昨日は和楽器である笙とoudによる異色のライブに参加。会場は言わずと知れたアラブ音楽のメッカとも言うべき、西荻「音や金時」。関西で活躍する雅楽奏者の林哲至さんと仁子さんの共演である。林さんは笙の演奏家、出で立ちはもちろん、雅楽の演奏に相応しい和装。映画やTVでしか見たことのない衣装が新鮮。
笙の妙なるフォ~とも、ピュ~とも聴こえるユッタリとした音色は、聞き入ると眼前に悠久の歴史が眼前に広がるかのような錯覚に。そこへoudの音色が加わると中央アジアの大地が薫る。生まれも育ちも全く異なる楽器だが不思議と違和感がない。それもそのはず、日本の琵琶はoudが原型であり、正倉院宝物である螺鈿紫檀五絃琵琶はどう見てもoudである。
仁子さん演奏するoud、あたかも琵琶の音色に聴こえたから摩訶不思議である。
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