子供の頃、延々と続く
チェルニーやバッハの練習に
「ピアノの曲で一番
難しいものはなに?」と
母に尋ねた事がありました。
「多分、ラヴェルの
水の戯れや夜のガスパール」
と教えてもらい、
何時になったら弾けるの
だろうと思っていましたが
試験や演奏会などで、
弾かれる曲の一つに
なっています。
モーリス・ラヴェルは、
ドビュッシーと同時代、
19世紀末にフランス印象派
の一端を担う作曲家でした。
パリでは万国博覧会が開かれ
東洋やアフリカなどから
珍しいものが紹介されて
いました。
ラヴェルは
理性的なフランス人を
代表するかのように、
端整で理性の音楽を
書く反面、
スペインの
バスク人の血を引く
母の情熱的な一面も
持ち合わせていました。
「夜のガスパ―ル」
19世紀初頭の詩人、
ベルトランの詩の3編を
題材に書かれています。
「ガスパール」とは
幼子のイエス・キリストを
拝みに東方から来た
三博士の一人
Casper (カスパール)に
由来するヨーロッパの男性の名前です。
オーケストラの響きを
1台のピアノで表そうと
しており、
高度なテクニックを
要する曲なのです。
① 「水の精」
② 「絞首台」
③ 「スカルボ」
スカルボは小鬼の事で、
天井から飛び降りて
部屋の隅に現れ、
つま先だってクルクル周り、
べットを軋ませたりします。
突然、現れては消える
小鬼のスカルボ。
圧倒的な音響の
豊かな表現は
大きな魅力です。
最後は気づかれないうちに
ふっと姿を消してしまうかの
ように、あっさり終わります。
独奏 マルタ・アルゲリッチ
(8‘50’’)
今日も良いお天気。
「スカルボ」←先日、テレビ(題名のない??)で、
男の子?が弾いてました。
今の若い人のテクニック?って、すごい。
以前からガスパールってどういう意味かなあと
思っていました。
検索したら、男性の人名らしいですね。
明日はまた練習会、会場が素敵そうだったので。
来週は、はじめて、タランテラを合わせます。
そこまで行ったら、方向変換して
部屋の模様替えをしたい。
出窓を占領している本棚を下に下ろして
窓を再生したいの。
いよいよタランテラの
合わせですね。
窓のお片付けが済むと
スッキリと新年が迎えられますね。
私も本棚から出した本を
手元に置いています。
一人だからよいのですが、
息子達が帰省するとなると
少し片付けなくては。
ガスパールの事、
ありがとうございます。🥀🥀
少し補足させて頂きました。
良い一日をお過ごし下さいませね。