桜は早いところは散っていますが、前々から行ってみたかった吉野山の桜をやっと見に行くことができました。3日に高知を出て神戸の万葉倶楽部で泊まり4日の朝7時過ぎに神戸を出発し,
9時半に吉野山下千本駐車場に到着しました。5日からは桜のシーズンの交通規制が始まりここまで上がれなくなります。
ここから先は歩行者天国で車は通行できません。
駐車場の前にも絶景が広がっています。吉野山は1300年ほど前に役行者が金峯山寺を開くときに蔵王権現を桜の木に刻んだことから吉野では桜を御神木として植え続けられたそうで、今ではシロヤマザクラを中心に200種約3万本が山を覆っています。今年は例年よりもかなり早く満開となりました。
近鉄吉野駅の近くから出ているロープウェー(ケーブルとも呼ばれています)の上の駅です。現在は修理中で夏まで動かないそうです。
日本一古いロープウェイだそうでゴンドラも年季が入っています。
近鉄吉野駅です。
ロープウェー乗り場から登ってくる途中が下千本(しもせんぼん)です。一目で千本見える豪華さということで「一目千本」と呼ばれます。車で下千本駐車場までこれたので、この坂を上がらずにすみました。でも満開の桜を見ながら上がるのも悪くないと思います。
吉野山は数々の神社やお寺があります。中でも一番大きいのが世界遺産に登録されている金峯山寺(きんぷせんじ)蔵王堂です。とても立派なお寺で修験道の総本山です。
東南院です。鎌倉時代に作られ1300年の歴史を持っています。
吉野山に行ったら必ず訪れるべき吉水神社です。これも世界遺産です。
200円の拝観料を払って門をくぐると、中千本の桜を眺めることができます。それは見事です。
さらに400円の拝観料を払って日本最古の書院に入りました。
ここは古くは源義経が頼朝に追われて静御前と弁慶とともに約5日間過ごしたそうです。その部屋がこちらです。
後醍醐天皇が南朝の皇居としたのがこの玉座です。
また、豊臣秀吉が花見の宴を吉野で開いたときにここを本陣とし、その時に愛用した金屏風が残っています。
吉水神社から見た金峯山寺です。
なんとも数々の歴史のこもった書院です。吉水神社を後にしてどんどん登り五郎平まで行きました。遠くに上千本も見えました。
さらに40分ほど登ると奥千本に行けますがまだ蕾だそうでしたので山を降りることにしました。途中で名物の柿の葉寿司と桜寿司をいただきました。
結局2時半ぐらいまでの5時間かけて散策しました。この後、せっかく奈良まで来ていたので、これも前から行きたかった三重県の「なばなの里」に向かいました。