今宵の一枚はANDR EPREVINのPAL JOEY/ANDRE PREVIN &HIS PAL。録音は1957年、レーベルはCONTEMPORARY。PREVINといえば高名な指揮者。ロンドンフィルの桂冠指揮者とその名を馳せ、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団督、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団などで音楽監督、首席指揮者などのポストを歴任し後にNHK交響楽団の首席指揮者にも就任。というくらいに、華々しい経歴の持ち主である。JAZZとは無縁の人の様だが、どっこいこのこの人、元来JAZZ Pianistとして10代のころからプロとして、活躍していたのだ。親父さんもpianistでベルリン国立音楽院、パル音楽院でタップリとclassicの素養を身につけた才人である。また映画音楽も数多く作曲しアカデミー賞の候補にも幾度となくあがるほどで、まさに天才と言っても過言ではない。
このアルバムビックリするほどに音が良く、ついついボリュームを上げたくなる。PREVINの演奏が素晴らしい。タッチの強靭さが圧巻。それでいて流れるようなプレイは呆れるばかりに上手い。一音一一音が明晰で、浸透力が凄い。彼をささえるSHELLY MANNEのdrumsがまた、たまらない。憎いほどにツボを押さえたプレイだ。bassはRED MITCHELLE。これまた名手。
とにかくすごいトリオである。
ぜひ聴いて欲しい。
personnel
ANDRE PREVIN(piano)
SHELLY MANNE(drums)
RED MICHELLE(bass)
side A
I Could Write a Book
That Terrific Rainbow
Bewitched
Take him
side B
Zip
It's a Great Big Tow
What Is a Man?
I'm talkin' with My Pal
Do It the Hard Way
、