殴り書くことば

ロープが垂れていても、掴みたくない時が
誰にも縋らないで、泣きたい夜が
へらへら笑ってる僕にさえ、そんなのがある。

手紙

2011年06月18日 01時21分33秒 | 気まぐれ日記
無駄に流れていく血などないって
その言葉が
ただずっと頭の中を回っていて
聞いたことのないあなたの声が
いつも私を慰めてくれたの


初めて自分に傷を付けた時
想像でしかなかった痛みがリアルになって
こんなにさらさらと流れるものだって知らなかった
少し紫がまざった赤色


あの日あんな詩をうたったことを
ずっと後悔していたと打ち明けたときも
優しいような厳しいような
炭酸が抜けてちょうどいい刺激のソーダみたいな、そんな感覚の
不思議な魅力がつまった言葉をもらった



あれから何年経つのでしょう



勝手な約束だなんて言わないでください
私の思春期の成長をぜんぶ見ていてもらった気がします

反抗期、死ねなかったこと
失恋、社会から逃げ出したこと
またやり直そうとしてる今のこと

思春期どころじゃない

自分の思い出を振り返ることができたらと
始めたブログでもあります
なのに読むのはいただいたコメントばかり
色んな角度からの突っ込みも
年上の方からの共感も
ぜんぶ私の大切なものです

gooが潰れたらどうしよう
このブログ失くしたら
ちょっと泣いちゃうかもしれないです




ありがとう
とても素敵な言葉を

あなたのような人がいてくれるから
私はまたここに書きたくなってしまいます
気付いてほしい、言葉がほしい
ってすげーほしがりです。





いつか来ることがなくなっても
ひょっとして覗いたときに
「ページがありません」
なんてことにならないよう


私はここに
いることにします。


自分のことがわからなくなっても
誰かの言葉で思い出せるように







うん、なんちゃって。

喪失アルコール

2011年06月01日 01時33分43秒 | Sad Soul
透明なアルコールに浮いた氷を
指でくるくる鳴らす

うすまった、うすまった
私はお酒に弱いから
氷が溶けた位がいいの




1日の終わりは、短い針が12を差したら?
1日の始まりは、長い針が12を超えたら?



わたしは、ええと、
誰だったかしら

take it easy
そうは言ってもだって
誰だかわからない人と
あなたは一緒に眠れるの?




笑うことが増えました
楽しいことが増えていきます
辛いことから逃げようと必死です





でも、だめなの

こうしていくらか経ったら
無理にでも泣かないと
自分が誰だかわからなくなってしまうんです



うすまらないと、うすまらないと
私は笑うのが苦手だから
溜めすぎた涙はしょっぱすぎてだめ






辛いことを作るの
苦しいことを思い出すの
悲しいことを引っ張り出して
痛みを与えて
息苦しくさせて




泣きやんだ頃には
アルコールがまわって
いつの間にか眠っている




私が目を覚ました瞬間が
今日の始まりで、

目を覚ましても
自分が誰だかわからなかったら
今日はもう来ないってことで


うん、ええと
真ん中にいるのは私なの


でも、ええと
私は誰だったかしら





もっと泣かないと

もっとうすまらないと

自分が見つかるまで泣かないと


味の濃い涙で私が溺死する前に





もっともっと