久々の更新。GT-2000は復活したものの、インターネットがフレッツ光から光コラボでiijひかりに移行したのだが、切り替えがうまくいかずやっと昨日開通。いやはや、サポートは1時間電話繋ぎぱなしでやっと通じた。噂では聞いていたが光コラボは問題山積みと実感。幸い、パフォーマンスは以前と変わらず快適。
週末ながら、今日はJazz。
大好きな笠井紀美子のギル・エバンズとの共演アルバムSatin dollだ。録音は1972年、レーベルはCBS Sony。このアルバムは実に音が良い。録音が秀逸だ。左右の分離、奥行きとも申し分なく、笠井紀美子のボーカルがリアルで存在感タップリ。またギルエバンズらしい、繊細で音のパレットのごとく煌びやかで多彩な音が楽しめる。20年ぶりに引っ張り出したが、こんな凄い録音とは。やはり620Bのなせる業か。ひょっとしたら、モニタースピーカーが620Bだったかもしれない。43年前だから十分考えられる。モニタースピーカーというとJBLの43シリーズを想起するが実はALTECの方が圧倒的に多い。1960年代、1970年代はアメリカのスタジオはほとんで604、620系である。瀬川冬樹や菅野興彦ら所謂ステレオサウンド派のオーディオ評論家が喧伝した効果である。
ギル・エバンズオーケストラ、日本のミュージシャンが大半だがこの演奏も素晴らしい。とりわけ、A面3曲目のBy by black birdの峰厚介のssが印象的だ。峰厚介といえばasだがこのssは日本人離れした素晴らしさだ。
それにしてもギルも笠井紀美子も若い。43年前、若いはずだ。(笑)
side A
1.Day by day
2.Poor butterfly
3.Bye bye black bird
4.I fall in love too easily
side B
1.I'm walkin'
2.When sunny gets blue
3.There'll never be another you
4.Good-bye
(personnel)
笠井紀美子(voval)
Gil Evans(piano,electric piano)
Marvin Peterson(tp)
福村博(tb)
宗清洋(tb,A1,B1,2,4)
峰厚介(as,ss)
Billy Harper(ts,fl)
高柳昌行(guitar)
鈴木良雄(bass,electric bass)
中村よしゆき(drums)