉め忘れた窓
毛布を掴んで身を縮めた



もうどうでもいい
今何時だ



隣の部屋は静かで
僕はひとり目が冴えて

お気に入りのCDかけて
淡い灯りひとつ燈して






悔しい、とか言っただろう
別に嘘じゃないけど
本気でそう思えるほど
生きることに真剣になったことはない






これは幻聴でしょうか。
何度も何度も
メロディといっしょに流れてくる

「お前は弱いんだよと言われました。」



これは幻聴でしょう。
何度も何度も
メロディといっしょに歌い出す

「言われなくてもわかってるんです。」













聴きたい曲はこの次
なのに眠気


淡い灯りの中
僕はひとり







何もかもどうでもいいの
これが本音
それが弱音












目をつむってまた夢の中
いつ寝たのかなんかわかんない


聴きたい曲は聴けなかったことだけ
覚えてる








張り付いたコンタクト
冷たい風だけ送る窓



どうでもいい

どうでもいいよ












どうでもいいのに

レンズを外して
毛布にくるまって













いつしか眠った。