ハンニバル
おすすめ度
原題:Hannibal
制作:2000年 アメリカ
製作:ディノ・デ・ラウレンティス マーサ・デ・ラウレンティス リドリー・スコット
監督:リドリー・スコット
原案:トマス・ハリス
脚本:デイヴィッド・マメット スティーヴン・ザイリアン
出演:アンソニー・ホプキンス ジュリアン・ムーア レイ・リオッタ フランキー・フェイゾン ジャンカルロ・ジャンニーニ
先日に引き続き「羊たちの沈黙」の続編「ハンニバル」です。本作はジョナサン・デミではなく、リドリー・スコット監督がメガホンをとってるんですね~。
バッファロー・ビル事件から10年。FBI特別捜査官として活躍するクラリス・スターリング(ジュリアン・ムーア)。ある日、赤ん坊を抱いていた麻薬売人イヴェルダ(ヘイゼル・グッドマン)を射殺したことで、マスコミやFBI内部から激しいバッシングを受けます。大富豪のメイスン・ヴァージャー(ゲイリー・オールドマン)はそんなクラリスに目をつけます。彼は、その昔ハンニバル・レクター博士(アンソニー・ホプキンス)に狙われた犠牲者のひとりでした。その恨みから異常なまでの執念でレクターを追っていたのです。政界にも強大な力を持つ彼は、司法省に務める野心家のポール・クレンドラー(レイ・リオッタ)を利用し、クラリスにレクターを逮捕する任務に就任させます。
監督だけでなくヒロインもジョディ・フォスターからジュリアン・ムーアに変わってるんですよね~。とっても頑張ってるんですが、ジョディ・フォスターのクラリスが観たかったなあ。とついつい思っちゃう。
でも、今回は何てったってメイスン役のゲイリー・オールドマンがはっちゃけているので、じぇんじぇん飽きませんでした。バッファロー・ビルは変にリアリティがあって怖かったんですが、今回のメイスンは何となく笑っちゃいました。いかにもな感じが映画らしい。なので「羊たち~」とはまた違うベクトルで楽しめました。(顔はついつい半笑いです。)
今回はレクター博士の違う一面が見れます。ああ、彼も人間なのね。とちょっとほっとします。レクター博士が彼女の髪を触るんですが、あれ見て思い出したのが、「羊たち~」の指を触るシーン。あれってどういう意味があるのかな?って気になっていたんですが、今回見て単純に「愛情」なのかな?って思ったんですが。その解釈でいいんですかね?
なんだかんだ言っても彼はやっぱり凶悪犯。基本すんごい悪い人です。そうそう。残虐ファイトもいっぱいありましたしポールのお食事シーンなんてもうそれはそれはものすごい鬼畜ぶりです。あんなことって本当にあるの?医学的に根拠があるのかなあ?あの嘘みたいな映像がおかしくて仕方ない(爆)
ちょっぴりイロモノっぽい目で観た事は否めませんが、面白かったです。はい。
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