SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

ラ・カンパネラ

2023-08-18 09:40:00 | 日記

先日、発表会を
終えましたので
11月に向けて
新たな曲に
チャレンジです。

フジコさんや
辻井さんの演奏を
耳にするチャンスが
多いからでしょうか。
「何か弾きたい曲はある?」と尋ねますと
「カンパネラ」という
返事がかえってきますので
楽譜を見せて
「もう少し
手が大きくなったら
ぜひ弾いてね」と
話をしています。





  ✨✨✨✨✨


超絶技巧で人々を
魅了していた
ヴァイオリニストの
パガニーニの
生演奏を聴いた
20歳のリストは
卓越した技巧と
圧倒的な
パフォーマンスに
衝撃を受けます。

パガニーニの
テクニックを
ピアノで表現したいと
ピアノ作品へ編曲を
始めましたが
「ラ・カンパネラ」も
その一つです。

「カンパネラ」とは
イタリア語で
「鐘」の意味ですが
ピアノの高音で
奏でられる鐘の音は
原曲をはるかにしのぐ
輝かしさに満ちています。

離れた鍵へ素早く
跳躍したり
小指や薬指など
力の弱い指を
駆使するので
かなりの難曲ですが
手がしっかりすると
弾けるようになります。




「ゴッドファ−ザーⅢ」

2023-08-17 08:30:00 | 日記

台風通過中には
見逃していた
古い映画を観ました。
「ゴッドファザー1」は
ストーリーも
音楽もお馴染みですが
ⅡとⅢは観た事が
無かったのです。





ゴッドファ−ザ−Ⅲの
「最終章:マイケル・コルレオーネ」は
ヴァティカンも
舞台の一つで
大司教や
選出されたばかりの
ヨハネパウロ1世が
暗殺されます。

マイケルの息子が
法学部を中退して
オペラ歌手デビューを
果たしますが
そのオペラが
シチリアが舞台の
「カヴァレリア・
ルスティカーナ」で
あるので
惹き込まれていました。






シチリア島は
ドン・コルレオーネや
マイケルの故郷です。

オペラのあらすじは
既婚者である
トゥリドゥは
馬車屋の
アルフィオの妻ローラと
浮気をしています。
トゥリドゥとローラは
かつて恋人関係だったの
です。
トゥリドゥとアルフィオは
決闘することになり
アルフィオがトゥリドゥを
殺す事で終わるのですが
この物語は
シチリア島で実際に起きた
事件をもとにしているの
です。

   ✨✨✨✨✨

息子の大成功の
オペラデビューの
終演後に
劇場の階段で
父マイケルの
身代わりに撃たれた
愛娘のメアリー。

慟哭するマイケルと
母親のケイ
恋人のヴィンセント。


オペラと重ね合わせた
圧巻のクライマックスで
バックに流れる
カヴァレリアの
「間奏曲」
見応えがありました。






占星術とギリシャ神話

2023-08-16 10:40:00 | 日記

ノロノロ台風の影響で
雨が降り続きました。
今朝は台風一過の
青空かと思いましたが
雲も同居の複雑な
空模様です。



   ✨✨✨✨✨

ホルスト作曲の
組曲「惑星」は
7つの惑星から
構成されています。

ギリシャ神話の
イメージと
西洋占星術を
モチ−フとし
天文学的な
着想ではないので
地球は登場しないのです。

第1曲「火星」
戦いをもたらすもの

第2曲「金星」
平和をもたらすもの

第3曲「水星」
翼のある使者

第4曲「木星」
快楽をもたらすもの

第5曲「土星」
老いをもたらすもの

第6曲「天王星
魔術師

第7曲「海王星」
神秘主義者

オルガンや女声合唱が
使われたりする
斬新さから
初演は大成功でしたが、
ドビュシーの「海」や
ストラヴィンスキーの
「春の祭典」など
インパクトのある作品に
押しのけられ
忘れさられましたが
カラヤンが
ウィーン・フィルと共に
演奏したことで
大ヒットしました。

カラヤン
ウィーン・フィル
「木星」
(7’38’’)



台風7号通過中

2023-08-15 07:51:00 | 日記

昨日の朝は
屋上・ベランダなどの
排水口を掃除・点検、
庭の植木鉢などは
ベランダに入れ
暴風対策を終えました。

  ✨✨✨✨✨

今朝、和歌山に上陸した
台風が通過中。
猛烈な風が
吹き始めています。

1日かけて
兵庫県を
通過するとの予報。
どうかお気をつけて
お過ごし下さいませ。

   











