3日目、ホテルを7:30に出発し、マカオへの高速船乗り場のレストランへ。朝食はワンタン麺です。最初にモーニングティーです。これもイギリス風でしょう。

そしてワンタン麺。朝から麺ですが好評でした。

朝食の後、高速船乗り場に行きますがマカオは外国になるのでパスポートが必要です。
高速船に乗りました。


けっこう揺れた1時間余りの船旅でマカオに到着。ここではマカオの日本人男性のガイドさんが待っていました。マカオを回る貸し切りバス

世界遺産の歴史地区を駆け足で見て回りました。まず聖ポール天主堂跡。イエズス会によって作られましたが江戸時代に幕府からの弾圧を逃れた日本人キリスト教徒も建設に関わったそうですが1835年の火事で大半が焼けました。日本でお馴染みのフランシスコ・ザビエルの聖人像まあります。


聖ポール天主堂跡から下っていく途中はいろいろなお店が並んでいます。
マカオ名物のエッグタルトです。カスタードクリームが中に入っていてたいへん美味しい。

セナド広場は欧風の建物が並ぶポルトガル統治時代の名残りを残すタイルが敷き詰められた観光拠点の広場です。

セナド広場の旧マカオ市政庁の仁慈堂大樓。大航海時代に過酷な航海で家族を失った人を救済するための建物

聖ドミニコ教会。メキシコから来たドミニコ会修道士によって1587年に建てられました。1826年に再建。


昼食はポルトガル風ビュッフェでしたが、あまりポルトガルを感じませんでした。

338mのマカオタワーに登りました。マカオを一望できます。前日と違い天気もよく遠くまで見通せました。


ガラスの下は地上が見えます。

マカオタワーには世界一の233mの高さを誇るバンジージャンプがあります。ここは準備をするところです。

なんと目の前で若い女性がジャンプしました。準備ができると体重測定

外にでて飛ぶ準備。なんと笑顔でピースサイン

そのあと、233mの高さから飛び降りました。その瞬間は見えませんでした。残念。
マカオは一般道路を封鎖してマカオF1グランプリが開かれます。この道を時速300kmでF1が走るそうです。
カジノとホテルの「グランドリスボア」。変な形の52階、258mの高層ビル。
4時35分の高速船でマカオを出国して香港に戻りました。

24時間営業の高速船ができてから香港からの日帰りが増えたそうです。さらにもうすぐ、香港と橋で繋がります。

橋で繋がると香港空港から30分で香港からこれるよようになるそうで、そうなったらマカオは車と人が押し寄せておちおち観光はできなくなるとガイドさんが言っていました。今でも時間帯で人の大渋滞ができるそうです。
アヘン戦争で勝利したイギリスが香港を手に入れたのを見たポルトガルは、単なる居留地だったマカオを1849年に支配するようになりました。1999年に中華人民共和国に返還後、特別行政区となり、2002年にカジノ経営権を国際入札し一大カジノ都市になったのです。ラスベガスの何倍もの収益を上げています。土地も資源もないマカオが生き残るにはこれしかなかったのでしょう。
ガイドさんに聞いた話では、その収益はすさまじく、個人も法人も税率は7%のみで消費税もなし。カジノだけは35%の税率。教育・医療は無料で子どもには多額の奨学金も給付されるそうです。とは言え、賭博は賭博であり、たくさんの人が人生を狂わせています。例の大王製紙の社長をガイドさんは何度も案内したそうです。また、元大阪府知事や元都知事も視察に来たのを案内したそうです。
橋で繋がりすぐにこれる中国は、マカオに渡るのを規制していて選ばれた者しか行けないそうです。規制しても莫大な儲けがあり、規制を緩めるととてつもない中国の金持ちの金が流れ込むそうです。日本でも愚かな政治家がまねしようとしていますが弊害ばかりになるでしょう。
旅はまだ続きます。この後は香港の夜景などを楽しみます。