今宵の一枚はCedar Walton trioのA night at Boomer's vol2、録音は1973年1月4日のライブ。レーベルはMuse。好きなpianistだ。リリカルで流れるようなplayはよく「鈴の音」と称されるほどでたいへんロマンチック。ソフトタッチに聴こえるが芯まで響く音色は強靭な打音に裏打ちされている。笠井紀美子との共演ライブ「Kimiko is here]」、「Eastern rebellion」とこのアルバム。そして何よりArt Farmerのリーダーアルバムである「Yesterday's Thought」におけるCeder Walの演奏に魅せられ、彼を聴くようになった。
聴きどころはB面3曲目のBlue Monk。珍しくヒートアップした熱いCedarが聴ける。長いパワフルなソロはライブならではで、思わず引き込まれる素晴らしい演奏だ。
オーディオ的にはライブ録音にて多くは期待できない。Jazz club内の騒めきのボリュームがとにかく大きい。致し方ないのだがいささか残念くらいノイズと化した音も。
side A
1.Naima
2.Stella by Stella
3.All the way
side B
1.I'll remember April
2.Blue Monk
3.Bleecker street theme
(personnel)
Cedar walton(piano)
Cliford Jordan(ts)
Sam Jones(bass)
Louis Hayes(drums)
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