今宵の一枚は、Barry Harris Plays Tadd Dameron。録音は195年1月、レーベルは Xanadu Records。Barryは非常に特徴のあるサウンドで、ゴツゴツして手ごたえがある。粗いわけではないが、一音一音に手応えがある、といった感じだろうか。このアルバムstudio録音にしては、ややラフな感じで、一聴するとライブかな、と思わせる。意図した録音だと思うが、全体に勢いがあり熱気がする。反面、ちょっとSNが悪い、ノイジーかな。?クリアーさが足りないのだ。もっとも狙って録った音だろうから、これはこれで説得力があるアルバウムに仕上がっている。
pianoが前面に出てbassとrumsより音がデカいのが興味深い。熱い演奏である。タッチが深く強い。音が厚い。ビフテキの様といっても過言ではない。大音量で長時間聴くとお腹いっぱいになりそうだ。
A面2曲目Soultraneがお勧め。Barry節が余すところなく堪能できる。
Personnel
Barry Harris ( piano)
Gene Taylor (bass)
Leroy Williams(drums)
side A
1.Hot House
2.Soultrane
3.The Chase
4Lady Bird
side B
1.Casbah
2.If You Could See Me Now
3.The Tadd Walk
4.Our Delight