殴り書くことば

ロープが垂れていても、掴みたくない時が
誰にも縋らないで、泣きたい夜が
へらへら笑ってる僕にさえ、そんなのがある。

嬉しくて泣いてしまうよ

2010年06月21日 23時49分51秒 | Sad love
そろそろ雨も降り止んで
日が差してきた頃だ

カーテンを開けた先に
紫陽花を見つけた午後


出かけた場所にあなたは待ってない
時間を気にしなくなったこの頃





笑い声の絶えない輪の中で
ふと気付けば私も笑っていたよ



片方の手を掴んでくれた
きっとそれがあなたじゃなくても
それはとても温かくて





ほかの誰かが私を想ってくれていて
そこに愛があって
嬉しくて泣いてしまうよ

あなたじゃなくてもいいんだって
嬉しくて泣いてしまうよ

あなたはもういないのだからって
虚しくて笑ってしまうけど







愛されているんだ
あなたも今誰かに

愛されているんだ
私だって今誰かに




こんなに嬉しいことはないって
泣いてしまうよ



組んだ肩の温もりが
繋いだ手の強さが
「大丈夫」と笑ってくれた声が



まだこんなに
失いたくないものがあるんだって
不安で震えてしまいそう

だけど
嬉しくて泣いてしまうよ









愛されているんだ
あなたは今違う誰かに
そして
あなたも今違う誰かを
愛しているんだ






でも


愛されているんだ
私だって今確かに



そして愛している
ぜんぶを今確かに




嬉しくて泣いてしまうほど
ぜんぶが愛おしくて








あなたにとって
私じゃなくていいんだと
悔しくて泣きそうになったけど


私にとって
あなたじゃなくてもいいんだって
嬉しくて今泣いているよ




足掻いた末のさよなら

2010年06月19日 23時20分18秒 | 気まぐれ日記
バスに飛び乗った後ろ姿が今もまだ
あれが最後になるとは


ちょっと思っていた



この寝顔を忘れまいとじっと見惚れて
これが最後かもしれないなんて


ちょっと感じていた








さよならだね

たくさん悪足掻いてみたけど
それも通じなくて
もう会うこともないでしょう

さよならです

復縁するのを疑わなかった自分が
今はただただ恥ずかしくて
もう声を聞くこともないでしょう




最後に話をしたいけれど
それは私にとって
また悪足掻きのスタートでしかないので

全然最後になりません







だからさよならです










自分ではない誰かを憎んで
血を流してしまったこと

ごめんなさい










だけどそんな相手の
幸せを願えるほど強くもないので
優しくもないので


どうか、さよなら











ずっと永遠に、と
馬鹿のように繰り返したあなたが
いつか私から離れていってしまうなんて





わかっていた  のに