スペイン語で遊ぼう!みんなの広場_since2004

スペイン好き、ラテンアメリカ好き、スペイン語好き、スペイン語をやってみようかなぁと思っているヒト、寄っといで!

帰りはコワイ

2007-12-16 | 国境超えてパナマ_2007

パナマ最終日、12月5日は、早起きしてコスタリカに帰るだけの1日だった。朝7時発のアルミランテ行きボートに乗るつもりが、ボート屋に言われるままフィンカ60行きのボートに乗せられ、行きと同じ経路で帰ることになった。行きはサンホセからボカス・デルトーロまで合計8時間だったのに、帰りはもっと長く、つらかった。

チャンギノーラのバスターミナルで2時間待ちになったとはいえ、アルゼンチン人、スペイン語を話す米国人カップル(一般的に米国人は、外国人とはなるべく英語で通そうとする)と一緒になり、コスタリカ入国に必要な用紙に記入したり、朝食をとったりして時間をつぶした。

陸路の国境は一度経験したので心配なかったが、帰りは人が多く、行列が長かった。ここで初めて「帰りのチケット」の提示を求められるが、無事コスタリカに再入国。

 


コスタリカのイミグレーション

私はさっさとバスを降りて手続きをすませ、みんなが並んでいる間に右側の入り口を入りトイレに行った。水が流れなかった(汗)が、前日のスノーケル・ツアーで訪れた島でも水が流れなかったので、この時はもう「穴と壁さえあればいい」的な心境になっていた。

国境を越えてから、立て続けに3回も警察の検問があった。3回目はご丁寧に荷物チェックまであり、乗客のほとんどは内心切れていたと思う。アルゼンチン人は、「あのバスは検査済みだからパスしろとか、次の検問に電話で連絡すれば良いのに」と怒っていた。

行きはヨイヨイ、帰りはコワイ。

帰りは風景を楽しむ気分じゃなかった。バナナ・プランテーションを見ても、「あー、またバナナね」という感じである。行きと同じく、リモンの SODA(簡易食堂)で15分休憩があったのセが、先に数台のバスが到着しており、トイレは長蛇の列。食事よりトイレのほうが大事だったので、袋菓子を買って済ます。

本当に、帰りは長かった。待ち時間を含めるとボカス・デル・トーロから合計10時間。チャンギノーラからサンホセまでの直行バスだけで7時間かかっている。前日のボート・ツアーの後遺症もあり、骨に響くような旅であった。しかしながら、コスタリカ滞在あと90日というスタンプを手に入れることができ、出国旅行の任務は終了したのだった。

完。

 

スノーケル・ツアーでスノーケルしないのは私だけ?

2007-12-14 | 国境超えてパナマ_2007

翌日、12月4日は、コロン島近くの他の島を訪れた。スノーケルやダイブのツアーはあちこちの旅行会社で企画されているのだが、望んでいた半日観光というのが見つからず、朝9時半から午後4時くらいまでの、他の島を巡るスノーケル・ツアーに参加したのだった。

小さなボートで、客は4名。ガンガン水面をたたきつけるようにして走るので、お尻が痛い。初めイルカ観察をして、それからサンゴのある Cayo Coral へ。

「スノーケルは浅いビーチで」との説明だったので、それならイケルと踏んでいたのだが、実際は桟橋から背丈ほどの深さの水(底は砂じゃなさそう)に入らなくてはならず、しかも足ひれを貸してくれなかったので、足ひれなしでは金槌も同然 …の私はあきらめるよりほかなかった。ここでおぼれたり、サンゴや岩で手足を傷つけたりしては大変である。

 

食事は2件あるレストランのうち、ガイドの勧めるほうで各自注文。私が頼んだ魚介類のスープは、9ドルもするわりには海老が一匹、味もうすくて「いま三歩」という感じだった。

食事のあとボートで他の岸まで行き、そこから10分ほど歩いて Red Frog ビーチに到着。波が高いのでここでも泳ぐのはムリ。何しに来たんじゃ? でもビーチでくつろぐだけで私は良いのだ。

最後に、隣の島のポイントに行き、ボートからのスノーケル。もちろん足ひれのない私には「おぼれろ」と言われるのと同じこと。ゆらゆら揺れるボートで待機する。この間ちょっと気持ち悪くなる。

帰りのボートはますますガンガン縦揺れが激しく、ボカス・デル・トーロに到着したときには背中とお尻が痛み、頭がくらくらしていた。この夜、気持ち悪くて食欲も出ず、軽いものを注文したのにもかかわらず残してしまった。しかし、ボート・ツアーは貴重な体験だった、と書いておこう。