ウィーンとベルリン

2023-08-14 10:15:00 | 日記

朝はショパンの
作品のレッスンから
始めました。



ノアンのサンドの館。

ここにリスト、
ドラクロワ、バルザック、
ショパンなどが
座っていた部屋。

イメージを
膨らませながら
音を創る
充実した時間です。


   ✨✨✨✨✨✨


夜はクラシック音楽館。
ウィーン・フィルと
ベルリン・フィルの
野外コンサート。

先ずウィーン・フィルは
シェーンブルン宮殿より。
ヤニック・ネゼ・セガン指揮
タイトルは
「フランス音楽の粋」




①歌劇「カルメン」より。
ビゼー
エリーナ・ガランチャ




②「春の朝に」
リリー・ブーランジェ

③ 「ダフニスとクロエ」
第2組曲
ラヴェル

④歌劇「サムソンとデリラ」
より
サン・サーンス。
エリーナ・ガランチャ

⑤「ボレロ」
ラヴェル

ウィーン・フィルの
名手達による
繊細なソロから始まり
最後にダイナミックに炸裂。
宮殿の建物に
ウィーン国立歌劇場バレエ団
のバレエが映し出されて
色彩感溢れる
魅力的な演奏を
楽しみました。

最後は十八番の
ヨハン・シュトラウスの
ワルツ
「ウィーンかたぎ」
お庭で踊る方々の姿も。




  ✨✨✨✨✨

後半はベルリン・フィルの
ヴァルトビューネ・コンサート
指揮アンドリス・ネルソン



 
①歌劇「魔弾の射手」より
ウェーバー

クラウス・フロリアン・フォークトのテノール・ソロ

②歌劇「ローエングリン」
第3幕より前奏曲と
「はるかな国へ」
ワーグナー

③「歌曲集作品48」より
「懐かしいおもかげ」


④歌劇「ばらの騎士」組曲
リヒャルト・シュトラウス

スタンディング・
オべ−ションで
大盛り上がり。

アンコールは
「ベルリンの風」
パウル・リンケ

手拍子に口笛、
ペンライトに花火まで。
指揮者はトランペットを
演奏していました。




全く違う2大オーケストラの
夏の競演を楽しみました。

夏休み。

2023-08-13 07:04:00 | 日記

先週の土曜日に
コンサートを
終えました。
皆、確実に腕を上げて
今後の成長が
とても楽しみです。
次回のコンサートは
11月ですが
今週はレッスンは
夏休み!

そして我が家には
チビッコギャング一家が
滞在。
神戸を楽しんで
くれたようです。









今朝5時半に
出発しましたが
大量の洗濯物と
布団干しに
格闘しています。💦💦


  ✨✨✨✨✨✨

そこで今日は
Consolationにしました。
意味は「慰め」です。

『孫は来てよし帰ってよし』の言葉通りで
何かあっては、、と
気を使いますし
普段は静かな
一人暮らしですので
元気一杯の
孫のお相手に
体力の無さを実感する
夏休みでした。💦


コンソレーションは
リストが作曲しましたが
彼の他の作品と違い
心を落ち着かせる小品集で
全部で6曲あります。
1849年から50年にかけて
作曲され
マリア・パウローヴナ大公妃に捧げられました。
特に3番はショパンの
ノクターン風で
抒情的な内容で有名です。

