03月13日 根岸台 |
1988年(昭和63年)の今日
青函トンネルの営業が開始されました。このトンネルは全長53.85㎞しかも海底下100mのところを通っています。その昔ここには
青函連絡船が通っていたのですが、天候や機雷などいろいろな障害がありました。そこで1961年に北海道側で掘削が開始されました。営業まで27年かかっているのですね。工事は困難を極め海底下を掘り進めると大量の水が出ます。また地盤もとても軟弱で機械の自重で沈んでしまうほどでした。つまり普通の
トンネルボーリングマシンでは掘り進められませんでした。そこで、超高圧の
セメントミルクを岩盤に注入しセメントが固まった部分の岩盤を掘り進める工法がとられました。それでもそのまま掘り進むことができないで坑口を塞ぎそこを避けて掘られた箇所もあるほどです。
今でも、塩水の湧水があり、最下部にはポンプが稼働しています。ですから、維持管理費も年間8億円ほどかかっているようです。いろいろなものを作るって大変で、維持管理もばかにならないのですね。そう言えば、
竜飛海底駅は珍しい海底下の駅です。
青函トンネルはここです。
今日の雨は本降りでした。夕方まではたいしたことはありませんでしたが、
風が強くて、日が沈んでから雨脚も凄かったです。
そう言えば、去年もこの記事を書いたんだっけ。www