アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

THE ORIGINALS SOUNDTRACK(10CC)

2015年08月15日 23時47分48秒 | ロック








週末はロック特集、今宵の一枚は10CCのThe Original Soundtrack録音は1975年、レーベルはマーキュリー。先週のホール&オーツ同様とにかくかっこいい。男性コーラスの多重録音のお手本のようなサウンドで、あたかも洪水のように音が溢れかえる。1950年代、60年代の音質の優れたJazz Soundに慣れた耳には正直不自然に聴こえてしまうが、これはこれでありだ。歪んだ音、エレキのサウンドをどう料理するかがロックの歴史だから。架空のサウンドトラックという設定でアルバムが創られていて初めて聞いたときは、ハイセンスな音作りにいたく感心した。A面最後のI'm not in Loveはシングルカットされ大ヒット、全米No1を獲得した。日本でもたしかCMソングで使われていた。なんのCMかは失念。

個人的にもI'm not in Loveが好き。畳みかけるギターサウンドが凄い。これでもか、と波のようにそれも大きな波が押し寄せる。B面冒頭のThe Second sitting for the last supperも好みだ。終始一貫ハイスピードかつ切れの良いサウンドが響き渡る。ギュとロックのエッセンスが詰め込まれたサウンドに浸ると気分が高揚する。ぜび大音量で聴きたいLPだ。

620Bの定位と中域の厚さに改めて魅せられた。0.1W程度の入力でも十分で103dbの圧倒的な高能率の素晴らしさに改めて脱帽である。


side A

1.UNE NUIT A PARIS

a.One night in Paris

b.Some Night in a Paris

c.Later the Same Night in Paris

side B

1.The Second sitting for the last supper

2.Brand new day

3.Flying junk

4.Life is a Minestrone

5.The film of my Love

(personnel)

Graham Gouldman(bass,vocal,guitar)
Eric Stewart(vocal,guitar,key)
Lol Creme(vocal,Guitar,gizumo)
Kevin Godley(vocal,drums)

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