19世紀の哲学者ニーチェは
音楽の分野への
感心が高く
趣味としてピアノを
弾いていましたが
特にコンソレーションを
愛好していました。

ピアノ ホロヴィッツ
Consolation No.3




今日はコンサート。

2023-08-05 09:16:00 | 日記

今日は
生徒さん達が
楽しみに待っていた
音楽会です。

夏真っ盛りの
暑い日ですが
楽しい夏の思い出に
なりますように
願っています。

それでは行ってまいります。

   ✨✨✨✨✨

別件ですが
先日のト―ンクラスタ―の
楽譜を見つけましたので
ご覧下さいませ。

白鍵と黒鍵を
両肘を使って鳴らします。
音域も作曲家が
指定しています。











大喧嘩のすえに。

2023-08-04 08:34:00 | 日記


暑い夏に
更に熱い
熱情ソナタ。

べ―ト―ヴェンが
1803年に入手した
エラール・ピアノで
1804年に作曲されました。

幅広いダイナミックと
低音域と高音域が
使用できるようになった
新しい楽器の
特性が活かされた
作品です。

「熱情」と呼ばれる
激しいソナタが
作曲された背景には
べ―ト―ヴェンの
叶わぬ恋と、
ピアノの進化が
あったのです。

又、このソナタは
直筆の楽譜が
保存されていることでも
知られています。

1806年、
パトロンの
リフノフスキ―侯爵と
大喧嘩して
邸宅を飛び出した
べ―ト―ヴェン。
この時、彼は
熱情ソナタの楽譜を
持っていました。
およそ10キロ南の
イェレニツェという町まで
夜通し歩きましたが
この時、降っていた雨が
鞄に染み込んだために
熱情の自筆譜には
雨が染みが
残っています。




熱情ソナタ 第3楽章
ランラン





天地創造

2023-08-03 06:19:00 | 日記

暑い日でしたが
夕方、少し涼しい風が
吹き始めました。



気温は29・5度に
下がったようです。
 
   ✨✨✨✨✨✨


ハイドン 
オラトリオ
「天地創造」序曲
(5‘08‘‘)
  


ロンドンに招かれ
大成功をおさめた
ハイドン。
彼の明るい性格も
人気を集めて
エステルハ―ジ家の
音楽家から
市民社会に知られる
音楽家へと
飛躍しました。

ロンドンで
ヘンデルの
「メサイア」に触発され
ウィ―ンに戻ると
「天地創造」という
オラトリオの名作を
生みだしました。

旧約聖書の「創世記」を
題材に
第1部と第2部で
天と地を創る
神の6日間のわざを
第3部では
楽園における
アダムとイブの
幸福な生活が
描かれますが、、、。


「混沌の描写」と
題された
序曲は
稲妻の閃きを
思わせる
強打音で始まり
火と水と大気が
渾然一体となった
地球の姿を描きます。
やがて
天と地にわかれて
そこに光が
射し込むのです。

初演は大成功をおさめ
現在でもウィ―ンでは
新年の演奏会の恒例として
演奏されています。

レナ―ド・バ―ンスタイン
(全曲演奏ですが
2時間かかります)



悪魔のトリル

2023-08-02 07:26:00 | 日記


昨日のレッスンで
「悪魔のトリルって
どんな曲?」と
聴かれましたので
今日はこの曲に
なりました。

アンネ・ゾフィー・ムタ―




作曲は
ジュゼッペ・タルティーニ
(1692―1770)

タルティーニは
21歳の時に夢の中に
悪魔が出てきて
ヴァイオリンを
弾きましたが
その美しさに
悪魔への魂の売り渡しと
交換に
目が覚めてから
すぐに書き取ったという
エピソ―ドがあります。

バロック期の作品ですが
ヴァイオリン演奏の
技術をもってしても
演奏困難な曲目であり
ヴァイオリニストの 
必須のレパ―トリ―です。


サッカーでも。

2023-08-01 10:27:00 | 日記

8月になりました。
毎日が飛ぶように
過ぎて行きます。

  ✨✨✨✨✨

「アイ―ダ」で知られる
イタリア・オペラの巨匠
ヴェルディは
1813年に
ナポレオン軍に
占領されていた
パルマ公国の小村に
生まれました。

1836年、
結婚して1男1女に
恵まれますが
4年あまりで
妻子と死別します。
当時、
作曲したオペラも
失敗に終り、
絶望の中で
彼が作曲したのが
オペラ「ナブッコ」ですが
熱狂的な成功を
おさめました。

第3幕に登場する合唱
「行け、わが思いよ、
黄金の翼に乗って」は
アンコ―ルを要求され
その後、世界中の公演で
この曲がアンコ―ル
されることが
慣例となっています。
イタリア人に取っては
第2の国歌のような音楽で
サッカ―でも
アイ―ダと共に
お馴染みの名曲です。

イタリアに
パルマFCという
中田英寿氏も
所属したクラブは
1913年の創設当時は
ヴェルディFCと
名乗って
ヴェルディに
敬意を表して
いました。





ヴェルディが
世を去った
1901年には
国葬で見送り
市民約30万人が
この曲を歌いながら
歩いたそうです。

フラッシュ・モブ