歌うその目に悲しみがなくて
払うその手は汚れていた
夜の海中を手探りで進むように
それは不安で心踊って
自分が誰であるかなんて
どうでもよかった
憂いを手放した少女は真っ白
一点の黒も纏わず
傷もなく涙も知らず
生ぬるいインクで「正」を刻む
その日無視した感情を数えることで
少女が苦しむことはなくなった
何も感じないのだから
抗うその目に望みがなくて
惑うその手は傷付いていた
冷えた夜に立ちすくむように
それは孤独で寂しすぎて
迎えに来るはずもない影を
裏切られると知って待っていた
絶望を受け入れた彼女は混沌
決まった色を一つも持たず
傷付いてきた心は安定を知らず
温かい涙で肌が潤う
その日逃げていった希望を追いかけることで
彼女はこれから先も苦しむだろう
何もかも感じることができるから
昔少女になりたかった私は
いま彼女のようになりたいと思っています。
どんなに泣いていたって、何十分か何時間か、時間が過ぎればまた笑えてしまってる自分に気付いたとき、何もかも手放して無になることを怖いと感じました。
強くなったのか弱くなったのか
それは一言では表せないけれど
今の自分がとても好きなので
これでいいのだと生きていけます。
払うその手は汚れていた
夜の海中を手探りで進むように
それは不安で心踊って
自分が誰であるかなんて
どうでもよかった
憂いを手放した少女は真っ白
一点の黒も纏わず
傷もなく涙も知らず
生ぬるいインクで「正」を刻む
その日無視した感情を数えることで
少女が苦しむことはなくなった
何も感じないのだから
抗うその目に望みがなくて
惑うその手は傷付いていた
冷えた夜に立ちすくむように
それは孤独で寂しすぎて
迎えに来るはずもない影を
裏切られると知って待っていた
絶望を受け入れた彼女は混沌
決まった色を一つも持たず
傷付いてきた心は安定を知らず
温かい涙で肌が潤う
その日逃げていった希望を追いかけることで
彼女はこれから先も苦しむだろう
何もかも感じることができるから
昔少女になりたかった私は
いま彼女のようになりたいと思っています。
どんなに泣いていたって、何十分か何時間か、時間が過ぎればまた笑えてしまってる自分に気付いたとき、何もかも手放して無になることを怖いと感じました。
強くなったのか弱くなったのか
それは一言では表せないけれど
今の自分がとても好きなので
これでいいのだと生きていけます。
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