殴り書くことば

ロープが垂れていても、掴みたくない時が
誰にも縋らないで、泣きたい夜が
へらへら笑ってる僕にさえ、そんなのがある。

傷口に ブリキの缶

2010年09月06日 00時28分11秒 | 気まぐれ日記
傷だらけの腕を必死で隠して
面接を受けるのは
なんか違うなと思った

厄介なことに
私はプライドが高い
実に面倒なことでありまして


自分に絶望
他人に懇願


「私に何ができますか?」




治りかけていたケロイドを
また引き裂いてしまった


目に見えないとこまで
引き裂いたみたいな
放心状態









「お前には何もないだろう」
誰かが囁きます

「私には何もないんだ」
鵜呑みします










だけど
この虚無感 なに?

本当は
何かあったんじゃないの

だから
この虚無感 だよ






取り返す
巻き戻す
やり直す




この傷が瘡蓋になる頃
私も何かを取り戻して
そこに蓋をする




今は本当に何もないのかもしれない

でもそのうち

このブリキの缶に
たくさんたくさん希望が詰まってたりして

いろんな色の
いろんな味の
涙に浸って

たくさんたくさん夢が詰まってたりして

優しさが溢れていたりして














なんて、ねぇ



もうカラカラ音がするよ
何かこの缶に
生まれたみたい



蓋をしたまま
「お前には何もないだろ」って囁かれるまで
開けずに大事に持っているんだ


それで

そんなことないもんって

威張ってやるんだ