SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

モ−ツァルトと画伯

2022-05-12 22:52:17 | 日記
東山魁夷展に出かけた時、
「緑響く」の絵にこんな
メッセージがあった記憶が
あります。

『一頭の白い馬が緑の樹々に
おおわれた山すその池畔に
現れ、画面を右から左へと
歩いて消え去った
そんな空想が私の心の中に
浮かんだ。
私はそんな時、何となく
モーツァルトの
ピアノ協奏曲の2楽章の
旋律が響いているのを
感じた。』

画伯の語る曲は
モ−ツァルト ピアノ協奏曲23番の2楽章。
「フィガロの結婚」と同じ頃
に作曲され、
古典派の協奏曲の中でも
最高峰に位置する作品です。
シチリアーノのリズムで
書かれています。


『白い馬はピアノの旋律で
樹々の繁る背景は
オ−ケストラです。』と。








東山邸。



唐招提寺障壁画の制作中。


独奏フリ—ドリッヒ・グルダ