つづく。


Boca del Drago 理想のビーチはここにあり

2007-12-12 | 国境超えてパナマ_2007

Bocas del Toro は海に囲まれたかわいい街だが、残念ながら歩いて行けるビーチがない。ホテル・ラグーナのフロントで聞いたところ、バスで1時間近くのところに、Boca del Drago という静かできれいなビーチがあり、のんびりできるとのこと。バスは、メイン・ストリートの、公園のベンチあたりから出るそうだ。

12月3日、朝9時前に公園に行ってみると、 ボカ・デル・ドラゴ行きのマイクロ・バスがほどなく到着した。しかし出発は10時だと言う。何も急いでタクシーで行くほどのことはないので、執筆作業?をしながら待つ。

バスは初め海の近くを走り、それから島の中央あたりを突き抜けるようにして、地元の人々、制服を着た子供たちなどを乗せたり降ろしたり。。。ローカルな雰囲気の中、1時間ほどで到着したビーチは、波もなく静かで、これぞカリブの海という、ため息が出るほどの美しさだった。

 

レストランが1軒と、トイレあり。レストランで食べた魚料理は、あまりおいしくなかったが、10ドルもした。Bocas del Toro もそうだけど、食べ物は一般的に高い。コスタリカから来ると特に高く感じるようだが、観光地なのでしょうがない。コスタリカも、マヌエル・アントニオのビーチなんかはこんなものだろう。

 

レストランから見た海。ハンモックで寝たら気持ち良かったよ!

帰りのバスは、午後1時と4時、そして最終が6時だった。

つづく。


Bocas del Toro

2007-12-11 | 国境超えてパナマ_2007

12月2日、午前9時サンホセ発のバスに乗り、パナマ時間午後6時には無事 Bocas del Toro の桟橋に到着した。予約していたホテルは、歩いてすぐのところにあった。小さな街なので、どこも「歩いてすぐ」である。しかし残念ながら、歩いてすぐのところにビーチはない。

宿探しも旅のうち。

…とはいえ、年齢とともに現地での宿探しがおっくうになってきた。今回は、何も急ぐわけではないのだが予算の都合で三泊四日を予定し、「地球の××方」にも出ている Hotel Laguna を三泊とも予約していた。メールで問い合わせたところ40ドルだったので、まあいいか、と思ったのだ。私の部屋は1階だったので、湿気が多いのが気になったが、清潔だしシャワーのお湯もジャンジャン出て快適だった。フロントの panameña(パナマ女性)は親切で感じが良かった。

併設されているレストランが、朝7時から開いていて便利だった。ここの朝食は、渡された細やかなメニューの用紙に注文分のチェックを入れるシステム。フルーツ皿、コーン・フレークとヨーグルト、パン・ケーキなど、色々あるのが嬉しい。

Bocas del Toro は、南の島特有の、のんびりした雰囲気で、サーフィンやダイビング、観光に訪れた外国人で満ち溢れていた。バックパックを背負った、あるいはキャリーバックを引いた人々が、毎日ボート乗り場からメインストリートへ流れ出る。

「ここはボカス・デル・トーロだよ~、大丈夫だよ!」

これは「暗くなってから歩いたら危ない?」と聞いたときの、レストランの panameño(パナマ男性)の答えである。

つづく。

注:パナマはコスタリカより1時間進んでいる。


待ち時間も旅のうち @ボート乗り場

2007-12-10 | 国境超えてパナマ_2007

フィンカ60 のボート乗り場で1時間待つハメになったが、「今日コロン島に着けないならこちらに泊まればいいし」というのんびり派のバックパッカー君たちは全然動じない。

米国人二人組は、ギターに似た弦楽器を取り出し、桟橋で遊んでいた地元の子供たちと交流し始めた。楽器を弾きながら歌ったり、子供たちに楽器をさわらせたり、子供が巧みに漕ぐカヌーに乗せてもらったりしている。


待ち時間も旅のうち。


細かいスケジュールのない彼らの旅には、ストレスはない。

ここに、旅の原点を見たような気がする。


フィンカ60 からボートで CANAL(水路)をすりぬけるようにしてカリブ海に出ると、めざすボカス・デル・トーロのあるコロン島が見える。ボートは、大きな船と違ってゆらゆら揺れるわけではなく、ダダダダーと走るので酔っているヒマはなかった。所要1時間。野鳥が舞い降り、牛が放牧される CANAL の風景は美しく、マングローブ林すれすれを走りぬけて行く感覚は得がたいものだった。

つづく。