アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

The Jazz Messengers

2015年09月02日 00時50分03秒 | ジャズ






今宵の一枚はThe Jazz Messengersのアルバム。タイトルも同じくThe Jazz Messengersでなんか変。レーベルはコロンビア。録音は1956年4月、5月。以前、ドラムの演奏に嵌ったことがあり、とりわけMax Roachには心酔に近い状態だったが、どこか真面目過ぎて堅苦しい感があり、息抜きと言っては失礼ながら、Art Blakeyを聴くとホッとしたものだ。聴き込めば聴き込むほどにファンキー、ジャズの乗りのエッセンスが体感でき、いつしかThe Jazz Messengersの虜に。他のプレーヤーを鼓吹する絶妙さと、ソロのカッコよさは、Blakeyならでは。

個人的な一押しは、A面2曲目のNica's dream。アルバム全7曲中一番長い曲でts、tp、pianoの順番でソロを取るのだが、Hank Mobleyのtsがなんとも魅力的だ。もちろんDonald Byrdのtpは文句なく素晴らしいがなぜかtsの音色に惹かれる。Horace Silverのpianoも聞き惚れる。


サンプラザ(中野サンプラザ)で見たBlakeyとMessengersはこのLPとはずいぶんと趣が違ったが、(In my prime Vol2のメンバー)御大のソロは素晴らしく今でも、耳と脳裏に刻まれている。


side A

1.Infra-Rae

2.Nica's dream

3.It's you or no one

side B

1.Ecaroh

2.Carok's interlude


3.The end of love Affair

4.Hank's symphony

(personnel)

Donald Byrd(tp)

Hank Mobley(ts)

Horace Silver(piano)

Doug Watkins(bass)

Art Blakey(drums)