アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

与世山澄子、マル・ウォルドン(Duo)

2015年10月20日 23時50分55秒 | ロック






今宵の一枚は与世山澄子のマル・ウォドロンとの共演アルバム、Duoだ。録音は1985年、レーベルハ東芝EMI。非常に個性的な歌声で誰にも似ていない。なんとなくビリー・ホリディに似ているかもしれないが違う。今まで聴いたことがない声の音色だし、醸し出すリズムというか空気感が他の歌手とは全く違う。それでいて本格派、センス、ノリとも超一流。存在感半端なく、どっしりと根が生えたような確固たる重さがある。マル・ウォドロンとまさに1対1のDuo。まったく引けを切らずむしろ圧倒しているかのようだ。いや、圧倒している。ボーカルが完全にピアノを食ってしまっている。

恥ずかしながら名前だけは知っていたが、実は聴くのはこのアルバムが初めて。最近入手したばかりなのだ。伝説の人の噂に違わず凄い人だ。ぜひ、聴いて欲しい。


side A

1.Embraceable you

2.What a little moonlight can do

3.I don't know what time it was

4.Body and soul

side B

1.I remember Clifford

2.Nice work if you can get it

3.You'd be so nice come home to

4.Teach me tonight

5.Come in from the rain

6.Summertime


(personnel)

与世山澄子(vocal)

Mal Waldron(piano)