殴り書くことば

ロープが垂れていても、掴みたくない時が
誰にも縋らないで、泣きたい夜が
へらへら笑ってる僕にさえ、そんなのがある。

さよならジョニー

2008年04月20日 21時56分30秒 | 気まぐれ日記
泣いてばかりいた
向こう側から誰の声がしても
過ぎ去ったはずの過ちを許せずに
足元も見えなかった

悲しみを越えて掴めるものが
私にはまだ
ただただ眩しすぎて


「昨日なんてもう
ざらついた闇に
葬っておいで」


あなたが見えない
嫌いになりたい

それなのにどうして?

今日がなおさら
愛しくなくても
おざなりでいいから
自分を愛してと言う

声は限りなく優しくて



嫌いになどなれないのに
嫌いになどなれないから
あなたの姿を必死で探すの

涙はまた乾いても
今日は戻らない
すさんだ過去も
追いかけて来ないのなら

何を目指し
どこに続いて
たとえそこに
誰もいなくてもかまわない





絡み付いた糸の先に
きっとあなたは





たとえそれが愛じゃなくても
私はかまわない

あの日私は死にました

2008年04月13日 23時09分13秒 | 気まぐれ日記
いろんなことが詰め込まれすぎていて
訳のわからなかった17歳。
もうすぐ終わっちゃうんですね~。



私は先月31日をもって、東京の某高校を中退しました。


2月。
調子のいい日が続き、これから改めて頑張ろうと決意した矢先。
母に塾通いを促され、大学受験に憧れ始めた私は特殊なシステムの塾を紹介されました。
詩を書くことが趣味だと塾長に話すと、「したいことをしたいだけできる学科」というのを勧められました。
妄想が得意な私は(笑)大学生になった自分を思い浮かべて、本当に受験したいと思うようになりました。

頑張れると思ったんです
何でもやってやろうと息巻いたんです。


しかし翌日、私は自殺未遂をしました。性懲りもなく。


前の週にもらった薬、今までのストック、何百もある全ての薬を
ビー○で飲み干しました。
本気で死ぬつもりで、何の迷いもなく、
両親が寝静まった深夜、部屋で音楽を聴きながら。

実は最初の10錠しか覚えてなくて、なぜ死のうと思ったのかもわからなくて、
大学合格したいし頑張ろう!って気持ちでいっぱいだったのに。

どこかでなんかが切れたのかな?
死んだ方が楽だと、思ったのかな


意識をなくした私は友人に電話をかけ、一人目は寝ていたらしく通じず。
二人目には何度も同じ事を繰り返し、途中で私は寝てしまった。らしいです。
記憶がなくて、友達に全て聞きました。
その二人目の友人によって私の両親は私に気付いたのですが、
その後、救急車で大学病院ER室に運ばれ3日間昏睡状態。
記憶があるのは5日後の夜から。

救急車も大きな病院に入院するのも、点滴も流動食も車椅子も、
ぜーんぶ初めて。

意識が戻れば退院、のはずが肺炎にかかってしまい1週間入院。





自殺未遂をする前の時点であとがない教科が3つありました。
入院した結果、転校or留年の選択しかなくなりました。

しかし入院中、親とも話し合い、退学することを決めました。
・詩を書いていきたいこと
・これから通学し続けるのが自分に良いことだとは思わないということ
・本気で健康体になりたいと思ったこと
・やりたいことのための勉強をしたいということ

両親は、お前の生きたいように生きなさいと言ってくれました。
もう死ぬことなど考えないでと。

「もうこんなことしない」という約束を破り、家族を泣かせ・・
史上最大の親不孝をしました。





「遺歌-メロディボール-」は目が覚めて最初に思ったこと。
こんなこと思うなんてほんとどうかしてます。
つくづく馬鹿な奴だと悲しくなります。

それでも日が経って、あんなに薬を飲んだ自分が生きてることを実感して
二度とこんなことしたくないと思えるようになりました。
やってみなきゃわからない自分に腹が立ってきますが…。


「とくんのサイン」は、退学を決めて友達に送り出された日に思ったこと。
どうしようもない私を泣いて送り出してくれました。
こんなに素敵な友達がいて、楽しい学校生活だったはずなのに
なんで私はやめるんだ?って不思議になりましたね、あの時は。

でも何の目的もなくただガムシャラに勉強して、辛いことばかりあったのは事実だから、後悔はしてない。
自分の生きたいように生きたいと思う。

これでやっと、皆と同じスタートラインに立てたんだって
まだ心臓が動いてるから、私も走れるんだって
珍しく前向きなことを心から思った瞬間でした。









この自殺未遂を通して学んだことがたくさんあります。
「ずるずる消滅願望だけ引きずって生きていくよりも、この方がよかったんだ!」
開き直るんじゃねーよって思われちゃうかもしれない…



だけどもう過ぎたことだし、こうでも思わなきゃ

お母さんの涙も
親戚たちの、付き添いしてくれていた間の睡眠時間も
みんなが心配してくれた気持ちも
そしてこの腕の傷跡も

みんなみんな無意味なものになってしまうから


あの日私は死にました。
そしてたぶん
昏睡状態の中「生き直すこと」に決めたんです。









お父さん、お母さん
産んでくれてありがとう。

自慢できる最高の仲間がいる
好きな人もいるよ。
行きたい場所に連れてってくれるし
毎日おいしい物を食べられて
帰ってくる場所がある。

人間らしく生きることのできる環境の中で
私を愛してくれる家族がいる。

本当にありがとう。
悲しい思いさせてごめんね。



もうこの世から逃げたりなんかしないから
そんな不安そうな顔で見ないでよね。
慎重に言葉を選んで私に話しかけるけど、お母さんらしくない。
大丈夫、死ねなんて言われても死なないから。
体は生きたがってるって実感したんだよあの日。



こんなこと直接なんて言えるわけないけど
態度にだって示さない親不孝者だけど
そんな私のことよくわかってるでしょ。

隣で真剣にTV見てるけど、なんか平和ですごくいい。
2ヶ月前の出来事が嘘のようで、でもお互いちゃんと忘れてなくて
負のことも全部ひっくるめて「私」だってこと
絶対に見捨てないこと、全力で守り抜いてくれること
伝わってくるんだ。よくわかんないけど。

あなた方の老後はしっかり面倒見ますからね。
安心して老いなさい。
必ず最期を看取るよ、約束する。



2次元でしか言えない私を許してね。

本当にありがとう。












あれから一錠も薬は飲んでいません。
なんだか気持ち悪くて、頭痛がしても拒絶してしまって。
これがフラッシュバック?

薬に頼らなくても大丈夫なんだってわかったから、
もっと強くなろうと思ったんです。

頭痛がしたら、痛みが吹っ飛ぶくらい楽しいことしよう
眠れないなら、大好きな音楽を夜通し聴いていればいい
寂しくなったら、泣きながら友達に電話すればいい
「出てくれなかったらどうしよう」とか、そんなのもうやめよう
バカ正直に信じるのもいいかもしれないから。






バイトしたり、大検取るのもいいし、マイペースにいきます。
詩の投稿が疎かになってきてますが、ちゃんと…ちゃんと頑張ります。笑

見捨てないでくださいね。







長くなりました
ここまで読んでくださってありがとうございます。