小樽でJ氏との打ち合わせが終わり、J氏のご好意で余市に
ある、鮭とばとカレイの干物の工場を見学させていただき
ました。
工場では、一般にはなかなか流通しない商品を紹介していた
だき、これもお土産に(笑)購入してきて、今も時々楽しんで
います。
余市での次の目的は、ニッカウヰスキーでの「マイウィスキー
づくり体験」への参加です。ニッカウヰスキーから参加案内の
葉書が届いたので、余市まで足を伸ばしました。
ニッカの「マイウィスキーづくり」は、定員が20名ほど
なのですが、現地に行って聞いてみると、応募者は毎回
なんと100~200名くらいあるそうで、競争率は5~10倍なのだ
そうです!私は今回始めて応募して1回目で当たりましたので
これには驚きました。
スタートのオリエンテーションが終わると、さっそく着替えて
作業開始です。
ニッカ余市蒸留所の正門は、耐震工事中でした。
コースは、キルン塔の見学と説明からスタートします。通常、
キルン塔の中まで入れないのですが、今回は特別に中に入れて
もらえました。
▲余市蒸留所・キルン塔、ピートを燃やして麦芽を乾燥させる
▲ニッカ余市蒸留所、キルン塔内部
▲キルン塔の2階、写真に写っている彼はプロのバーテンダー。
目が真剣です(笑)
コースの次は、ウィスキーづくりの工程にしたがって、発酵タンク
や糖化タンクの順にすすみ、発酵タンクの掃除もしました。
▲余市蒸留所、糖化タンク。人が入れるほど大きい
▲人力で掃除します
そして、いよいよウィスキー製造の象徴、ポットスチルに
向かいます。
▲ニッカ余市蒸留所のポットスチル、ウィスキーが蒸留中。
ニッカ余市蒸留所の特徴は、蒸留の加熱に石炭の直火を使用
していること。ウィスキーの本場スコットランドでも、ほと
んどコンピュータで火力調節できるガス・スチーム式になって
しまっていますが、ここニッカの余市では伝統的な石炭直火式
にこだわっているそうです(コストと技術がかかる)。
▲ポットスチルに石炭をくべる
1日目の作業は、このくらいで終了。蒸留所奥にあるニッカ
会館でご馳走をいただきました。夕食は北海道の海の幸・
山の幸をたくさんだしていただき、余市の20年記念ボトルを
開けていただくなど、最後は動けなくなるほど(!)の過分な
もてなしをいただきました。
▲ニッカ余市蒸留所、夜のキルン塔(めったに観れない!)
感謝!